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綺麗でHなお兄さんは好きですか!?
nekokawaigari kareshi no hatsukoi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
さりげなく自分をエロく見せてしまう郁也が僕は大好きです(いきなりすいませんw
三家族の家が並んだり、向かい合っていたりと、ものすごい近い存在にあった兄の幼馴染み2人のうちの一人(郁也)を篤は、昔から大好きだったが、大学受験を機に本当に自分は郁也の事が好きだと実感してしまう。
しかし、郁也がバイトしているバーでの絡みが気になって気になって仕方がなく、嫉妬までしてしまうが、そこで、篤の兄のもう一人の幼馴染み(女子)から衝撃的な事実を突きつけられる。
ずっと、そばにいて、ずっと自分のためにいろいろしてくれた人を、疑ってしまうというのは、苦しいけれど、どうしてもしてしまうものなのかなと、思えた
超王道、甘々エロキュンラブストーリーでした。
キャッチコピーが「綺麗でHなお兄さんは好きですか!?」で、当然「大好きです!!」と購入に至ったワケですが(^^ゞ
ここ最近だと、獣人ものだったりファンタジーのイメージが強かった作家さんだと思いますが、今回みたいなエロキュンな現代ものも個人的に大好きです。
さて、内容です。
大学受験を控える高校生の篤は、幼馴染みで2才年上の大学生・郁也に家庭教師をしてもらう事に。実は、郁也が初恋だった篤は、彼の天然無自覚な誘惑に翻弄されっぱなしで-・・・と言うものです。
こちら、テーマが「メスお兄さん」と言う事で、作者さんのメスお兄さんのイメージが、「にこにこ微笑んで、いい匂いがして、ミントブルーのサマーニットが似合う美人さん」だそうです。
個人的には「メスお兄さん」と言うと、もうちょっと妖艶なタイプをイメージしてましたが。とりあえず、フンワリしてて優しい天然無自覚魔性タイプてトコでしょうか。なんだか、いちいち言動が色っぽい上に、妙に隙があったりするフェロモンダダ漏れタイプなんですよね。
そんな彼の言動に煽られまくっている青少年が、攻めの篤。爽やかな剣道学生です。今回、この篤の視点でお話が進むので、色っぽいお兄さんに翻弄されまくっている、年相応の男の子と言うのがガッツリ楽しめます。いやもう、超スタンダードと言うか、「家庭教師の色っぽいお兄さんにドギマギしてる高校生」そのまま。鎖骨を見ては妄想を繰り広げ、匂いを嗅いでウットリし、郁也が屈んだ拍子に乳首でも覗かせようものなら超速で視線を逸らす。
そんな折、ちょっとしたトラブルで郁也を庇って右手に怪我を負ってしまった篤に、郁也が「下のお世話」をしてあげる・・・と言った感じで二人の関係に変化が訪れて、てトコでしょうか。
郁也の言動があまりにエロエロなので、最初は「相当したたかなお兄さんだぞ~」と思っていたのですが、実はかなりの天然さんでした。後半になるに連れ、余裕綽々だと思っていた彼の、結構な純情さなんかが分かって、ほんとキュンキュンさせてくれます。
篤視点で書かれているので「色っぽいお兄さん」ですが、郁也視点で書かれてたら、健気な初恋ものになったハズ!
そんな感じの、ちょっとしたすれ違いなんかもありながら、両片思いの二人が結ばれるという、ごくごく普通のエロキュンラブストーリーでした。ここ最近の獣人ものだったりとはだいぶイメージが違うので、そちらを期待されてる方はちょっと肩透かしを食うかもしれません。
しかし、個人的には、こんなただただ一生懸命恋愛をしてる、あまり特別な事は起こらない作品も、とても好きです。
あとしつこいですが、テーマが「メスお兄さん」と言う事で、エロが濃厚です。「ここ、早く、来て・・・?」系の色っぽいお兄さんと、煽られまくっている攻めが楽しめます。イラストがこれまた素晴らしいので、ぜひご期待下さい。
攻め視点です。
志望校合格に黄色信号の出ている受験生の篤(攻め)は幼馴染の郁也(受け)に家庭教師を頼むことになります。昔から奇麗で最近ますます色気が増しているのに、相変わらず
パーソナルスペースが狭い郁也に篤はドキドキしっぱなしです。理性と闘いながら勉強にいそしむことになります。
篤は剣道部主将で全国大会で個人団体ともに優勝するほどの実力の持ち主ですが、卒業後は別の道に進むため篤の兄・漣が自分たちの幼馴染で篤の志望大学に行っているお向かいの郁也に家庭教師を頼みます。篤は郁也が初恋で、男同士は結婚できないといわれ失恋していました。それ以降そのことには触れないでいたのですが、気づいていなかっただけでずっと郁也を想っていたことに気がつきます(蓮にはバレバレでした)。
