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ヨーロッパを舞台にしたヴァンパイアの時代もの。不憫な受けと復讐に燃える攻めの仇同士が出会う人外ラブ。
ユリウス(受け)がイノセントなの。ヴァンパイアなのに人間の血は摂取せず、それに近い植物を食べて生きている。ペットのミルチャがとっても可愛くて悶えてしまう…。齧歯類で、ウサギっぽい動物みたいなんだけど、好物がチョコレートなの。
初期の頃から作者様のイノセント受けと動物描写にくすぐられてきたけれど、この頃の、いかにも好きなものだけで固めました!っていうような、閉じられた世界観の方がひっそりとしていて好き。
健気受けなヴァンパイアと、彼に救われた少年が成長して年下攻めになる設定や展開は好みだったんですが、どう見ても作中には書かれていないけどバッドエンドです、ありがとうございました、ってかんじで、結末に納得がいかない。
BLだとハッピーエンドが約束なので、そういう雰囲気にまとめておきましたというだけで、それまでの話の流れから考えても、このまとめ方には無理があるような?
BLで書くことに無理があったんでは、と思わずにはいられない力業のラストのせいで、それまでの萌えも吹っ飛びました。不幸になってほしかったわけじゃないんですが、設定が生かし切れてなかった。残念。