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こちらは「全寮制男子校物語!」のシリーズ最終章です。
雑誌コバルトに掲載された作品のため、少々イラストが多めなのも嬉しい作品です。
最終章は今までと違って、新キャラがメインのお話しになっています。
今までの主人公たちも要所要所で出てきますが、あくまでメインは転校生の兄弟。
口の悪い天才チェリストと、その兄大好きな弟がメインです。
兄弟愛は普通より深いですが、近親相姦的なことは一切ありません。(キスをするシーンはあるのですが、なんとなく…という感じで、その後発展するということは一切ありません)
そのため、兄弟愛が凄く素敵に書かれています。
最初のメインは兄の宇宙です。
強気な部分があり、同室者に反抗していくのですが、同室者も切れ者で、宇宙を支配していきます。
一部お話に疑問な部分もあるのですが(二人の関係シーン)、強気な宇宙が国枝には顔を真っ赤にしてはずかしがるシーンがとても素敵です。
その次は弟のお話しがメインになります。
そしてここで兄弟の昔の過去が明らかになり、家族問題も最終的に解決します。
また、さいごに今までの主人公たちの日常を垣間見れるお話しもあります。
もっと続いてほしかっただけにとっても残念だったのですが、その分とてもお気に入りの作品です。