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benikitsune to hatsukoizoushi
ユーモラスとエロスが絶妙に融合したエロシーンも笑わせてもらいましたが、二人+一匹のほのぼの同居生活にも大変萌えました。
また、傲慢年下攻め×強気クールビューティー受けという、個人的に大好きな組み合わせ。この強気クールビューティーが鳥谷先生の手にかかると、なんだか可愛い生き物に仕上がるから不思議・・・。
どちらにせよ、好みど真ん中のとっても素敵な作品でした。
内容です。
業界一の超絶クールビューティーと呼ばれる翻訳家・千明。暮らし始めたばかりの屋敷で見つけた指輪をはめてみた所、紅色の妖狐・朱理を召喚してしまいます。実は千明は呪術師一族の生まれで、その指輪は使い魔を召喚するための呪具でー・・・というものです。
朱理には既に主がおり、召喚されるのを日々待っていた状態。そこに関係の無い千明がたまたま呪具の指輪をはめて朱理を召喚してしまい、二人は主従契約を結んでしまうー。取りあえず二人は共に暮らして、契約を解除する方法を探す事に・・・という流れです。
失礼ながら、オチは予想がつきました。と言うより、希望的観測がそのままオチになったと言った所。
呪術師だったり妖狐だったり「契約」だったりとストーリーもなかなか面白くて読ませてくれます。
また、引き取った捨て猫・猫宮と、二人での同居生活なんですが、これがめちゃくちゃ可愛くてほのぼのしてます。
最初は、間違って主従契約を結んでしまった千明に対して、朱理は敵意剥き出し。どうなる事かと思っていると、これが意外と上手い事馴染んでいく・・・。なんのかんの言いつつ、生活能力の無い千明を細々世話をするようになる朱理。どんどん千明に対して態度が軟化しはじめる、その過程にも萌えると共に、ナチュラルなイチャつきぶりにも萌えさせてくれます。ほんと、朱理の尻尾をブラッシングしてる挿し絵は必見だと思います。
その日々の中、契約が解除されれば朱理が去ってしまう事に寂しさを感じ、自分の気持ちを自覚する千明。しかし一刻も早く契約を解除しなければ、正式な主を裏切った罪で朱理は幽鬼にされてしまう-。
というハラハラドキドキさせてくれる展開。ここがしっかり読み応えがり、切ないのですがトキメかせてもくれる・・・。
「運命の恋」という煽りがピッタリくる、ロマンティックで情熱的な朱理の台詞の数々に、胸が熱くなりました。
ところで、恒例の変態攻めですが、今回はやや大人しめ。ややと言うだけで、十分変態っぽいですが。
「契約」の関係で、二人はエッチしちゃったらダメなのです。そのせいで、エロも普段より少な目。これまた普段よりと言うだけで、十分エロありますが。
とりあえず、乳首やペニスを「透き通った水晶」と賛美してるのに笑いました。あと、裸の千明を顔の上に座らせようとしたります。それで、とてもうっとりしたりしてます。やっぱり、結構変態かも・・・。変態っぽい台詞を大真面目に言う攻めが鳥谷作品では多いのですが、今回もまさにそんな感じで笑わせてもらいました。
すごく面白かったので、笑ってほのぼのしてキュンとして、おまけにエロも楽しみたい方におすすめしたいです。
「イケメン強面に三角耳似合わねー(笑)」ととっても楽しみにしていた当作。面白かった!鳥谷先生の本を全部読んではいないですが、先生の本の中ではぶっちぎりで好き。もふもふ要素と猫がとっても私に効いていて、どうしようかなと思ったのですがやっぱ神。猫♡や、ふっさりしっぽが大好きで切なさあり、くすっと笑うところありなお話が好きな方には嬉しいと思います。本編240P弱書下ろし+あとがき+後日談ショート12Pで、地雷はショートで〇姦ありますが、本編は思いつかないです。
