お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
王道まっしぐらな作品も好きですが、やっぱ作者が書きたいシチュエーションをめいっぱい楽しんで書いてる作品のほうが読んでて楽しいです。
潜入捜査みたいなことをやってる刑事と、情報提供者のエス。この関係性だけで、シチュエーション萌えしました。
一番好きなシーンが、ライターを受け取る安藤が主人公の手を思わず掴むシーンでした。本筋にはあまり関係ないんだけど、思わずドキッとさせられる緊張感のあるシーン。
こういうシーンを描ける作家さんはスゴイと思う。
この作品は好きな人はものすごく好き。
苦手な人は……の部類でしょうね。
私は甘甘ラブラブだけのものは、どうしても読む気がしないのでこういうハードなものばかり手にしてしまいます。
BLの中ではそう言う作品は数としては少ないと思うので、そう言うものが好きな人には貴重な作品だと思います。
ストーリーも人物の過去などもハードです。
死人も出ますし、おとり捜査などもあるのでスリリングで心拍数も上がります。
要するにそう言ったBL関係なしでも作品が楽しめて、更にそこにBL要素があれば最高!と思える人には神作品ではないかと思います。
ストーリー優先か、BL萌えを優先かによって評価は分かれるような気がします。
萌えを優先すると限られるような気がしますので……
ただのヤクザ×刑事ものではありません。
過去にトラウマを持つ、若くて綺麗で頭脳明晰な刑事と、そのエスになったやくざとの綱渡りをするような関係。二人を取り巻く様々な事件(第1作目は拳銃の密輸)。シリーズを追う毎に少しずつ明らかになっていく謎。などが読みどころかと思います。
シリーズで出ています。
CD化もされています。
話は難しいような気がするんですが、だいたいの流れはわかりました。
椎葉・・・刑事だけど裏ではヤクザとか風俗関係の人たちとの交流(って言ったら変かもしれないけど)情報をもらっている。その情報をもとにして、武器などを探して事件係りに情報を渡すという情報係りをしている。
宗近・・・表は普通に仕事をしているみたいだけど、裏の顔はヤクザ。
椎葉にSとして情報を提供している。
この二人が主人公で、椎葉のSが宗近だということ。
宗近は椎葉の犬みたいな扱いだからといって宗近が受けということではないです。宗近×椎葉です。
話的に甘甘を期待する人にはお勧めできません。どちらかというと恋愛感情というより仕事を優先とする男たちみたいな感じでしたから。
仕事柄どうしても宗近に心を許すことができないので、体だけの関係です。
まあでも椎葉のオ○ニーショーの場面が印象強く残ってます(え)
宗近の変態っぷりと下ネタが面白いのでお気に入りのキャラとなりました。
あと好きな場面と言えば中国マフィアにSMプレイをさせられるところかな?
でももうちょっと椎葉をいじめてほしかった(え)
鞭でバシバシとたたくところとか玩具を使うところがニヤニヤしました。
絵もすごくステキですね!!話と絵がぴったりと一致してると思います。
自分好みの絵だし、話も裏社会物なので気に入りました!!
アンダーグランドな刑事✖ヤクザものってだけで大好物なのですが、流石です。流石です!英田先生!
ストーリーがしっかりしてこれだけ骨太なBLに未だかつてお目にかかったことがございません。むしろ、BLジャンルも超えてるような…。
魅力的すぎる攻め宗近。惚れました。
隙のない出来る男(もちろんイケメン)とエロオヤジの神バランス。最高です。
かたや、誰にも心を開かない山猫のような受け椎葉。
この二人の関係性が巻を追うごとに変化していく様は、椎葉の心にリンクしてしまい、恐ろしいような何かにすがりたいような、たまらなく胸が苦しくなり引き込まれました。
男と男がすべてをかける愛が圧巻です。
他の方も書かれていますし細かい内容を上げるとキリがないので割愛いたしますが、ハードボイルドかつピリピリするような空気感が作品中にずっと漂っています。
ここまで濃厚かつ純粋なBLストーリーに仕上がるのも、まさしく作家先生の力量なのでしょう。
シリーズ以外にSSもちょこちょこあり、その後の彼らに会えるのも嬉しいところです。
文句なしで神棚いきのシリーズでした。
英田サキさん初読みが、「花片雪」で、これがびっくりするぐらい面白くなかったので、「エス」程の有名作でも合わなかったらどうしようとおそるおそる手に取りましたが。。。
なんですかこれは!テラ面白いじゃないですか!
