まるで、灼熱のキス。―Boxer the Molester

まるで、灼熱のキス。―Boxer the Molester
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×26
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
62
評価数
18
平均
3.6 / 5
神率
22.2%
著者
鬼塚ツヤコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
不純なまなざし―Boxer the Molester
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784829622100

あらすじ

なにもかも平凡な木崎は、自分には「何かがたりない」と感じていた。そんな折り、取引先の相手で同階級のボクサー・柴賀にむりやり犯され、試合でも負けてしまう。「膝を折ったあの瞬間から、お前は俺のものなんだよ」と柴賀に宣告され、淫らな体の関係をつづける木崎だったが、その快楽に、激しさにしだいに溺れていき……。体は繋いでも、けっして唇だけは触れ合わせない、それが暗黙の契約。まるで、激しく燃え上がる二人の心を隠すかのように──。

表題作まるで、灼熱のキス。―Boxer the Molester

受様の実家が担当の宅配業者・ 柴賀慎
実家の喫茶店&花屋のバイト・木崎直哉

その他の収録作品

  • まるで、灼熱のキス。
  • まるで、服従のキス。
  • 番外編 まるで、熱病の恋。
  • あとがき
  • 付録まんが。

レビュー投稿数7

むーん

生い立ちや生き方云々相まってというところは
あるにせよ、攻が分かりにくすぎる(笑
不器用を通り越してもはや挙動がおかしい
全体を通じてそうなのだから
そこは読み手が推し量る部分なのかなというところ
好意があるからこそ周りをうろついて
突然突飛な行動を起こす
そっけないフリをして突き放すくせに
異常なほどの執着をみせる
ここの起因となるとこが読みたいかなぁという作品。
分かりにくすぎてサラッと読み飛ばしたやもだけど。

濡れ場は多め
過去に酔っていたとはいえ同性との性経験を持つ受の
感じ方や変化は面白かった
身体を重ねるほどに離れられなくなっていく感じも
嫌いじゃない。
好きになっていく過程が性以外によくわからんかったけど

最後に
中身は思うてたより真面目にボクシング話
ストーリー云々はさらっと読み飛ばしたが
門地センセの表紙が美しいのでコレクションとしてはいい作品かなと思いました。
続編でどのくらい感情の機微が見れるのかを期待する

0

懐かしい系イタイBLですね

「改訂新版 ボクサーシリーズ」(kindle版)で読みました。
文庫版からは、「地の文、特に説明をすっきりさせて読みやすくする。エロの描写をこまかく増やす。」などの改定が行われているそうです。私は、旧版は読んでいませんので比較することはできませんが、文章はスッキリとして読みやすいと思いました。(内容的には、さすがに懐かしいタイプのBLだなぁ…という気がするのは仕方ありませんが。)

序盤、木崎が柴賀にいきなり襲われてしまうあたりは、「なんで?」みたいな置いて行かれた感がありましたが、話が進むにつれて何か「ある」んだろうなぁ…と次巻以降が気になる感じにはなってきました。

二人してSEXに溺れてしまうみたいな展開はどうなのよ!? と思ってしまいますが…。
イタイ展開が大丈夫な人には、エロも多く楽しめるのでは?と思います。

0

徐々に…。

正直、最初はなかなか話に入っていけませんでした。
あらすじに惹かれて買ったはずなのに、面白いと感じられなくて。
なので、表題の「まるで、灼熱のキス。」を読んだ時点では「?」みたいな感想しかなくて。
それが読み進めていくうちにだんだん面白くなってきた!

