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milk crown no kuchibiru
ミルクラシリーズ第四弾。最終巻でございます。
はい、最後までジレジレな二人。
もはやこのジレジレが醍醐味なので、楽しむつもり…だったんですが。
こんにゃろー高遠ぉぉぉぉぉ!と憤ってしまった。
以前にもましてらぶらぶな二人。
そんな中、目下希の悩みは、案外嫉妬深い恋人のことだった。
友達にまでそんな威嚇せんでも。って思ってしまうが、まぁ仕方がない。希だしねー。ナニがあるか心配ですよね、高遠としては。
うっちーは大丈夫なんだけどなー。
そのヤキモチが原因で、ケンカになってしまう二人。
菜摘からの電話の最中にイタズラされて、希くん、ドッカンです。
「もう、顔見たくないっ!……高遠さんのばか!」
そんな捨て台詞を残していくんですが。
高遠よ、律儀に守んなくても。
案外ヘタレですよね。
仲直りしたのも束の間、今度は妖艶な美女とのキスシーン。
そこに高遠の意志はなく、ただのパフォーマンスだとしても、希には我慢できなかった。
それがかつて見せつけられた、高遠を意識するようになったきっかけである濃厚なキスシーンを彷彿とさせるものであり、そして自分だけが知っていると思っていたベッドの上での高遠の顔がステージ上にあったから。
あーーーもう。
かわいいなぁ。素直だなぁ。健気だなぁ。
泣かせないでよ、高遠さん。
最後、高遠らしいといえばそうなんだが、弁解を真帆に任せるってどうよ。
自信ないっつーのも、希が泣くのが苦手っつーのも分かるけどね。
そんなの自分の責任なんだから泣かせたら泣きやませなさい。
ケンカしたのが希の誕生日直前だったなんて確かに情けないけどね、自業自得w
ま、希もまだまだ言葉足りないけどね。
そこは大人なあんたがうまく立ち回らないと。
ね、信符さん。
希のかわいいしっぺ返しにニマニマしてしまったなー。
俺じゃないひととしてきた分だけ、キスして。そして。
「キスとおんなじ数だけ、……好きって言って」
このオプションには高遠も参っただろうに。
このジレジレ物語もここでオシマイ。
きっとこの先希はどんどん成長して、コロコロ高遠を転がすんでしょう。
自分では気づいてないってとこが、ミソ。ましょーだからね希くんは。笑
年上のサックスプレーヤー高遠〔攻〕と高校生、希〔受〕の年の差カップルシリーズ第四弾にして完結編。
あとがきによると番外編にあたるそうですが、普通に4作目で完結ってとらえて読んでもいいと思う。
付き合って1年の2人の甘さは増していて、相変わらずセックスもしまくってますよー。
落ち着いたと思われた矢先に、高遠と過去に訳ありそうな美人ジャズシンガーが来日してそのコンサート中に高遠にキスしたり、打ち上げでは名前呼びしたりそれっぽい事を言ったりもする、それを希が目撃してショックを受けてはボロ泣きしちゃうんですね。
酔っ払った希の色気にあたふたしちゃう同級生の内川が脇でなかなかいい味を出してます。
希も嫉妬するけど、高遠は高遠で大人気なく嫉妬したりするのでなんだかんだでもうラブラブやんけーって感じ。
希は時に周りの人々に支えられてゆっくり大人になるといいと思います、そして高遠とお幸せに!
ちなみにスピンオフで、希の叔父と店長の大人カップルも別に出てます。
シリーズ4ともなれば、ファンサービス的な
駄々甘展開でしたね。
歳の差カップルの高遠と希。
最初は、希ばかりが高遠を追いかけ、見上げていた恋でしたが
高遠が希にどんだけハマっているのかというのが
かなりわかりやすくなってきて
まあ4冊で高遠が、丸くなったというかずいぶんと子供っぽくなったw
年上の恋人にハマった場合、大人になろうと努力すればいいけど
年下の恋人にハマった場合、年下の恋人が同年代の子と仲よくしてたりしたら
子供っぽくふるまえばいいわけじゃないので焦りますよねw
けっきょく酔った勢いで子供っぽい絡み方をしちゃう高遠でした。
そして希は、希で、ステージの上の高遠にヤキモチを焼く始末。
もぉ!ふたりともお互いが好きすぎての痴話喧嘩話だったよ。
ごちそうさま!お幸せに!!
最近の崎谷はるひ作品って1冊がけっこう分厚くて
会社や学校などの設定説明が長いものが多いと思うんだけど
このミルククラウンシリーズは、シリーズ全4冊あわせても
たいした厚みじゃないし、序盤からエロいので崎谷はるひ入門にいいかもしれない。
ミルククラウンシリーズも4作目。甘々です。初っぱなから飛ばしてます。相変わらずHシーンが濃い。
「あ、いっちゃ、いっちゃ……の?ね、高遠さ、……いく?あれ、する?」
「あれ」ってなに!?…と思わずツッコんでしまいました。「あれ」を実行(笑)した希に「――……っ、ああ……いい」なんて告げる高遠に「萌え」ですv
高遠に抱かれるようになり、奇妙な艶かしさを漂わせるようになった希。そんな希に高遠が、体育の時間に生足を出すなとか言ってくだらないケンカなんかするのも「萌え」。
更に高遠は、希が高校の友人である内川くんと仲良くするのが気にくわないらしく、酔って絡んで希を怒らせてしまいます。
希に「もう、嫌いだ…っ!」なんて言われてどうするんだ高遠…
一応は希に許してもらったものの、ライブ中に希の目の前で仕事相手の女性シンガーに、ステージ上でのパフォーマンスとはいえ熱烈なキスをされる高遠。
しかし別段気にした様子もない高遠に希はショックを受け、ライブ会場から逃げ出します。
後にその女性が過去に高遠と関係があったのだと感づいた希は、わけもわからず度の強いお酒をイッキ飲み!酔ってくにゃくにゃになった希は、強烈なフェロモンを撒き散らして介抱してくれていた友人・内川くんに、濡れた瞳でしなだれながら絡みまくります☆
舌ったらずになってる希がかわいい…v
それを見ていた高遠が黙っているはずもなく、酔いも手伝い反抗する希を強引に拉致。
人前で隙のある顔をするなと、自分のことは棚にあげて説教する高遠の口元には、先ほどの赤いルージュの汚れが。ホントふざけんな☆って思ってしまいました。
そんな高遠に、あの大人しい希が平手打ち!そりゃそうだろう。その後は、泣いて怒鳴ってなじってダダをこねて…普段は見られない希がいっぱいでした。
酔った希は、他の人が高遠を名前で呼んでいるなら自分も呼んでみたいとおねだり(?)します。
高遠の耳元で「信符さん…」と首筋を噛んで舐めながら囁く希に煽られた高遠はもうクラクラです。珍しい高遠が見れましたv
その後のHは濃いことこの上ありませんでした。酔った希が激しい激しい(笑)高遠もそれにノって、いやらしい言葉を希に言わせるのがもう…(-.-)
最後の一滴まで搾り取ろうとする希がエロい…
崎谷はるひさんの作品の中では一番好きなシリーズでした。面白かった!