サスペンスストーリーの中でお仕事で絡む大人同士の恋愛。好みすぎる。
サスペンスが火サスっぽくなく本格的なのがよい。それから、恋の駆け引きが楽しい。会話がおしゃれ。CPの想いが通じ合うクライマックスでなぜか陳腐な会話になってしまったのが唯一残念なところだけど、それ以外は非常にはまった作品でした。もちろん全シリーズ即買い。
協力者である”エス"との強い絆。片思いする一途なエスとそれを利用する後ろめたさを抱える椎葉。エスに抱くのは恋愛感情ではないけど何があっても守るという決意はある。しびれる。。
そして、エスを通じて、傲岸ながら大人の余裕の宗近と出会う。お互いにエスに対して強い想いを持つ。仕事上、やむを得ず宗近に接近するが、遊ばれる椎葉。お互いにからかいと損得勘定が入り交じった始まりだったはずなのに、二人の関係によってこれまで抱えていた孤独が次第に癒やされていく。
仕事上の協力関係と、プライベートでの親密度が絡まるよい展開。
宗近の過去や安東への想いの背景などはあまり明かされないので、今後の展開に期待。
刑事の椎葉と彼のエス(情報提供者)を取り巻くお話。
英田先生の刑事もの(サスペンスもの)は用語や描写がいつも詳細で読んでいて引き込まれます。
椎葉は情報収集を目的として裏世界の人間と接触するためファー付のコートを着たり刑事らしからぬ風貌。
しかも綺麗な顔立ちときているから、男性からも狙われますよね。
最初は表紙の椎葉と刑事という設定がリンクせず、ホストっぽいよなと思ってしまいました(笑)
そして椎葉のエスとなり情報提供する交換条件として椎葉の肉体を求める宗近。
まだ宗近は謎多き人物ですが、いつも危ないところで椎葉を助けてくれる気になる男です!
早く2巻よみたい
かっこよくないシーンが全くない隙のない作品です。
だからおもしろくないんじゃないかと思われるかもしれませんが、おもしろいです!!
吹き出したり、笑うようなおもしろさじゃないですが。
かっこよくてテンションが上がるし、エキサイティングでおもしろいみたいな。
英田先生の作品は世界観が本当にきちんと作られてます。
この作品は特に丁寧です。
文章の表現の仕方は、難しすぎず易しくしすぎてかえって読みにくくなってることもない、まさしく的確です。
英田先生の文章はきれいです!
この物語は全体を通して椎葉視点です。そのため当然そこには彼の心情が描かれています。
椎葉はとても素直じゃない男で、さらに実は宗近奎吾への愛情をおそらくかなり早い段階から既に持っていることを全くもって自覚していないという……。
自覚がないため、彼の宗近への愛情を椎葉視点の文章の中で表現されることはとても少ない。最初の頃は、ほぼ皆無。だって本人自覚ないんだもの。でも読者にはわかります。代わりにそれらは椎葉の行動によって表現されているんです。
彼の行動と感情表現のギャップがなかなか見どころです。
その矛盾が、紛れもなく読者に椎葉は宗近が好きだと訴えかけてくる。巻を追う毎に、それはそれはとても強烈に。切ないほどに。
こんな面倒な性格の椎葉を表現するのは難しい。もっと素直な主人公ならと思うけど、素直じゃない&宗近好きの自覚なしの椎葉がとっても魅力的!すっかり虜になりました。それに心配ないです。英田サキ先生の筆力と、椎葉自身の行動でちゃんと描かれてますから。
例えばです。
エレベーターでの初対面。後々これが初対面ではないと宗近から語られますが、椎葉にとってはまさに初対面。椎葉は一目見て、既に宗近は他の人とは何か違うという不思議な感覚に襲われています。自覚なしですが。
宗近はこの時既に椎葉に好意を抱いており、あわよくばと考えていたと思われます。ただし友人である安東の恋人と思ってますので表立って手出しはできず、電話の声という荒技※1を使っています。
