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kinniro ookami to haiiro neko
WEB小説には2種類あると思います。息をつかせぬ程面白いのと、ダラダラと作者が書きたいものを書く作品です。
こちらの作品は後者だと思います。
イブキとミシェイルとジェルヴェとセヴランの番カップルが登場しますが、イブキとミシェイルカップルだけに絞って物語を掘り下げれば面白くなったと思います。
イブキが異世界から来た稀人と言う設定も何処かにあるような設定だし、とくに事件もなく終わります。
ジェルヴェとセヴランカップルに至っては特にいらなかったと思います。
むしろイブキを診察した気持ち悪い狐の医者や、ミシェイルの尻尾を切断した狂気的な幼なじみをもっと絡ませてれば面白かったのではと思います。
獣人の国の番の話をダラダラ書かれても、世の中には腐るほどあります。
仮にも書籍として発売するのであれば、古のやおい的な作品はやめて下さい。
こちら、ほのぼの甘々な異世界トリップもので獣人ものです。
web小説でして、ムーンライトノベルズの方でも読めますので、気になった方はチェックしてみて下さい。
ちなみに、私は「ちょっと読んでみるか」とサイトを覗きましたら、まんまとハマって購入にいたりました。
主役カップルに、サブのカップルと言う2組の物語が書かれてますが、実はサブカップルの方にハマっちゃったんですね。
でも、主役カップルも可愛いです(*´▽`*)
内容ですが、獣人の国を舞台とした逆異世界トリップものです。
ツガイが必ず存在し、そのツガイのみと結ばれるのが当たり前な世界。
灰色猫で26才になるミシェイル(地味系美人)ですが、未だに番紋が現れません。
そんなある日、異世界から突然現れた青年・イブキチヒロ。
彼は金色狼へと転変しますが、ミシェイルのツガイである証・番紋が現れ-・・・・。
また、イブキの上司で「運命の番」そのものに不信感を抱いている灰色狼のセヴラン。
軍の任務の途中で出会った黒虎・ジェルヴェに公衆の目前で押し倒されます。
実は彼は、セヴランの運命の番で-・・・・と言ったものです。
まずこちら、主役カップルであるイブキ組になりますが、両片思いのすれ違いものです。
ずっと自分の運命の番が現れるのを待ち続けていたミシェイルですが、異界から現れたイブキには番と言う概念がありません。
また、イブキがこの世界に来てしまったのは、運命の番であるミシェイルに引き寄せられたからー。
イブキの気持ちを慮ったミシェイルは自身が番である事を隠し、彼との同居生活を始めてと言う流れです。
で、このカップルですが、これと言って大きな事件はありません。
両片思いの二人がくっつくまでを、ジレジレと楽しむ感じでしょうか。
自分のせいでこの世界に飛ばされてしまったイブキに対して、負い目を感じているミシェイル。その為、イブキへの態度がぎこちないのです。
また、ミシェイルの不自然で構えたような態度に、自分が怖がられていると勘違いしているイブキ。
こんな二人の距離が徐々に近付き、誤解が解けて結ばれるまで-。
これがほのぼのテイストで綴られてと言った所。
いや、本人達はそれなりに苦悩してますが、読者としてはニマニマて感じで。
萌え所ですが、運命の番に伴う諸々の設定です。
番に対してですが、それぞれ相手にだけ特別な、惹かれる香りを感じるんですね。
あと、イブキは金色狼と上位種です。
番に対してですが、上位種は特に保護欲や独占欲が強く働くー。
ミシェイルに対して特別な感情を(まだ)自覚していないイブキですが、ミシェイルが他の男から言い寄られたりするのを見て、独占欲を露わにするのにニマニマと。
ちなみに上位種の為、この時に(怒鳴っただけで)店が破壊されます。
まぁ、受けに対して保護欲や独占欲を露わにする攻めと言うのは、大変ツボだったりするので。
で、もう1組のカップルであるセヴラン組。
こちらが好みのど真ん中でして!!
イブキは上位種の為、軍人として働いています。
そんなイブキが所属する隊の副隊長で、教育係であるセヴラン。
彼は運命の番に不信感を抱いていて、皆が当然探す「自分の番」にも無関心。身体だけの関係を奔放に楽しむ自由人です。
そんな彼が、偶然自身の番と巡り合ってしまう-。
で、この世界ですが、運命の番と言うのは絶対です。
巡り合った番同士が例え任務の最中におっぱじめようと、皆おおらかに受け入れる。
ワンコ(虎だけど)丸出しのジェルヴェにセヴランが襲いかかられてようと、「上位種同士が盛ったら2日はかかるな」とか言って、皆任務に戻ってしまう。
異世界人であるイブキだけが「ムゴい」と怯えているのが何ともかんとも。
公衆の面前でおっぱじめる二人に、それを至極当然として受け止める面々。「上位種同士は面倒くせえなぁ」とか言いつつ。
ほのぼのしてるのに何ともシュールですが、これがこの世界の常識です。
あと、運命の番でありながら、いつまでも他人行儀で心を許さないセヴラン。
彼が好きで好きでたまらないジェルヴェ。
この二人がくっつくまでの過程が、とても萌えるのです。
ひたすらセヴランを求めるジェルヴェがいじらしくて。
また、セヴランが何故これほど運命の番に拒否感をしめすのかー。
彼のバックボーンが語られる事により、これまでの言動に共感を覚えるのが巧みです。
この二人の落とし所には、大変ニヤニヤさせてもらえました。
一途なワンコと、ツンデレ受けは大好物でございます(*´▽`*)
ところで、こちら先にも書いたようにweb小説。
失礼ながら、完成度は高くありません。
主役カップルのすれ違いだったりも、ストーリーを語る中で読者に自然に落とし込んでと言う形ではありません。
「二人は勘違いからお互いに誤解してるのに気付いてない」みたいに、そのものズバリ言っちゃってます。
要は、状況説明だったりが分かりにくい部分がある。
あと、いくらこっちの世界で転変したとは言え、あまりにすんなり異世界に馴染むイブキに違和感を覚えたり。
そんな微妙に引っ掛かる部分もチョコチョコと。
何だろう・・・。練りがちょい足りないと申しますか。
そんなワケで、苦手な方は苦手ではないかと。
お値段もちょい高めと、賭に出るにはリスキーなので、気になってる方は試し読みだけでもしてみてから購入をご検討下さい。
ちなみに、私はセヴラン組だけとかにして、文庫だったらもっと評価は上でした。しみったれてて申し訳ありません。
あと、書籍化にあたり、2組のカップルの甘々な短編が書き下ろされてます。
タイトルは「ベッドが壊れた」。
仲が良い事は素晴らしい!!