1年に1回休養期間として自分に課している1か月の休みに入り、実家暮らしから卒業するべく、稀代の呪術師だった大叔父が残した一軒家に引っ越したばかりの受けさんの元へ、担当編集が土下座で「もらってくれ」と頼み込んできたのが、生後6週ぐらいの超ラブリー子猫♡♡♡その子の部屋を用意している間に、子猫がどっかから拾ってきた指輪を何気なく左薬指にはめたところ、現れたのが紅色の耳しっぽに狩衣をまとったイケメンで・・・と二人は出会います。
攻め受け以外の登場人物(+けも)は
猫宮(千明にもらわれた子猫。にゃにゃにゃにゃ、よく喋る。好奇心旺盛な子)、小宮(千明の担当営業)、胡桃沢(紅葉の分身)、呪術師本家当主、千明の母等がいますが、攻め受け二人+猫宮 でお話は進みます。
笠井先生の挿絵話を少し。カラー口絵はパステルカラーの二人のキスシーン(受けは肌色)。モノクロは全部で6枚、後半3枚が滴ってます。私は前半の2枚が大好き♡1枚は台所に立つ攻めのしっぽにじゃれつく猫宮の図♡もう1枚は縁側で攻めしっぽをブラッシングしてあげてる受け+あられもない格好の寝姿の猫宮♡(この図の攻めの表情が秀逸(爆))あーもう、この子飼いたい。花がわんさか家に湧いて出てきても許す。
*************以下は より内容にふれてしまう感想
とにかく猫宮が超絶か・わ・い・い!!!途中から人語を話せるようになりますが、所詮子猫。もうキュートすぎてメロメロ。強面お貴族様な攻めも、この猫宮には甘い甘い(笑)
飛行術を教えたら「はな、はな、ぶーん」ときゃっきゃ喜んで花にのって飛び回るわ、「ぶりぶりもー食べたい」と大好きなブリー・ド・モーをねだるわ、受け寝室の入り口で、攻めが入ってこないよう猫パンチを食らわすわ・・・ああもう可愛い点を挙げたらキリがない。猫についてばかり書いてますが、受けも攻めも好きな所を挙げるとキリがない。1点、お座りプレイがどうしても苦手で、重要なエピなんだけど、それはないわーと思ってしまいました。萌2ととても悩んだのですが、最後は猫可愛すぎて陥落。
もふ系好きな方、家事万能な傲慢お貴族様が大丈夫でしたら、どうぞご検討ください。面白かったー。
初読み作家さん。
笠井あゆみ先生のイラストに惹かれて購入。
仔猫の猫宮ちゃん、可愛すぎです~。
もふもふちびちゃん好きにはたまりません。
萌え充足できました。
もうそれだけで買って良かったな・・・と。
紅葉色の狐、紅葉のフサフサ尻尾やお耳にじゃれつく猫宮ちゃんの画ずらが浮かんで萌えます( *´艸`)
紅葉が猫宮ちゃんにお庭で居なくなったら・・・と歌を教えてるシーン、切なくってうるっときちゃいました。
BLなので、結ばれるのはわかっているのですが、意外な寸止めありで、いい感じにひっつくまで引っぱってくれましたw
特典ペーパーはコミコミ特典も含めて、くっくりーや彼らのその後がわかるので手に入れられる間に入手しておくのお薦めです。
割と真面目にコミカルテイストな絡みも織り交ぜる作家さんなのかな?
他の作品も積本になってるのがあるので読まないとっと思いました。
途中までは、許されない恋に胸を焦がす千明(受け)の切なさにギュギュ〜ン!と胸よじらせてました。
が、しかし。
うっかり尻餅ついてしまった千明の孔に、まさかの……。
攻めの紅葉の本来の姿は妖狐なんですね。
だから、この時は狐の姿に戻ってたのかなぁ?
それなら、まぁ人間よりも尖ってるし、あれがうっかりということもあり得る(ありえないが)かもしれない……
でもそんな描写どこにもないし……
と、思ってたら挿絵も人間のままで。
もう笑ってしまってダメ。
切なさ吹っ飛んだ。
そして、お尻に異物を挿入して抜けなくなって搬送される人たちの言い訳「尻餅ついたら、そこにはレモンがあって‥‥」を思い出してしまいました。
それと飼っている仔猫がめちゃくちゃかわいい。
にゃ、にゃ、にゃ!!連発しまくりで、しまいには人間の言葉を話すようになるんだけど、そこもめちゃくちゃかわいい。
切なさにキュンキュン、猫で癒され、エロで吹き出す。
そんな一冊でした。
可愛い!
