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腐れ縁の親友・仁哉に押し倒された晃太郎は!?
ashita ninatteo soba ni iru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
先の姐様も仰ってますが、話は面白かったです。
ただ、萌えとしては微妙だったので中立にしました。
<あらすじ>
仕事が忙しく久しぶりの逢瀬で振られてしまった晃太郎(受け)。
いつも、相手が別の人を好きなって振られてしまうのです。
カフェ「沙耶」の店長で親友・仁哉(攻め)とやけ酒を飲んでいると、「恋人に立候補する」といって、いきなり抱かれてしまいます。
今まで親友としてしか考えたことがなかった上、恋愛に向いていないと思われる自分は仁哉と別れた時のことを考えて付き合えないと思うのです。
行きつけのバーでは元恋人・大石とその新恋人・幸春がしつこく絡んでくるし、ほぼ同じタイミングでバーの常連で同じアパートの住人・井崎にも告白されるし、晃太郎の周りは落ち着きません。
今までのままでいたいと思う晃太郎に反して、仁哉の態度はぎこちなくなり・・
・
晃太郎と仁哉の関係は晃太郎がなかなか自覚しないせいで拗れてるのですが、彼を責める気にはなれません。彼の家庭環境が気の毒すぎる。
大恋愛の末、反対を押し切って結婚しておきながら早々に醒め、お互い愛人を作り、晃太郎に責任を押し付け離婚せず、高校を卒業した途端それぞれが家庭を持ち、晃太郎は捨てられてしまうという悲惨な子供時代。
周りに家庭不和だと悟られない努力だけは怠らない両親。
食事すら満足に作ってもらえず、全てコンビニ弁当。
両親を見ていたら恋愛に夢を見られないことも仕方ないことだと思います。
だから、自分の居場所になってくれた「沙耶」と親友の仁哉を大切にしたいあまり、関係が変わるのを恐れて大して考えもせず断ってしまうのも仕方ないかなと思いました。
今まで通りでいたいと思っても、告白された時点で断ろうが受け入れようが今まで通りにはいかないのに、悪あがきをしてしまい余計に悪循環に陥ってしまうのです。
二人が両片想い(片方は無自覚)を盛大に拗らせ、周囲を巻き込んでやっと両想いになるという話なのですが、登場人物が結構多いのと謎な行動をする人が多いので読み終わった後もすっきりとはいかず、いろいろ気になりました。
仁哉に特別扱いされるのが気に入らず(晃太郎はそう思っている)、晃太郎にだけ態度の悪い女子大生バイト。
晃太郎の恋人を奪ったのに実は別に好きではなくすぐに別れようとし、何故か絡んでくる仁哉に過去告白したという大学の後輩・幸春。
晃太郎のことを心配しアドバイスしてくれたバーの常連・ナルミ。
晃太郎に告白し、振られても諦めない隣人・井崎。
晃太郎の元恋人。
と絡んでくる人が多い。
読み終わってから行動の意味が分かった人もいますが、最後まで謎だった人もいました。
二人がくっついた後、周りがどうなったのか非常に気になります。
井崎は年単位で恋人は作らないといった晃太郎を次に気になる人ができるまで待つと言っていましたが、諦めたんだろうか。
バイトの子は途中二人が拗れているときは戸惑っていたようですが、再び親しくしたらまた酷い態度を続けるんだろうか、とういか仁哉は知っているのに何故注意しないんだろう。晃太郎が居心地悪くなるような態度をとるのを許す意味がわからない。
幸春は読んでいる間ずっとよくわからない行動をとってると思っていたけど。結局、晃太郎に対しては好意の裏返しのようでしたね。それが恋愛でか先輩としてかは結局わからなかったけど。
そして、ナルミの謎の行動はなんだったのか。晃太郎を心配していたのは確かなんだけど、彼のバックボーンが気になる。
謎のままで終わるのは座りが悪いので、晃太郎の知らないところでいろいろ動いていた人々がどういう思いで行動していたのかも全部つまびらかにしてほしかった。
それにしても、謎が多かったからもあるけど、わき役が気になる。謎多きナルミの恋愛もメリットないように見えた行動を取る幸春の恋愛も井崎の恋愛もとても気になります。
スピンオフがあれば読みたいと思いました。
『中立』評価をつけましたけれど、お話は面白かったです。
恋物語とは違った意味で。
激しくネタバレしないと書けないので、ブランクを取りますね。
私には『虐待されて育った子どもが、家族の温かさを求め続ける話』にしか読めませんでしたぁ!
