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最初は「ええっ!?」と思ったタイトルでしたが、タイトルよりも全然、ソフトな話でした。
何かと姉に文句をつける、姉の弟の崇之から、姉を守りたいと思った暁は、姉をいじめるのをやめてほしい、と伝えた勢いで、「代わりにオレをいじめてください」と口走ってしまう。
すると、一人暮らしになった暁の元へ崇之が訪ねて来る。
そして、半ば無理やり料理を作らされ。
作ったはいいが、今度は味をけなされ……。
最初は戸惑っていた暁だったが、おかげで、部屋に独りぼっちである寂しさを感じずにすんでいることに気が付く……。
というような感じでしょうか?
暁はどことなく、ちょっと抜けてて、よくある天然かつ、素直な受け。
崇之は、きっちりしないと気が済まないタイプで、口調がきついから、誤解されやすいタイプの攻め……というような感じでしょうか。
こんな感じの組み合わせの話です。
話の感じとしては、王道なところで、落ち着いていると思います。
水島さんらしいラブコメ。
いじめてくださいと言うからにはM!?と誤解しそうなタイトルですがぜんぜんそんなことないので安心してサクサク読めました。
崇之氏が姉を小姑のように苛めてる!
と思って代わりに自分をいじめてと言ってしまうあたり、主人公は短絡的な思考の持ち主かも。
そんなおバカなことを口にした高校生を言葉そのままに言い方は悪いけど突けこんだ崇之氏は悪い大人です(笑)
姉が結婚して一人家に残された暁のもとへ式後、毎日のように家へと訪れるようになった崇之。
生活習慣から事細かに口出ししてきて、暁はそんな苛めに素直に応じ耐える決意をします。
崇之氏、いじめというより将来の嫁にご指導してますw
料理の基本から味付けから~やっぱり夜の生活!?まで~
なんだか読み進むうちにニヤニヤしてしまいます。ここらが一番萌えたw
そして暁はそんな崇之の小言を素直にきけることができる少年なので、まるで新婚さんのようなやりとり。
笑わない人がたま~に魅せる笑顔にキュンとしてしまう主人公が可愛いです。
しかし基本が一方的な崇之がなぜ自分とHしているのかわからない。
またなぜ自分もそれを受け入れてしまうの・・・男同士なのにと悩む暁です。
崇之氏は仕事人としてとてもかっこいい大人ですが、感情が相手に伝わらないなど、高校生に大人げない一面もあって不器用な人です。
そこがまた人間臭くていいのかなと思いました。