BLって可愛いお話が多い訳なんですけれども、その中でもこれは可愛い!
主要等常人物(正確には人間じゃない方が多いのですけれども)がみんな可愛い!
「妖狐を召喚した呪具の指輪がそういう事であるなら、結果はきっとこうだよね」と最初から充分想像出来る話運びなんですね、このお話。だから、誤解・思い込みの所為で何度も繰り返される気持ちのすれ違いは、お話の進行に必要なことではないんだと思うのです。
偏に、千明と紅葉と猫宮の可愛らしさを示す為なんじゃないのかな、と。
鳥谷さんのお話らしく、千明の『好きになった人とは決して結ばれない』という切ない思い(思い込み?)を挟みつつ、物語自体はお見事なコメディです。ゲラゲラ笑うのではなく、クスッと笑うタイプの。
私なんか実人生において千明の様に『悪気があった訳じゃないのにとんでもないことをやってしまって尻拭いに追われる』ことがままあるものですから、もう、感情移入しちゃってね、苦笑いも多少ありました。
ただ、一番幸せな気持ちで笑ったのは、ラスト種明かしの部分です。
本当はこの大騒動って起きる必要がないものだったって解るんですよ、話さえ通じていれば。
でも、あの時は『話の通じようがなかった』のよね。
不条理かつメチャメチャ可愛らしいこのシーンをお読みいただいて、クスッと笑っていただきたい。ホワッと幸せになれます。
あともうひとつ。
あまりのぶっ飛び方に笑ったのは、濡れ場でございました。
私、BL小説を結構読んできたと思うのです。
このジャンルでは、あそこに色々なものが入れられたり、入っちゃったりするんですが……
えー!?
これが入っちゃうお話は読んだことない。
衝撃的でした。
そして、かなり笑わせていただきました。
呪術師一族の末裔で翻訳家の花染千明(受け)は希代の大呪術師だった大叔父の遺した家を譲り受け引っ越しをしたその日、担当編集から譲りうけた仔猫(猫宮と命名)が玩具にしていた指輪を戯れにはめてみると突然赤狐・朱理(攻め)が現れます。
この指輪を大叔父が作った使い魔召喚の呪具だと察し、朱理の外見にとても好感を持った千明はうっかり契約してしまうのですが、直後に朱理はすでに主が決まっている式神だったということがわかるのです。
あわてて指輪を外そうとするのですが、ぴったりはまった指輪はびくともしません。
千明は呪術師の家系ですが、見鬼の力をもつのみで呪力を持っていません。
翻訳業界一のクールビューティーといわれる美貌の持ち主ですが、ゲイな上恋愛運がとことん悪く、好きになる人は異性愛者かすでにパートナーがいる人ばかりですっかり諦めてしまっています。
ずっと実家住まいでしたが、兄嫁が妊娠したことを契機に実家を出、一人暮らしを始めます。寂しさを紛らわすため猫を飼おうと決めていたのですが、偶然担当編集者から頼まれて猫宮を譲りうけるのです。
かわいい仔猫に綺麗な赤狐を手に入れて、喜んだのもつかの間、式神泥棒だとわかり非常に焦ることになります。
朱理改め紅葉は生まれたときから契約する主が決まっていた妖狐でした。
主にしか召喚されないはずなのに、呪具を作った術者の力が大きかったからか呼び出されてしまい、契約してしまいます。
主以外と契約したとわかれば、間違いであっても神より罰を受け幽鬼にされてしまいます。
生まれたときからずっと主に召喚される時を心待ちにしていた紅葉は千明に激怒し解除方法を早く見つけるようにと迫ります。
契約解除はうまくいくのでしょうか?本当の主とは?
