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milk crown no tomadoi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
両親の離婚問題と、恋人の渡米に惑う希の心理描写に「神」です。
精神的に揺れる時期にある二人は愛欲の日々を過ごしていました。高遠に何度も、もう一度抱いてほしいとねだる希の色気が半端じゃないです。
しかしそれに応える高遠もどこか様子がおかしい。
実は高遠にもまだ振り切れていない過去が。
希から自分と同じ傷を感じ取り、お互いに甘えてお互いの身体に溺れる二人。
結構際どいプレイもあったりしてエッチぃです。
高遠にも励まされ、数年振りに離婚する両親と対峙する希。自分の居場所と大切な人たちを守るため、両親に自分の想いを激しくぶつけます。
両親からスポイルされてきた希の言葉は痛々しく、泣けてきます。
それでも今は、自分を愛してくれる人たちがいると知っているから希はがんばりました(T_T)
全てが終わった後、希は恋人のもとへ向かいます。
渡米する高遠に、待っているからと告げる希。そして出国するまでの間は、高遠のことを忘れられないくらいずっと自分を抱いていてほしい、とお願いする希に高遠はKO☆もうメロメロです。
ベッドの中で「浮気しちゃやだよ…?」と涙声で拗ねる希はめちゃめちゃかわいかった…v
高遠の熱を忘れまいと乱れに乱れる希に、さすがの高遠も「そっちこそ浮気するなよ」と釘を指します。
こんな身体で本当に自分がいなくて我慢できるものかと心配になるほど、希の身体はもう慣らされてしまったようです。
そして今回「神」のもう一つの理由である、高遠視点の番外短編『ミルククラウンへのたくらみ』がもう…!
虎視眈々と希を手に入れようとたくらむ高遠が、もう獣にしか見えない☆
高遠を虜にしてやまないのは希の存在そのものと、そして淫蕩な気配を持つ身体だとか。…正直すぎる。
再会Hでは高遠も負けそうなくらいすごい、教えた以上の希の腰の動きと共にフィニッシュ。
ミルククラウンシリーズの中では一番エロい巻でした(>_<)
高遠と過ごすうちに、過去の苦い記憶から少しずつ立ち直り始めた希の元に、両親が離婚するらしいという知らせが届いた。
しかも2人ともが外聞のために希を引き取りたいと言っているらしい?!
冗談じゃないと憤る希を高遠はただ抱きしめるが、そんな高遠自体もなにか鬱屈を抱えているらしく……
逃げ込むように身体の関係に溺れる2人。
はたして、彼らの進む道は……
シリーズ三冊目は決着編です。
希が両親と対決したり、玲ちゃんと義一ちゃんが奮闘したり、高遠の過去が語られたり。
お互いに別々の葛藤を抱えた希と高遠は、それを言葉にするわけでもなく体の関係に溺れます。
そんな共依存ともいえる関係が切ないと同時に、この関係はきっとある程度対等じゃないと成立しないわけで、希も成長したなあとしみじみ。
高遠は間違っても希のことを支えてくれるようなできた大人じゃないから、強くなって一緒に歩いていくのが一番なんでしょう。
色々苦労はしそうだけれど、そんな対等な関係はちょっといいなあと思うのです。
崎谷さんの書く受は芯の強い子が多くて、そんなところが大好きなんです。
このシリーズの裏にちらちらしていたオジサンずの話が気になります。
スピンアウトが出ているそうなのでそちらを探しに行きたいと思います。
ミルクラシリーズ第三弾。
のっけから糖度高めで始まります。
情事後のベッドで高遠の音で目覚める希。
あまーい雰囲気のなか、再びベッドに沈む二人ですよ。
過去の事から少しずつ前に進みつつある希に突きつけられた、両親の離婚。
希を引き取りたいというその本音は身勝手なものばかりで、希の心は深く沈み込んでしまう。
そんな中聞かされた、高遠のアメリカ行き。
高遠から聞いたわけではないそれを、希は消化できずに溜め込んでしまう。
けれど、それでは駄目だと、高遠と話をすることを決めた。
前の希なら、爆発するまで溜め込んでいたんでしょうが…成長ですねぇ。
高遠もまた、希のことを気にかけ話をしようと努力している。
話をする途中、高遠は希が中学の時に入院していた事実を知ります。
そんな過去があったから希は自分の思いを口にすることが怖いんだと知り、高遠は今までの自分の失態を悔いる。
このとき、なんだかホッとしてしまった。
責めているわけじゃないという希の強さに。そしてちゃんと過去を悔いた高遠に。
両親と話そうと決めた希は、きっぱりとどっちにも行かないと告げます。
父親の怒りの矛先が自分ではなく玲二に向かうことが許せなくて、希は我慢しきれずに自分の両親に痛烈な言葉を投げかけます。
「自分の親、軽蔑させるな!!」
この言葉は痛く、胸に突き刺さる。
いなければよかったって、思った?そう聞く希に父親はばかを言うなと否定し、母親は泣き崩れ…希はそのとき初めて、苦しんでいたのは自分だけじゃなかったのだ、と気づく。
口に出してしまった言葉への後悔。
希の痛みが苦しいほど伝わってきて、思わず涙ぐんでしまいました。
しっかし高遠がアメリカに行く日までたくさん抱いてって。
忘れられないくらいいっぱいしてって。
希くんてば…もう!
