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お前も、男に飢えてたんだろ?
yokubukai junjou
作家さんの新作発表
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地方の支社に左遷された昌成の前に突然現れ、強引に自分のチームに入って本社につれていくという言葉に誘われ、自分の体を差し出す契約を交わす。
強引なやり方なのに、出世に邪魔になった自分を左遷させた墨田に復讐するためだと秀島にいわれ受け入れてしまう。
墨田と比べていたはずなのに、いつしか秀島のやり方にならされ、秀島のそばで仕事をしたい、秀島に認められたいと思うようになったところで、墨田の嫌がらせから秀島は、事故にあい大事な仕事に穴をあけてしまう。責任をとって辞職し三浦にも告げずにいなくなってしまう秀島。
やり手プロデューサー秀島と、墨田の熾烈な戦いに巻き込まれた三浦のお話だと思ってここまで読んだ読者は、なぜにいなくなる~と、三浦とともに、途方にくれないといけません。
が、墨田が種明かしをしてくれます。そこでやっと秀島がなぜ日本に帰ってきたか、強引な仕事をして結果を出したがっていたか明かされます。
いつもは強引な秀島の思いがけない純情な一面にあっけにとられます。
そして、それを踏まえたうえでもう一度最初からよんでみたくなりますよ。
設定は王道で、多少BLファンタジーな無理目の展開もありますが、全体に良かったです~
本社で有能なCMプランナーだった受け、昌成。当時上司の墨田と関係がありましたが、その墨田に裏切られ、飛ばされる形で現在は地方支社勤務。
そこへ、アメリカの他会社で活躍し、世界でも評価の高いCMディレクター、秀島が帰国していきなりのところへやってきます。一緒に本社に戻って秀島の言うことを聞く部下となれ、と。そして体も強引に開かれます。この辺の強引さはBLならでは。
その後、どうやって秀島と昌成のチームが成果をあげていくのか、墨田への意趣返し、恋へと育つまで、が丁寧に描かれて、最後まで飽きさせない展開でした。
秀島の意図は最後に明かされるのですが、これは割と想像つく理由かな。
とにかく秀島が、仕事もプライベートも強引ながら実力はあり、昌成にぶっきらぼうに接しながらも時折甘さをみせる典型的なオレ様攻め。
かつてつきあっていた墨田は優しいけれどその顔の下に我欲を隠しているのに対し、芯にある優しさを隠すような傲岸っぷりを示す攻めはよい対比になっています。
最後の方は、秀島の隠しきれない気持ちがにじみでてきて、読んでてにやにやしちゃう場面も多く、全体的な起伏がうまく構成されていて楽しめました。
昌成は割といつも強引に秀島に抱かれてしまいます。エロシーン多いですが、描写はそこまでエロくないかなー。愛があるので安心して読めます。