家庭教師をしてもらう時も、郁也の態度に煽られながらも一生懸命理性を保ち勉強しようとする態度や泥酔した郁也が迫っても理性を総動員して思いとどまろうとする姿勢は好感が持てます。
郁也は篤の二つ年上の兄・漣の親友で、漣の彼女・美琴と4人で幼いころから家族ぐるみの付き合いをしています。小さい時から美琴にお熱な漣の代わりに篤の面倒を見てきました(様に篤には見えていました)。カリスマ性の高い漣の隣で漣の暴走を止める役目を負い、人当たりが柔らかく面倒見がよいので男女ともに人気者でした。
篤の理性を試すような思わせぶりな態度ばかりとるので、はじめはわざと篤を煽っているのかと思いましたが、実は無自覚天然なだけでした。篤曰く昔からほかの人にもしていたのようなので、よく今まで無事だったなと思いました。
メスお兄さんというコンセプトのもとに書かれたこの作品。
私はビッチ受けはあまり好きでないのですが、今回は郁也の本心がわかるまで経験豊富と思わせておいて実は・・という意外性はよかったです。自分のほうが年上だからと気張っていただけだったとは。
でも、それが逆に篤の嫉妬を煽ってしまって篤がそれに苦しむことになるとは、なんとも皮肉な・・長い両片想いでお互いが初めてという展開は私は大好きです。
酔っ払い郁也が理性をぶっ飛ばして煽ったおかげで二人は無事両想いになるのですが、篤が素行の悪い先輩から郁也を守ろうとしたのに郁也がその先輩をかばったことから二人はすれ違います。
篤は自分が全部悪いと反省していましたが、郁也の態度はどうかと思いました。確かに暴力はいけないとは思うけど、元はと言えば先輩のほうが悪いのに一方的に篤にだけ謝るように言うなんて、誤解されても仕方ないと思いました。
すぐに誤解だと気が付く篤ですが、自分が子供だということに打ちひしがれて郁也に向き合うことができなくなるのです。
2歳違いという微妙な年齢差のため、相手が大人で自分はまだ子供だと思う篤に、成人してすぐに大人になるわけじゃないという
漣の言葉が篤の心に響き、自分をさらけ出した篤はやっぱり男前でした。そして、一生懸命誤解を解こうと頑張った郁也もこれからは甘えられあまえる関係が築けるようになるでしょう。
出来れば、もっと2人のいちゃいちゃがよみたかったです。
カワイチハルさんのイラストがとても素敵です。郁也のメスお兄さんぶりがすごいです。特に騎乗位の郁也はきれいでエロくて眼福です。
電子書籍で挿絵なし。
幼なじみの高3×20歳の大学生で、攻視点です。
受の郁也は、思わず「な、なんじゃコイツ!?」と叫びたくなるほど、理想的な「エロい淑女」。真面目で誰にでも優しく穏やかだけど、いちいち仕草や発言が色っぽくて、乳首のチラ見えも度々あって、攻の篤(童貞)はどぎまぎしっぱなしです。そしてそんなんでありながら、篤とするまで処女だったという…。
も〜こんな男現実におらんよ!!と突っ込みを入れまくりながら読んでました。郁也の存在がファンタジックで、ある意味、これこそBLだよな〜という感じで、特に印象に残りました。
しかも郁也のお色気は篤限定で発動するものではなく、他の男にもそんな風なので、厄介なんですよね。無自覚なんですよ。そのせいで途中、その気になったサークルの先輩が郁也を襲おうとして、郁也と篤の仲に試練が訪れてしまいます。
ここで篤が自分に足りないものに向き合い、年下でお金も夜の経験値もないのは仕方ないと、そこに言い訳を求めず、郁也から逃げずにありのままの思いをぶつけるよう決心するところは立派でした。そのゴタゴタの前にあったハンドクリームのエピソードも良かったです。店員さん優しい。
実は篤と郁也は、長い間初恋をこじらせあってきた関係…特に郁也は、篤と違って幼稚園時代からずっと自覚があった訳ですから、なんとまあ一途なこと!
受験生の篤の家庭教師をするにあたって、勉強に便利なアプリを調べたり、参考書を読み込んだり…健気すぎます。このせっかくの健気さが、男にとって都合が良すぎるほどの無自覚エロに、若干負けてしまっている気がするのが惜しいです(笑)。良い子なのに、それ以上になんだかあざとく感じてしまうんですよね、本人全く悪くないんですけどね。この郁也のキャラに萌え切れるかどうかが、作品の評価に影響を与えるかなーと思います。
あとがきによると、なんと表紙の犬(名前:きなこ餅)と黒猫(名前:黒蜜)も、郁也と篤のような、「メスお兄さんと年下攻め」をイメージしてるんだそうで、びっくり!そして本編ではビビりなかわい子ちゃんだった黒蜜が、SSではヒャッハー!な感じでまたびっくり。こういう子、最高!受に違いない!と思っていたら、黒蜜が年下攻めの方らしく、ちょっと残念ですが、いつまでもきなこ餅と仲良くしてほしいものです。