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deadly dead end
世界大戦後、世界が一つの連邦国家となっている時代の学園もの。
かなり過激である種の怖さを感じる、
主役はスペクター(恐ろしい怪物)と呼ばれる教育委員会推奨監察官で
司法特権を持って問題を抱えた学校の生徒や教師を処断出来き、
その罪の重さから暴力や殺人まで認められている、そんな設定でした。
かなり怖いですよね、悪質の度合いにもよるけれど問答無用で罪を侵した
生徒が射殺されたりして事件を解決するのです。
そのスペクターの一人がウエハラでまるで宗教画から抜け出したような美貌で
シンパシィ・ヒーリングの能力を持っていて、神父でもあるらしい。
このウエハラの過去や経歴は最後まではっきり明かされることは無かったです。
そんなウエハラの仕事の相棒がアナトリー、こちらも貴族的なクールと言うより
氷のように冷たい美貌と冷淡な性格の持ち主。
でもそれには訳有で大切な妹が問題生徒たちの集団に拉致され心を壊して
しまうくらいの暴行を受けたからで、シスコンだったようです。
アナトリーは妹を精神的に殺したような問題生徒を復讐出来なかった
代わりのように断罪していきますが、それは情け容赦無しと言うだけで
罪もない生徒を殺してしまうような話ではありません。
そしてウエハラはそんな相棒のストッパー役であり、逆に対話で相手を救済
することを頑なまでにしているのでこちらはいつ殉職してもおかしくない。
二人でなんとか均衡を保てるようなコンビかも知れない。
そんな二人が任務で訪れた学園で、事件を捜査しながら犯人を見つけ救済と
断罪をしながら、アナトリーの心の闇をウエハラが救う流れになる話で
完璧なハッピーエンドでも、ラブラブな話でも無く学校問題やストレス
人間の弱さ強さを見せつけてくれるようなマニアックな作品でした。