翻弄されとります、高遠さん。
離れることに不安を感じないわけじゃない。
だけど待ってるから、と健気に振る舞う希。
何年でも待つつもりでいたんです…が。
かわいいなぁもう。
完全なる希の思い込みで、三ヶ月で高遠帰ってきました。
それでも、三ヶ月、ずっとさみしく暮らしていたんだから、ね。希くん。
巻末、高遠視点のお話が。
希が『3・14』で働き始めたところの高遠視点ですね。
子どものときにロックオンしてましたが、再開してまたロックオンですよ。
そして話は現在、アメリカから帰ってきて、愛しい恋人となった希をつれかえってきて、らぶらぶで終わります。
高遠さん、自分で仕込んだんだから、満足でしょ?笑
ミルククラウンシリーズ3です。
子供として過ごす時期に芸能界へ入り
そして引退している希は
ほかの子供より心が倍速で大人になってしまったわけですが
高遠と恋をすることにより、子供っぽさを取り戻したような感じ。
身体は、倍速で淫乱になっちまいましたがw
希の両親の離婚問題に揺れ不安定な時期に
高遠の渡米話が持ち上がり、心の不安を身体でまぎらわせるのです。
だいじょうぶなのか?と、いうくらい結構な回数ヤってましたw
シリーズの冊数が増えるごとに高遠がサックスプレイヤーとして
ビッグになっている気がします。
バックボーンとかも今回でわかるので
高遠も希も、どこか同じような傷を抱えたもの同士だったような感じがしました。
子供から大人へ成長しつつある純粋健気受け
ベッドでは、かなり淫乱ちゃん・・・
そしてそれに振り回される大人という構図。
年の差カップルですが、いい感じに次第に互いの距離が近付いていて良い年の差カップル。
今作で、希〔受〕の両親がついに離婚をしてどちらに付くかの選択を迫られます。
しかも希が欲しいからという理由より、離婚に有利になるかという理由からの選択です。
自分を受け止めてくれる叔父やバイト先から離れなくてはいけないのか、そうなれば高遠〔攻〕とも離れなくてはならない等で悩む希。
高遠は高遠で、実は彼の両親も離婚していて有名なバイオリニストの父親にバイオリンの英才教育を受けていたという過去があり、それを希に話してくれるのですな。
希の両親は良い親ではないけれど滅茶苦茶悪人ではない、それに希には理解して受け止めてくれる両親や、店長も居るし、恋人の高遠やクラスメートもいて、周りには割りと恵まれてるんですよね。
それだけに痛さはあまり無くて、理解ある暖かい周りの人々の中で希が真っ直ぐに進んでいく姿は安心して読めます。
後半で高遠視点があり、やはり希が子供の頃から知って狙ってたのかよー!結構執着タイプだなって感じで、執着攻スキーとしては萌えツボ。
エロは、ラブラブな2人のいっちゃういっちゃう~系の喘ぎですがかなりエロかったです。
特にルビー文庫って事を考えるとレーベル的には相当エロい分類に入ると思う。