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愛を知らない孤独な白ライオン王×子だくさん側近の、ハートフル王宮ラブ!
shiro lion ou no kozurekon
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
子連れ婚、もともと伴侶持ちで死に別れて...とかだったらちょっとヤだなぁと思っていたのですが、
自由すぎる兄の子を代わりに育てているのでした。
生活に困って、嫌われ者の王様に仕えるようになり、そのうち見初められて結婚のパターンかなと読み進めていくうちに、連れている子どもの数が兄の実子よりひとり多いことがわかり!
アクイラの木が最後に効いてきます。
歳下だからって王様に対して最初っからタメ口きいちゃうのには若干違和感ありでしたが。
絶賛子育て中のビイにはライオン王もかわいく見えちゃったのかな♡
今回は血塗れな噂をもつライオン獣人の王と
兄の子6人を育てるユキヒョウ獣人のお話です。
宰相の企みで孤立する攻様と関わった受様が
陰謀を乗り超えて攻様の伴侶となるまで
受様の暮らす猫科獣人の王国は
長かった戦争を終わらせた
白ライオンの王が治めています。
受様は兄の子供6人を育てる
ユキヒョウ獣人です。
受様の国は長く
犬化獣人国との戦争をしていて
受様兄弟は戦災孤児となりますが
ある夫婦に拾われて家族となります。
ところが
兄は元旅人の養父の影響からか
気が付けばふらふらと外へと
出歩くようになったばかりか
旅先で恋人と子供を作っては
受様に預けてる事を繰り返し
受様は今では
6人の甥っ子を1人で育てる
立派な"ママ"になっていました。
甥っ子達は皆
とても良い子で可愛いのですが
何をするにもお金が足りません。
それなのに
兄が借りたという金貨300枚もの
借用書が届いた届いた上に
受様の職場が
貴族の暴走馬車の被害を受けて
復旧の目途も立たない状況になります。
同僚達は王宮への直訴を決め
受様も皆とともに王宮を目指しますが
受様は王宮内で行き倒れていた獣人が
どうしても気になってしまいます。
受様が助け起こした獣人は
土気色の顔色のまま受様の腕を掴んで
受様にある話を持ち掛けてきます。
「3食昼寝付きである方の補佐をしないか」
背に腹は代えられない受様が
おっかなびっくり向かった部屋で
机に向かっていたのは…
なんと、血なまぐさい噂の絶えない
白銀の王その人だったのです!!
この王こそが今回の攻様です♪
尊大な態度の攻様は
受様の話を全て疑ってかかりますが
誤解が解けた後の貴族らしからぬ
真摯な態度に心を打たれます。
借金清算のために
甥っ子ともども王宮に住込みで
1ケ月の補佐役を引き受けた受様ですが
待ち受けていたのは
王位を巡る陰謀渦巻く世界でした。
果たして受様は無事に
お勤めを果す事が出来るのか!?
1人の側近だけを味方に
王の仕事に邁進せざるを得なかった攻様と
甥っ子6人を1人で育てる受様が育む
恋物語になります。
前々王の叔父である宰相は
前王亡き後の戦のさなかに
第一王子夫妻とその子を亡き者にし
自らが王になろうとしますが
隠されて育った継承権のない
妾腹の第二王子だった攻様が
戦場にて敵の総大将を倒して
凱旋して王となったために
攻様を孤立化させて
王政からの排除を目論んでいます。
攻様の協力者は
戦で助けた狼獣人である側近だけで
議会での提案も悉く退けられ
孤立無援となっていました。
そんな中で攻様の補佐となった受様は
まずは王宮の人達がもつ
攻様の悪印象を取り除き
少しづつ味方に着けています。
攻様の過去を知った受様は
彼の孤独を癒したいと思い始めますが
受様の末の甥っ子が
攻様の兄の忘れ形見候補の1人と
目された事で受様達一家に
宰相の魔の手が伸びてしまうのです。
下の双子の砂かけ遊びの謎や
兄の自分の子供達への違和感等
細々と配置された奇妙なズレが
すべてあるべき場所に収まるまで
ワクワク&ドキドキで
たいへん楽しく読めました (^O^)/
6人の甥っ子達もそれぞれの性格が
ちゃんと描き分けられていて
受様と甥っ子達の暮らしぶりは
ほんわかほのぼのムード満点♪
普段は法を順守する攻様が
法を護らぬ借金取りや宰相から
受様を守って戦う時の一言が
すごーく萌えました。
颯爽と現れた上での決め台詞
「法を守らぬことを選ぶのか」
(ここだ悪役の守るわけないとの答え・笑)
「実は、私もそちらのほうが得意だ」
攻様の目がキラってなって
BGMが流れてきそうなシーンです。
悪役をバッサリしちゃう姿が
とってもカッコイイです (*ノωノ)
今回は2人の恋の展開だけなら
「萌×2」って感じでしたが
甥っ子達絡みの秘密にやられたので
「神」評価とします。
次のお話もとっても楽しみです♪
今回はファンタジーなお話で強気な年下攻な1作
鳥谷しずさん『紅狐の初恋草子』をおススメ。
こちらもミスリード有りで楽しいですよ。
