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otawamure wo prince
作品全体に漂うアホアホB級臭に、好みが分かれるような気がします。
私は結構、B級のノリが好きなので、楽しめました。
サラリーマンとプリンスの全く噛みあわない会話や(これでどうやって恋に?!)、
ぶっ飛んだアラブのお金持ちっぷりが笑えて、気持ちが良かったです。
ただ視点がコロコロと変わるのが、やや読みにくかったです。
今までサラリーマンの視点だったのに、いきなりプリンスの視点にチェンジし、
あれ?このモノローグや台詞はどっちの?と、たまに混乱することがありました。
「明日も愛してる」の作者とは同一人物とは思えない弾けた作品で吃驚です(笑)
1997年出版アイスノベルズを文庫化したものです。
表題作と続編の2作品が収録されています。描き下ろしショートはありません。
表題作「おたわむれをプリンス!?」は徹(受け)がカディール(攻め)にサウド王国へ連れ去られるまで、続編「おたわむれをプリンス・イン・アラブ!?」はカディールの第一夫人として軟禁される日常です。
CD化もされているだけあって、テンポよい甘くエロい内容で面白かったです。
カディールはアラブものでよくある「強引でエロいおしおきをするセレブ攻め」ですが、主人公の徹がとにかく元気です。「チキチキバンバン野郎」というテンションの高さについていけないと疲れるかもしれません。契約してくれるかもという計算でカディールに抱かれますし、何度も逃亡を企て、とにかく反抗します。カディールが一枚上手なので私は楽しめたのですが、そんな徹の思考が苦手な方もいるだろうなと思いました。
それと、ストーリーの視点が徹とカディールだけでなく、召使や先輩などころころ入ってきますので、ドラマみたいで面白くはありますが、その人の視点の冒頭部分では誰の話か分からず戸惑いはありました。途中でああなるほどと気づきはするのですが、ちょっと読みづらく感じました。
安芸先生の人気作品「明日も愛してる」のようなシリアスで切ない話とはまったく違いますが、コミカルなアラブもの好きにはお勧めだと思います。
読むのに時間かかりました。他の本に浮気しつつ、二週間ぐらいかけてなんとか読みました。
あまりにもつまんなくて…。
アラブの王子さまに誘拐されてハーレムに入れられてエッチしまくって、そのうち恋心が芽生える、みたいな話です。
文章が下手すぎて、辛かったです。