条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
抱かれたい男No.1俳優×同じ年の兄の子育て家庭内ラブ!
一度は両親の離婚で義兄弟となったものの、その後の離婚で家族関係が解消した同い年の奏太と怜。
奏太が偶然出逢った怜の弟・倫を多忙な母、兄の代わりに面倒を見ようと申し出たのをきっかけにして十年ぶりに親睦を深める二人だが…
怜としては内心、この機会に想いを秘めている奏太に急接近しようと目論んでいるのだった。
まず、chi-coさんの書く文章について、他小説の初読みの時には気にならなかったのだが、今回三人称で話が進行していく中でいつの間にか奏太目線と怜目線が切り替わっていたり、どちらの台詞か一瞬迷ったりして少し戸惑った。
攻め・怜はルックス抜群の人気俳優といっても芸能人っぽい派手さがなく、押しが強いって事もなくかなり庶民的な一面に好感が持てた。
受け・奏太の生活空間である花屋から地元商店街、実家を往き来している描写の印象からか、義兄弟から恋人になっていく過程のドキドキよりも地に足着いた生活感のほうが強く感じた。
また、小さい子供が登場する話って大抵存在アピールが強いのに、怜の年の離れた弟・倫は本当に控えめで大人しい子だった。
登場人物の展開も、全体がおとなし目に収まった一冊になっていたので、溺愛や甘さがもう少し欲しかったかな。
どうも怜に関して、芸能人として擦れた感じがしないと思っていたらそれもそのはず、クライマックスでの『抱かれたい男ナンバー1』らしからぬまさかの初〇〇の告白に驚かされたのだった。
なるほど、道理で二人とも初々しい訳だな。
はまれなかった…。
つまらないってわけではないのに、誰にも共感できず。しいていえば倫くんの成長を読みたかったかな。
八歳で親の再婚で兄弟になり、中三で親の離婚で離れ離れになり、25歳で再会し…。
兄弟で再会できて昔みたいに過ごせて嬉しいのに、弟がカッコよすぎて困るな兄。
ずっと自分のヒーローだった兄と今度こそ兄弟で一緒にいたかったけど、その独占欲の正体は実は…な弟。
半分まできてようやく実は…となるのです。前半はお互いがどんな性格だったかや昔のエピソードや倫をはさんでの生活などの描写が多くて、だったら恋愛しなくてよくない?となんとなーく感じてしまい。家族の方がいいじゃん。
性的な方へ進むのがなんか違和感。
いや、ページ配分としては普通だと思うけどなんか盛り上がれず。
うーん。二度目のチャレンジなのですが同じところでつまずいて。ごめんなさい。
人気俳優の怜×公務員の奏太の2人の物語です。
同級生ではありますが、再婚により過去に元兄弟でした。
同級生で性格も違う2人だったので最初は上手くいかないようでしたが、受けである奏太の人懐っこいとうか誰にでも優しい性格で気付けば奏太に惹かれていたようです。とはいえ過去の兄弟の頃の話しは少ししか無いです。
怜の弟である倫を偶然に助けた事により、海外にいる母親に代わって面倒を見る手伝いをすると提案します。いくら人気女優だからと言って兄である怜とも別生活の状態でハウスキーパーさんがある程度世話をし、怜が見に来るというだけの状態で良いのかなとか気になる点もあります。怜の状態も分かりますが、せめて母親が海外に居る時くらいは一緒の家に暮らしているとかの方が良かったと思います。
両視点で進むのでお互いの気持ちは分かります。ただ、2人を再び引き寄せた倫の役割もイマイチだったかなという印象です。最後のスキャンダルの為だけに用意された子なのかなと思ってしまいました。可愛いのですが、両視点故に世話の部分がおざなりになってしまい、さらっとしていました。
怜と倫は同じ父親で母親が最初の男の人と再婚するというようでしたが、何だか子どもが振り回されている感じがして、魔性の女という言葉だけで片付けて良いとは思えずモヤモヤします。