晃太郎、痛々しいったらない。
どちらも外に愛人を作って、関係は破綻しているのに「おまえのために別れない」と言う両親の下で、コンビニ弁当だけを食べて育った子なんですよ、晃太郎って。
高校の遠足もコンビニ弁当で、それに気づいた仁哉が自分の手作り弁当と交換してくれたのが、仁哉に『餌付け』されるきっかけで、その後、仁哉の祖父とも交流が出来、彼の家兼喫茶店に入り浸ることになるんです。
なので、仁哉は晃太郎にとって『家庭というものの象徴』に見えます。
それが無くなってしまうかもしれないと思った時の晃太郎が抱いた危機感はよく解るんですよ。
「でも、それって恋なのか?」と、疑問に感じちゃう私がいるんです。
まあ、恋の形は様々なので、私が「これは恋じゃない」とは言えません。
そういう恋のあり方を描いたお話でも、大好きなものがあるような気がしますし(この辺、矛盾しているんですけど)。
なんかモヤモヤしてしまうのは、晃太郎が大切なものに気づくのは、年上(だと思う)の友人(ナルミさん)から一方的にされた説明によってだったからかも知れないです。ナルミさんがしたこと、言ったことは、晃太郎の考え方の種明かしめいているものですから「せめてそこには自分でたどり着いて欲しかったよなぁ」と思っちやいました。
と、グダグダ書き連ねましたが、冒頭に書いた様にお話はグイグイ読めました。
でも、萌えがあったかと言われれば「いやー、晃太郎の不憫さって、萌えが発生するのとは違う種類の不憫さだったんだよね」というのが、正直な感想です。
久しぶりに親友ものが読めてテンション上がりました⤴︎
中学時代からの親友同士、友人から恋人までのもどかしい道のり。
晃太郎はゲイだが、恋人はできても長くは続かない。
つい先日も、オレがいなくても一人でやっていけるだろうと、他の男に心変わりした彼にフラれてしまった。しかも別れの場面には新しい相手が同席する始末で修羅場の予感しかせず。
親友の仁哉が祖父から受け継いでマスターをしている喫茶店「沙耶」は、晃太郎にとって心からホッとできる憩いの場所だった。晃太郎だけしか座れない特別席があって、食べたい時に特別なご飯を作ってもらい、閉店後はそのまま自宅に上がり込んで寛ぐ。…なんて、親友だけに許された特権を当たり前のように享受していたところへ、突然、仁哉から愛の告白された晃太郎はパニックに陥ってしまう。
さらに厄介なことに、晃太郎が別れた元彼の新恋人というのが曲者で、ハッテン場的な行きつけのバーがそいつと同じなのは仕方ないにしても、前カレに横恋慕してきた上に、自分にとって聖域である「沙耶」にまで顔を出して仁哉と親しげに話をしているなんて…!
晃太郎が一番失うのを恐れていて、一番手に入れたいものに気づくまで、バーのキャラ濃い目な常連さんたちがあれやこれや気を揉んでくれています笑
井崎さんもナルミさんも大人の色男って感じで、メインキャラより彼らに目が行っちゃいました。
ナルミさんはどっちなんだろう?とか、脇役好きなので妄想が楽しかったです。
喫茶店が舞台のお話は記憶に残ることが多くて、そういえば『帰る場所』も大事に手入れされてきた素敵な喫茶店が舞台だったのを思い出しました。一息つけて安らげる空間があって、そこが最終的に自分の帰る場所であったなら…この上ない幸せです。
流れは懐かしいくらいの王道ですが、先生のシリアスすぎない「親友萌え」が新鮮で、じっくりと楽しませていただきました!
表紙の長髪イケメンにひかれて購入。攻め受けとも苦手なタイプというわけではないが、今一つ盛り上がれず中立です、先生ごめんなさい。関係者が多すぎたからかもしれない(涙)本編のみ250P弱+あとがきです。ポイントは、ほんと関係者多数という点です。
お話は受けさんがいつものパターンで恋人から振られるシーンから始まります。まっすぐ帰る気にもなれず、いつものごとく10年来の親友の珈琲店に向かってしまい・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
①受けさんの元恋人さん、②その元恋人さんを奪っていった方、③受けさんの行きつけのバーの客、④受けさんのご近所さん、⑤攻めさん店のバイト女子等々。②③④が割合絡んできて、途中「だから誰とくっつくのさ」と大変戸惑いました・・・まだまだ修行が足りない。
************ 以下は内容に触れる感想
受けさんは育った環境がちょっと訳ありで、やや人間関係構築が苦手なのかな。ぐずぐずしている訳ではなく、本当に本当に大切にしたかったので・・・・ということなんでしょうね。攻めさんは慎重派?びびり?という印象。そのような印象の二人で、めっちゃ好き!というタイプでもなく、関係者多数からんで戸惑ったこともあり、今一つ萌え上がりませんでした。ぐるぐる長いのは椎崎先生の定番と思っているので、へっちゃらなんですが、今回はちょっと「ああ、もう!まっすぐ行こうよー」と思ってしまいました。
まあ最後は一足飛びにお幸せそうになりましたので、よしということで。