主人公の木崎の被虐的なところが見えてきたり、柴賀の生い立ちが見えてきたり。
少しずつ木崎の気持ちが傾いてというか、どっぷりハマってる?感じが見えてきたりして。
木崎が柴賀とどういう関係を本当は築いていきたいのかとかが見えてくると面白くなってきました。

ヤってることは終始変わりがなくて。
柴賀の一方的な攻め方も変わらないんだけども。
生い立ちがわかってからは、なんかその裏にある語らないけど弱い部分というか脆い部分というか、そんなのが強い形で表れてるのかなとも思ったりして。

番外編の「まるで、熱病の恋。」でようやく、セックス以外でも柴賀が木崎を必要としてるような部分が見えたりして嬉しくなりました。

あとは、門地さんのイラストが当然エロいのと、ラストに3ページのマンガがあって。
それもかわいかったー。

1

孤独で愛をしらない設定に甘えすぎ

作品中7割はHしまくりなので、エロい事はエロいのですがカップルの性格が好みと合わなかったです。
無理矢理があるのと鬼畜エロが多いので、苦手な方はご注意。

ボクサー・柴賀 鬼畜無口攻め×ボクサー・木崎 被虐受け
いくら施設育ちで愛を知らない孤独な設定の攻めとはいえ、好きな相手にそれを伝える努力位してもいいのではないか。
木崎が他の男と関係を持っていたと言う事を知って無言のまま怒るのですが、最初だって無理矢理の強姦だったし、好きともなにも伝えずにただ身体だけ繋いでいる関係で、怒れることでもないと思います。
常に、受けからのモーション待ちって、どうなのだろうか。
積極的に自分からもする事と言えば、Hのみ。
おまけに、えらい無口で言葉責め位しか、まともに言葉を使っていなかった気がします。

受け攻めどちらともSEXのし過ぎで、肝心のボクシングがおろそかになるとか、そういうのも受け付けられませんでした。
木崎もはじめは逆に、酔った勢いでHをしてしまった高村とのことを気にしていただけに、柴賀にいってしまったのが腑に落ちなかったです。
受けにとってのボクシングというのも、お話のアクセサリーという感じで軽い印象です。
木崎の実家のお店に柴賀が配達に来るので、受けもボクサーにする必要性がそんなになかった気がします。
柴賀の『女』にされたって感じで、もっと男らしさが欲しかったです。

受け攻めともボクサー設定なので、細くて綺麗な少年系の門地かおりさんの絵だと、パンチが足りなかった気がします。
もうちょっと筋肉がついていて男らしい感じの絵の方がボクサーと言うイメージとは合います。
この話の続編で、「いっそ、熱病のキス。」も出ています。
この話を前編と取るか、単品で完結しているものとして読むかで、評価も変わる気がします。

エロ:★4 自慰、夢精、強姦、汁だくで濃い目のH
総合:★3 ボクサーという職業にもうちょっと真面目に向き合って欲しかったのと、攻めが無口すぎました。

2

ミュウ

どうも、お久しぶりです。コメ嬉しいです♪
無口すぎてコミュニケーションが全くとれていないのに、何故か話が進行する
物凄くそこに、私も線を引いて同意です!そこが、一番不思議だったんですよ。
木崎側で、柴賀の雑誌記事みたり、人に聞いたりして、バックグラウンドが補われていって。
結構、木崎が盛り上がり想像体質じゃなかったら、上手くいかなかった気がします。
そうですね。作品の相性とカップルへの萌えの方向性が合わないと、高評価でも低評価でも合う合わないありますね。
現在、続編を読書中で、やっと柴賀の可愛さに気づいてきた所です。
1巻というより、この話は「前編」ととらえた方がいい気がしてきました。
単品でこの話だけ読むとあの評価と印象なのですが、続編も読んで改めてセットで評価すると、超無口で不器用な攻めが動き出したというだけで、この話を評価してもいいかなと思ってきました。
無口も個性の内ですが、内面がわかるようにもっと喋って欲しかったかも。

ともふみ

おはようございますミュウさん。お久しぶりです。
このお話のわたしの評価は萌なのですが、ミュウさんのレビュー内容にはほとんど同意します。笑
柴賀はほんとに無茶苦茶ですよね!理不尽すぎる。
そしてそれ以前に、無口すぎてコミュニケーションが全くとれていないのに、何故か話が進行していってるのが謎でした。
酷い男を好きになる典型的な「女」っぽい木崎の思考もついていけず。
ミュウさんのレビューにアンダーラインつけたいくらい頷く所が多いのに、なぜかこのシリーズに妙に惹かれてしまう自分が一番謎です。
結局は自分との相性なのかなあと、一般小説と違ってBLは萌えが先行しやすいジャンルなので、ある意味やっかいですよね。

ミュウさんのレビューはわたしにとって未知の作家陣ばかりで、新しい作家さんを知るきっかけにさせてもらっています。
実はこっそりお世話になってるともふみでした。では!

