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口でするより、指の方が好きだった?
kiken na yubsaki amai yuwaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いきなり江田島平八ですが…
先日、古本屋でみつけて購入。
こちらにレビューがなかったので、レビューしてみました。
受けで主人公の真幸は元ボクサーだったんですがある理由でボクサーを辞め渡米、ボディーガードの会社で仕事をしていましたが、団体行動が苦手と2年前に帰国。
今は一匹狼でボディーガードをしています。
で、今回の依頼人が攻めの加賀。
加賀は研究所で爆薬の研究をしているがそのことで身の危険がふりかかりどうしても真幸に自分のボディーガードを三日間して欲しいという。
しかし加賀の依頼の話しぶり、研究者らしからぬ雰囲気、それは真幸の直感が加賀に対して「胡散臭い、この依頼を受けるべきではない」と訴えるのですが、報酬額の多さについOKしてしまい…というお話。
で、三日間の二人の逃避行が始まるのですが、もう攻めの加賀は会った初日からグイグイどころかゴイゴイ受けを口説きます。
自分の身の危険はどこ?キミはイタリア人?
まさに緊張感ZERO~。
しかも受けも加賀の手の綺麗さ、誠実さ、狂犬チワワの真幸にはない大きな体躯にがっしりした容姿にだんだんと惹かれてしまい、つい流されて依頼人とヤッちゃいます。
敵に追われ身を隠し、なのに二人とも…
緊張感ZERO~。
二人がいいなら、まぁいっか。みたいな。
その後事件も解決し、実は…となってハッピーエンドなんですが、全体的に二人の恋愛7割ハードボイルド3割くらい。
受けが手フェチ髭フェチってのを入れたはいいがちょっとそこの魅力が出てなかったように思うのは私が髭フェチじゃなかったからかなぁ…
とにかく攻めのしゃかりきに口説くとこがこの話のメインかと。
普通にサクッと読めます。
可もなく不可もなくってことで萌にしました。
ご参考までに。
キュートなカオにプロフェッショナル根性アリの男が、実は受様。
いかにもワイルドな大柄髭男…でも呑気そう…これが攻様。
ま…依頼人×ボディガードっていう、ポピュラーな組み合わせではありますが…
今回はねぇ~依頼人・攻様のほうが、これでもかというほど胡散臭い。
30代半ば、セクシーかつ見事な体躯。実はかなりな色男。
でもヘタレ、ものすごくヘタレ。
気が小さくて、試験管振るのが専門の研究員。学生時代の部活は将棋だったっけ???
なんかもう…ミスマッチすぎて、ツッコミどころがわからない(笑)
そんな男が(命からがら逃げているはずなのにw)昼間っから、堂々と男を口説いてる。
しかも…自分を護衛しているはずの、ボディガード相手だよ(呆れた…)
付け加えれば、この攻様…髭以外に、(意外にも)手が相当に美しいらしい。
で…その手で、ヘッケラー&コッホのサブマシンガン、MP5を堂々と扱うらしい。
胡散臭いのを通り越して、もはやワザとらしいくらいにあざとい見かけ倒し系設定ですよ!
BLの攻様は基本、「設定=スペック&人柄」ってのが多いです。
「○○だけど実は△△」ってトラップは、せいぜい…ひとつかふたつってのが普通です。
ここまで意外設定てんこ盛りだと、読者のほうも、なんとなく予測がつきます。
「あ~よくあるよね、こういう眠れる獅子タイプ」とかなんとか。
そう思った瞬間に、ミラクル結末への期待とかは、ザザーっと引いていくのが普通で…
でもね…そうはならずに最後まで割と面白かった☆
たぶんきっと、この攻様がのナリと人柄が、
(当時のBLとしては)意外なくらい、普通のオッサンっぽかったからだろうと思う。
「オジサマ」じゃなくて「オッサン」!
もさ~っとした顎鬚とか、どど~んとマッチョな体型とか、
その辺のヘタレオヤジ並に情けないセリフとか。。。
あれもこれも含めて、あまり女子好みじゃないオヤジな部分が、
どこまでもリアルな男性に近くて、
(非リアルなハードボイルドなのに)妙な説得力があった。
ちなみにこのテのオッサン設定…最近じゃすっかり定着しましたよね~
某「タイガー&バニー」の虎徹さんのおかげで(笑)