サマミヤ先生の挿絵狙いで購入したら、挿絵はもちろん素敵だったのですが、受けのタイプが面白かったので萌2にしました。「ややおかん?」な受けに興味ある方におススメしたいです。本編のみ210P超+あとがき。女子が出てきますので一応お知らせしておきます。(さっぱりした女子)
お話は、フォーマル王国王都の市場で、家族皆とお買い物をするシーンから始まります。4男、5男が「じゃがいもをどこで買うべきか」で相談しあっている姿を見て、嬉しく思うビイ。6人の子持ちですが、全員、旅をしている兄がどこかから連れてきた子供で、ビイは少ない月給をやりくりして何とか育てている状態。そんな中、勤め先が貴族の無茶により破壊され、さらには兄の借金の担保として家を取り上げられ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
6人のお子様、王様の側近、悪党、悪党の孫娘、受けの兄、王宮で働く人々少々といったところ。皆さん獣になれる種族で、ライオンさん=王族という設定です。ビイはユキヒョウ♡
**以下は内容に触れる感想
お子様話がママさんあるある話になっていて、面白かったです。すっかりおかんとなっている受けさんですが、その威力を王様に対しても存分に発揮。有力貴族と対立して孤立していた王様の心を癒し、歩み寄り、だんだんタメ口っぽくなり、王様を甘やかしたいと思うようになり、お互い陥落(笑)
攻め受けの気持ちという面は良かったのですが、途中から出てきた女子のエピソードが「そりゃないわ」とつい言いたくなってしまうものだったので萌2どまりにしました。
沢山の子供たちのエピソードや、獣姿の時のグルーミングというかコミュニケ―ションの様子等も楽しかったので、お子様好きやモフモフ好きな方にも良いのではと思った一冊でした。
こちら、ほのぼの甘々な子育てもので獣人ものになります。
デビュー作から思ってたのですが、とにかくストーリーがしっかりしてる作家さんなんですよ。
今回もですね、かなり巧妙に仕掛けられてるので、終盤でアッと驚かれる方が多いのではないでしょうか。
まんまと躍らされた私は、「やられた!!」てなもんですけど。
まぁ、こういうしてやられた感は楽しいものです。
内容ですが、皆に恐れられている白ライオン王・ハウト×6人の子育てをするユキヒョウ・ビイによるほのぼの甘々な子育てもので両片思いものです。世直し的な面白さもあったりします。
失踪した兄の代わりに6人の子供を育てているユキヒョウの獣人・ビイ。
彼が兄の借金を抱え、更に仕事が無くなってしまった所からお話はスタート。
ひょんなキッカケで王宮での王の補佐役にスカウトされた彼が、噂が先行して孤立していたハウトと周囲との架け橋となり、淀んでいた王宮内に新風を吹き込む様。
そして、行方不明になっているハウトの兄王子の忘れ形見の謎-。
更に並行して、共に過ごす二人が互いに惹かれ合い、結ばれるまでとなります。
こちら先にも書いたのですが、ストーリーが面白いんですよね。
ビイですが、責任感が強く人情味があるとでも言うのでしょうか。
兄の子6人を、貧乏ながら愛情深く育てているんですね。
そんな彼が突然、王の補佐役として働き、6人の子供と共に王宮で暮らす事となるー。
で、白ライオン王のハウトですが、彼は完全に王宮で孤立しています。
使用人達からは、戦争での猛々しい姿のみが印象付けられて恐れられ、王位を狙っていた宰相と敵対関係に在るため、臣下達にも味方はほぼほぼゼロ。一人だけ飄々とした側近はいるけど。
初対面時こそ、そんなハウトを恐れていたビイですが、彼は持ち前の面倒見の良さと気の強さであっと言う間にハウトの本質に気付く-。
そう、ハウトですが、実は生真面目で責任感の強い不器用な男なのです!
個人的にですね、皆に誤解されてる攻めと、受けだけがそんな彼の本当の姿を知ってるみたいな設定に滾るんですよね。
また、受けが架け橋となり、そんな攻めが皆に受け入れられてくのに爽快感を覚える。
あと、二人で街中なんかに出ちゃって、不正を働いてる役人なんかを成敗!!みたいな。
世直しものも好きだったりするんですよね~。
で、二人(+ちびっ子6人)でそんな時間を過ごすうち、惹かれ合う二人-。
こう、キュンキュンさせてくれるエピソードなんかもお上手で、二人で王宮の屋根に登って語り合ったり、ビイが間違えてハウトのベッドに潜り込んで抱き付いて寝ちゃうみたいな!!
生まれた時から孤独の中にあったハウトが、ビイのあたたかさに触れて安らぎを覚えるみたいなシーンが巧みなのです。
なんだかジンワリくる・・・。
で、ほのぼの可愛いだけのお話かと言いますと、練られたストーリーでアッと驚かせてもくれるのです。
これ、伏線や巧妙な罠がちょくちょく仕掛けてあるんですよ。
伏線かと思ってたら、罠じゃん!!みたいな。
とりあえず、最後の種明かしで「やられた!」と爽快感を味わっていただきたい!!
あと、主役二人のみならず、サブキャラも魅力的でした。
まぁ、ビイのお兄ちゃんはダメダメですけど。
一応、悪い人では無い。
と、個人的に好みで、とても面白い作品でした。