タイトルに「溺愛」とありましたが、溺愛とはどこら辺なのかという疑問点もあります。怜は奏太の事をきちんと調べているようでしたが、溺愛している部分は特になかったです。奏太の料理が好きなようで料理も奏太だし、倫の食事代は援助しているというのは普通の事だし溺愛部分が見つからず、残念感も強かったです。
サラっと読めますが、両視点で読むのに疲れるというタイプの文章でちょっと読むのは大変かもしれないです。
タイトル通りのような気もするし、私の中の溺愛ものの括りとはちょっと違う気もします。
あくまでも個人的にですが、非常に惜しい部分が多い作品でした。
人気俳優の義弟とありますが、正しくは元義弟でしょうか。
幼い頃に女優である怜の母親と、商店街で花屋を営む奏太の父親が再婚。
8歳の頃から、中学を卒業するまでの7年間、同い年の義兄弟だった2人。
両親が結婚関係を解消した現在は他人ですし、連絡も取っていません。
義兄弟ではなくなってから早10年。
ある日、奏太が父親の手伝いの帰り道で、同級生にいじめられている子供・倫を見つける。
見かねて声をかけた奏太は、倫の持っていた携帯電話から保護者らしき人物に連絡を入れ、実家の花屋で一時保護することになります。
保護していた倫を迎えに来たのは、かつて義弟だった若手人気俳優の怜だった。
元義兄弟の再会もの。
奏太の父親と別れた後、怜の母親が事実婚状態にあった相手との間に授かった子供が倫とのこと。
ようするに、怜と倫は年齢差のある実の兄弟。
母親は海外・実兄は忙しい合間をぬって気にかけてくれているけれど、別宅での生活で…と、ハウスキーパーが来てくれるとはいえ、まだ幼いのにひとりぼっちな倫があまりにも不憫な気が。
そこで、事情を知った奏太が倫の面倒を見ようか?と持ちかけたことから、10年ぶりに2人の時間が動き出して…と進みます。
両視点ものって、2人の考えだったり感情が読み手伝いにダイレクトに伝わって来るので入り込みやすいと思うのです。
しかも再会もの。これはたぎるものがあるのではないかと読み進めたのですが…
ですが、失礼ながらこちらの作品はちょっと消化不良気味に。
元義兄弟な2人が再び関係を深めていく様子にどっぷりはまれたのであれば、これはドドンと萌えたのではないかな?と思うのです。
多分、怜が奏太に執着し、想いを馳せるほどの説得力がある義兄弟の過去のエピソードがそこまで描かれていなかったことが大きかったのかもしれません。
断片的にしか語られていないので、正反対の生活と性格だった2人が仲を深めるまでのエピソードがもっと描かれていればなあ。
親の勝手によって強引に引き裂かれた義兄弟だなんて、切なさMAXじゃないですか。
でも、それが伝わって来ない。非常に惜しいと思います。
奏太の善良さとお人好しっぷり、ひとりっ子なのにお兄ちゃん気質な点は好ましかったのですけれど、いささかちょろすぎる気がしなくもない。
そして、怜が倫を可愛く思っていると書かれていますが、そこまで可愛がっているようにも見えないんですよ。
幼い頃の怜と似たものがある大人しい倫。
奏太から過去にたくさんの良い刺激を受けた怜ならば、自分と似た部分のある倫をもう少し大切にするのでは?なんて。
むしろ倫を自分のために利用しているようにも見えてしまって、攻めによる執着ものは好みだけれど、この利用の仕方は好みではなかったな。
2人の距離が恋愛的な意味で縮まるまでも性急かも。
うーん…後半で判明する、攻めである怜の「実は」な一途さを考えると仕方がないのかなとも思うのですが…
今作は、メイン2人の恋愛関係よりも、奏太と倫が仲良くなっていく様子の方が微笑ましくなってしまいました。
大人しすぎる倫が、少しずつ奏太に懐いてぽつぽつと話す姿が可愛らしいんですよ。
と、奏太と倫の日常風景にはほのぼのとした気持ちになったものの、肝心の恋愛面にはグッと来なかった点、怜と倫の母親が奔放すぎて子供たちが振り回されている点がどうにも気になってしまい、悩んだ末にこちらの評価で。
もうちょっと各エピソードの掘り下げと甘さが欲しかったです。