二度目の接触。宗近が謎の声の正体だと明かすように椎葉の腕を掴んで囁いたシーンです。宗近、俺のこと気づいてアピールです。一方の椎葉は宗近に特別感は抱いており、安東にあいつは誰だと名前を確認します。そして「あの男は好きじゃない」と言う。椎葉は普段人の好き嫌いの評価はしないとのこと。それと椎葉の性格を踏まえて翻訳すると「あの男なんか気になる」でしょうか。
三度目の接触。宗近、椎葉がフリーになった途端の猛アピールです。椎葉は、前から気になっている宗近に「お前をよこせ」と情熱的な宗近の告白を受けます。椎葉は「その気になんて、なるわけがない」と怒ることで自分自身の感情に必死で蓋をしてますが、蓋をする=中身の感情は隠さなければならないもの、のようです。でも無理もないです。優男・安東とは正反対の宗近の強引な愛情表現。すっかり惹かれちゃうのわかります。椎葉が宗近を好きになった瞬間、多分ここかなぁ。いや、もっと前かなぁ。
四度目の接触。椎葉、六本木ヒルズの宗近のマンションへ。宗近にすっかり抱かれてみたくなっております。結局抱いてもらえなかったけど。バージンは抱かないと言われた時の椎葉の反応が見ものです!可愛いすぎる。そして宗近に対する気持ちを認めたくない椎葉のプライドや素直じゃないところはやっぱり良いなぁ。
五度目。初めてのキス。本気で嫌なら逃げられたよね。……椎葉、逃げない笑
椎葉の感情表現と行動のギャップに萌えます。
そして六度目の接触。自室のベッドで眠れずにふと宗近に電話をかけるシーンです。ここで初めて椎葉から宗近にモーションかけました!渇いた心を満たすもの——それは宗近だったという事ですよね。椎葉、宗近のことが好きだと自他共に確定です。
以上、勝手な考察です。ちょっと面白おかしく書きましたが実際のところ椎葉は揺れ動く心の狭間で苦しんでいたように思います。読んでるこっちも苦しくて辛い……。だからこそ宗近と椎葉の幸せを願ってやまない。
※1 宗近「安東に気をつけろ」じゃなくて「安東に気をつけてやれ」って何で最初から言わなかったんだろうと考察。結果。宗近、お前は策士だ。わざと椎葉が勘違いするように仕向けたようです。そして椎葉が安東の裏切りを疑ってそれに安東が気づき、二人の仲を破滅させようとしたのでしょうか?! ……安東、本当に報われない男です。
数年前にこの作品のドラマCDを聴いて大ファンになり、今更に小説を読み出しました。英田先生のハードボイルドの魅力満載の逸品、”エス”シリーズ~先生の作品は本当に面白いです。
宗近(実業家、ヤクザ)×椎葉(刑事)、この相容れない二人が”エス工作”という特殊な任務を遂行しながら、互いを確立し、互いに成長し、関係性を深め、本物の愛を知る。
感想はCDのレビュー欄で述べているので割愛しますが、ほぼ原作に添った内容になっており、この尺をあそこまで上手く構成、演出されていて感心しました。ただ、どうしてもCDだけでは細かい描写、二人の感情までは読み取れなかったり、こういう流れだったのだと気付かされたりで、小説を購入して大満足です。
CDで知り得なかった宗近と椎葉のちょっとしたモノローグ、叙情的な感情が浮き彫りになったりして、とても楽しめました。英田先生の世界観、表現、思考、言葉、すべて好きだなぁ。
ベテラン刑事さんの”エスは自分の女と一緒だ”の深いお言葉には、宗近の言動を振り返って重ね合わせてみたりで、なるほどなと頷いてしまいました。(笑)そして、椎葉は早い段階で宗近という男に飢えていた上に、宗近を強く求めていたんだということに気付きました。(うすうすはわかっていましたが、活字で読むと更に信憑性が増しました)
私が最もテンションが上がったのが、英田先生も触れておられた奈良先生が描かれたイラストの宗近のお尻!お尻の形、太腿の肉付きといい、背中、スタイルが想像通りで素敵すぎました!さらに宗近のかっこよさに惚れ惚れした次第です。すべてにおいておまけ感たっぷりの小説になっておりました。