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シリーズ第2段!
慶理の成長編です。
あとは、兄の会社で働くイケメンデザイナー集団&慶理のライバル的存在の人物もお目見えで、個性的な脇キャラが増えてます。
東と恋人関係になり、デザイナーの正体は秘密のままでも、東と仕事が出来ることを喜ぶ慶理。
でも、会社の都合でデザイナーが変更し仕事から下ろされてしまう慶理。
そのことがショックで、初めての挫折に落ち込み、焦りを感じ始めます。
東に甘えたいんだけれど、グッと堪えて1人で乗り切ろうとする慶理。
自分のけじめとして、気持ちの整理がつくまでは、東とは会わないと決心します。
真っ直ぐで一生懸命葛藤する様がせつなくもあり、その素直さがかっこ良くもあり、青春してていいなあと思います。
頼られない東はちょっぴり寂しいとは思うんですけどね(笑)
気持ちに整理がついて、東とも会うようになった頃、東と一緒にした仕事が認められデザインの賞をもらうこになる慶理。
初めて認められたということ、それが東との仕事だということが、慶理にとってはとても大きな力に繋がっていく感じでした。
東はいい大人の男だよなあ〜と♡
慶理を見守る視線がとても心地良かったです。
前回の一度慶理を怖がらせことを反省しているので、大人の自制心を一生懸命働かせているところは笑っちゃいました。
凄くピュアな恋愛をしている2人。
そのくだりは、出来すぎてて、綺麗すぎなんじゃ…とも感じてしまうんですけど!
読んでいくうちに、相手を思いやる優しい気持ちがとても心地よくて、読んでいて癒されてしまうから、細かいことは良くなってしまいます。
先生は地味過ぎると言ってますけど、「普通」、「平凡」、「地味」って、簡単なようで難しい事だと思うし、とても大事な事だと思うから、私は好きな言葉です。
blだから華やかさ、ドラマチックさも必要だとはわかっているんですけど、こういった目線の違ったお話を書いてくださる作家さんも大切だよなあ…と私は思ってます‼︎
最後、授賞式のお祝いの言葉を伝える東と、正体を隠したまま電話越しで東の話を聞く慶理のシーンは、凄くすぐったくて好きです。
東のキザすぎるセリフには、それはちょっと…と思わなくもないんですけど(笑)
やっぱり2人は気持ちが通じ合っているんだなあと思わせる、優しい空気感が伝わってきて、とても萌シーンでした。
キザだけど、慶理の気持ちを尊重する事を決めた東の優しさがとても良かったです。
大人の魅力あふれる東さんにほだされちゃいました(笑)
脇キャラも魅力的なんですけど、やっぱり慶理を溺愛する兄•稔がいつ押しで好きです。
しっかり者の彼女さんとの会話はお気に入り。
やや理解ありすぎる兄かとも思うんですけど、見た目や口の悪さとは違い、慶理を大事に思う気持ちが滲み出ている、かっこいい兄ちゃんです。
今回は、慶理の代打で授賞式に出るということで、外見もイメチェンで男前度upで嬉しかったです。
年の差もので、優しい恋愛模様が好きな方にはオススメかなあと思います。