好きの病

suki no yamai

好きの病
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
渡海奈穂 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
樹要 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784773002669

あらすじ

陸上部副部長の矢板と後輩の片岡は、周囲が認めるカップルだったが、二人の関係はキス止まり。矢板は、男前でもてる片岡にめろめろだが、片岡の方はそうでもない。そんなある日、矢板の方から、抱いてもらうよう、迫ってみるが―!?二人の書き下ろし他、短編二編を収録。明るくHでキュートなラブ・ストーリー。

表題作好きの病

片山・小動物が好きな愛想のない陸上部員/中二
矢板・攻様にメロメロの小柄な陸上部副部長/中三

同時収録作品再会の方程式

腰越宏武 中2
乃木京一 中3

同時収録作品しあわせ家族計画

森谷タカト 商店街の精肉店の息子・大学生
佐倉水樹 商店街の食堂の息子・中2

その他の収録作品

  • こどものキス
  • だいすきがとまらない
  • あとがき

レビュー投稿数1

ショタ作品集・・・?

これは・・・正真正銘(?)ショタってやつです。(中学生なんですけどね。中学生もショタなのかは疑問)。そもそも『ショタアンソロジー』掲載作ですから。
このころの渡海さんは、『ショタ作家』と言っていいのかはともかく、ショタアンソロジーに定期的に書いてらしたようです。

それに、樹さんのイラストがもうまんまショタなんですよ。いや、可愛いんですけどね。

表題作シリーズと、他に2CP分収録されています。

あらすじは表題作のシリーズです。
中学の部活の先輩後輩・片山(攻・後輩)×矢板(受・先輩)はいわば公認CPなんですが、その想いの熱量には差があって、それが『強い方』である矢板の悩みになるんですね。結局のところ、わかってみれば両思いなんですが。

この矢板が恋愛至上主義(本人は『主義』なんて身構えてません。もうまさしく自然体なんです)というのか、誰よりも何よりも、そう自分よりも『恋人』が優先するんですね。しかし、この視野の狭さがいかにも中学生なのかなあ、とは思いました。作品自体が、あまあま・ふわふわのいかにもドリームなようでいて、実はすごいリアルなのかもしれない、とも。

中学生同志で、ふわふわしてるんだけどHはしっかりやってる。それでも、なんか可愛いんですよ。ラブがちゃんとある。私の好みかと訊かれれば違いますが、それでも結構好きなんです。

あとの2編はまったく別CPのストーリーです。

『再会の方程式』は、文字通り幼馴染みの中学生(後輩×先輩)の再会もの。先輩のキャラクターが、いわば見た目と中身にギャップがあるんですね。これはあんまり印象に残らなかったな。

『しあわせ家族計画』は、同じ商店街の中の大学生×中学生。これは『BLファンタジー』を越えたファンタジーというか、いっそのことコメディかもしれません。シリアス成分は確かにあるんですが、そもそもタカト(攻)が夢みるヘタレとでも言おうか・・・まあいいヤツです。アホだけど。
結構面白かったですね。

私はもともとショタ自体好みではないんですが、その中でもショタ同志・ショタ攻は特に苦手なんですよね。表題シリーズと『再会~』は、どちらも中学生同志の年下攻ですが、私はもともと年下攻が苦手な方なんです。まるきりダメというわけではないですが。
同じショタなら、あくまでも無理矢理がないという前提においてですが、年の差・年上攻(ショタ受)の方がまだマシです。
ですから、最後の『しあわせ家族計画』がいちばんよかったかな。

それでも、1冊トータルでも結構好きなんです。ショタだと思えば破格級かもしれん、と思うくらいには。
ただ、個人的に中学生はショタじゃないと思ってるからかもしれません。もともと若い受が大好きなので。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う