初キスまでのながーい道のり

なんというか「言葉が足らない」とかのレベルじゃないくらい
柴賀はしゃべらないし、強姦はするし、ストーカー一歩手前だし(笑)
このシリーズは鬼塚さんがノリノリで書いたお話のようだし(私的に見てだけどw)、
挿絵の門地さんも大絶賛。私もかなり好きな傾向の作品ですが
前述した柴賀の特徴と、受けの木崎の湿っぽさと女々しさに辟易して
しまう人は相当嫌いな作品かも。

車でらぶらぶするのはお約束として、おいおいやることやっといて
ペットボトル回し飲みでその反応・・・小学生かっ!(笑)
木崎は前にやらかしちゃったことをポロっと柴賀にしゃべっちゃうし、
柴賀はツンデレ属性を発揮してエロに突っ走るし・・(笑)
ようやくキスしてからはキス魔かっ!ってくらいキスしまくり。
加減を知らないらぶらぶぶり・・・(笑)

理解してるようでほとんど理解しあってないでこぼこな二人。
唯一共通するところがあって、それすらわかりあっているのかわからないけれど、
同じくらい弱い。でもだからこそ、弱すぎるから一緒にいる。
子供の初恋みたいで読んでるこっちが赤面させられるふたりです。
続編は柴賀視点のお話が入っているので是非ご一読を。

1

ここまで喋らないのも

「不器用で、言葉の足りない攻め」ってのは、BLの設定としてよくあるけど、
ここまで喋らない攻めっていうのも珍しい。

木崎、お前ホントにそれでいいのか?!

全く口説きもせずに、好き勝手している柴賀よりも、
寧ろ、自分の気持ちに目をつぶったまま、自分から溺れていっている、木崎の方を詰りたくなる。
一応、柴賀のコミュニケーション欠如は、その生い立ちにある、的な事で、木崎はあっさり納得しちゃっているが、、、

巻末に門地さんのマンガが4ページ
門地さんの絵の木崎、いかにも快楽に弱そうって感じで、エロカワイイ

1

厳しい勝負の世界

おちゃらけた雰囲気はありません。暗くはないけど、真面目にボクシングのことを書いています。だからあまりBLっぽくないかもd(エッチは濃いけどね…)

というか、言ってみれば「はじめの一歩」のパロです(^_^;)

1木崎(受け)=実家の花屋を手伝う、あまり才能のないボクサー=一歩だと木村

1柴賀(攻め)=施設で育った、強いが素行に問題ありのボクサー=一歩だと間柴

1高村=受けと同じジム。ミドル級チャンピオンの才能あるボクサー=一歩だと鷹村

ね!(^O^)/ それぞれの立場なかなか重なってるでしょd

でもね、一歩で間柴×木村じゃ私は全く萌えません。むしろ逆に嫌…‚

だからそこは良い具合に曖昧に、上手にマイルドにまとめられていて良かったと思います。どう良い具合なのかは読んでみて下さい(笑)まぁ門地さん挿絵なんで、それも良い理由の一つd

多分一歩をパロったのは間違いないと思うけど、本家の木村より八割増しでヘタレなので大丈夫。これなら男に抱かれてても不自然じよないと思えた。

冷静に考えると、この受けは勝負でも負けてセックスでも完全にいいようにされていてどうしようもない!
でも本人も自覚しているからそれがやりきれない!

切なく官能的、そして汗臭いお話でしたĂĂ

1

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