契約相手が違うということで紅葉ははじめから激怒しており、二人の仲はあまり芳しくありません。申し訳ない気持ちでいっぱいで早く契約解除の方法を見つけようと頑張る千明に好感が持てます。
千明は解除方法を見つける手伝いといって家事を一手に引き受けてくれる紅葉にどんどん惹かれていくのです。
今まではパートナーがいると知らずに好きになった相手はすぐに諦めてきたのに、今回ははじめから主がいるとわかっていたのに惹かれる気持ちにブレーキをかけられず苦しみます。想いを返してもらっても返してもらえなくても地獄が待ってる恋に苦しむ千明が切ないです。
それは紅葉も同じだったようで・・・
最終的に幽鬼になっても構わないとまで言って求愛する紅葉の決意にも、それだけはしたくないと思う千明とのすれ違いもどちらの気持ちもわかるだけにとても辛いです。
結局、なんとも人騒がせな神の眷属のおかげで二人はかなーり苦しむ羽目になったし、本家の当主は蒼白になったし、母親も本当に心配したことだと思います。
神とういものは本当に気まぐれで厄介なものだと思ってしまいました。
二人が誰憚ることなく恋仲になれた時は、本当ならもっと早くに二人が出会えたはずなのにとかこの2人の苦しんだのはなんだったのかとか色々思いましたが、二人は過去よりも未来を見ることに決めたようなので、今までの分沢山幸せになってほしいと思いました。
千明は孤独に怯えていましたが、今回のことで母親の愛の深さを感じることができたのではないかと思います。最後まで千明を守ろうとする行動は心打たれました。
そして、なんといっても仔猫の猫宮がとても存在感があります。賢くて可愛くて、二人の子供のようで、無邪気に遊んだり勉強したりする姿はこの話の癒しでした。特に花に乗って飛ぶところは完全メルヘンでした。
ふふふ と笑いながら読みましたけどね。
まぁお稲荷さんはきっと目の上辺りに乗っかってたのかしらね?
すごい絵面!これ体勢がキモですよね?
位置関係を想像して楽しみました。
オイニーが気になりましたが、風呂上がりで大丈夫だった(良かった?)んでしょう。
それはさておき、紅葉色の狐って表現がとてもいいなぁと思いました。赤いきつねではちょっとまぁムニャムニャ…笑
ねぼすけうさぎにはイラっとしましたけど、最初から分かってるより結果的には気持ちは高まって良かったのでしょう。
猫は可愛かったし、ハプニング大賞もののエピソードありで楽しかったです。
笠井先生の絵がとても良い効果をもたらしています。
世界観は好みだったのですが、全体的に唐突感があって、個人的にあまり萌えられませんでした。
妖狐なのに人間の戸籍もあって生活感あって秘書までいるってどーゆーこと??
またネタバレですが、一目惚れと言っておきながら、受けとの初対面の攻めの態度は最悪ですし、今まで散々主への忠誠を誓っていたのに、急にキザなセリフがスラスラ出てきて態度が豹変したのも違和感でした。
あと受けが素っ裸で攻めの顔にアレが乗っかっちゃってなかなか立てない〜というシーンは吹き出しました。変質者のようで。。
猫宮ちゃんはとっても可愛いかったです。
ファンタジー物です。
うーん、どうも萌えきれず。
なんだか全体に説明調な文章に感じました。
ほとんどすれ違ってます。
千明が初恋を実感するまで、恋を自覚して主のいる紅葉を切なく思う様子。
ファンタジー物ですからある程度の説明は必要ですが、それだけではないような気がしました。
紅葉も千明に一目で引かれ主ではなかったこと、それでも引かれて仕方がないことに葛藤してたんですね。どんどん態度が軟化していきますが、千明には契約を解く為の世話焼きだと思われてます。
なんとなくそうなのではないかなと思ってた通り、実は千明が!
相思相愛で最後にやっと結ばれます。
今回も美形の攻めと翻訳界のクールビューティーの美しい受け。二人とも童貞。美味しい設定です。
なのに何故かそこまで萌えられなかった。
紅葉に性癖を覚えさせちゃいましたね!ここは鳥谷さんらしさですかね。
子猫の猫宮にとっても癒されます。最初からただの子猫ではなかったのでは?というくらい賢い子猫でした。言葉や妖術まで覚えて!紅葉が自分がいなくなっても千明が寂しくないようにって優しいですね。
契約の主ではないと思ってもお互いに引かれて仕方がないのはやっぱり本当の契約者だったからなんですね。千明の契約の印は生まれてから契約したからないのかな?
紅葉が猫宮を意外なほど世話しますね。千明がいなくても二人で猫宮の修学旅行に行くとか。
途中まではくっつくよね?大丈夫だよね?もし主じゃなくても方法はあるよね?とハラハラしましたが大団円で良かったです。