その冷ややかな唇で

sono hiyayaka na kuchibiru de

その冷ややかな唇で
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
24
評価数
8
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
鬼塚ツヤコ 

作家さんの新作発表
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イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784044470029

あらすじ

壮絶な美形で、前途有望な助教授・比良坂に片思いしている及川は──。壮絶な美形で、前途有望な助教授・比良坂に片思いしている及川は──。

表題作その冷ややかな唇で

工学と医学で博士号を持つ大学助教授
比良坂の研究室に所属する大学修士2年

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レビュー投稿数3

独占欲に胸キュン

なんといっても門地センセのイラストはエロいっす!
そしてイケメンなんですよ!

鬼塚センセのかく攻めの俺様&独占欲ってのが、
自分にはホントにキュンキュンします!

最初は受けが攻めを好き好きな関係が、攻めのほうが
受けに溺れちゃうってのが、好きな方におすすめです!

溺愛って言葉考えた人すごいな…

0

独占欲全開

助教授・比良坂に片思いしていた及川。
相手とっかえひっかえして誰にも執着しない比良坂が女性と揉めているところを見てしまい、
俺なんてどうよ?と持ちかけてしまう。
比良坂は好意を向ける相手に冷たい事を知ってるので面と向かって告白なんてできない。
だから理由を聞かれると、好きな人がいてその人とは付き合えないから…と。
ここで一旦断られるんです。後日比良坂から迫られて関係を持ってしまうのですが、
最初の時点での比良坂は及川に恋愛感情は無いんですよね。
この話の萌えるところは最初は及川→比良坂だったのが、
途中から比良坂→→←←←←比良坂ってぐらいべたべたに執着されまくるところ。
しかも比良坂は及川に想い人がいると思っているし、及川は比良坂に好かれてないと思ってる。
まさに両片思いだなと思いました。
及川の友人が比良坂の前で見せつけるようにべたべたしてる時の比良坂の冷えっぷりが恐ろしくてこれから大変だろうなあ…。
同じ研究室の女の子が言ってた、興味の幅が狭いから一度執着すると~っていうのが的確ですよね。
比良坂の性格がツボだったのですが、及川の健気で頑張ってるところも良かったです。
面白かった。

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報われないなら身体だけ?

及川は比良坂の研究室にいる修士生で。
比良坂も及川も女好きというか不自由してない感じで。
けれど、実は及川は比良坂のことが好きで。
比良坂は男も相手にするという噂もあったが、及川は自分が彼の好みからは外れていることを知っていて。
なので、密かに想い続けるに留めていて。

けれど、ある日。
研究室で女ともめる比良坂を目撃した及川はつい比良坂を挑発するようなことを言い。
好きな男がいるけど相手にされないから、と告げる。
最初は相手にしない比良坂だったがフト気が変わり及川と関係を結ぶことに。
というわけで、片想いの相手と偽って寝ちゃうわけですよ、及川くん。
それで幸せになれるはずもなく。
身体自体はそれでも触れられれば嬉しくもなるんだけども、感情が伴わない行為に疲れてくんだな。

一方で、比良坂はクールな感じに見えて意外と熱い?人で。
及川がほかの男といるのとか見ると独占欲みたいなのが沸くみたいで。
及川にひどく執着する。
最初は自分でもどうしてそんなふうに執着するのかわからないままに。
やってることは強引でやきもちというかそういうのにも見えるんだけどね。
そんなこんなで気持ちが擦れ違ってるので切ない感じになるわけですわ。
そんな関係に疲れて別れを切り出す及川ですが、比良坂はそれを素直には聞き入れません。
強引に関係を結べば「ほら、みろ」的な反応を示すし。
けれど、及川は言い放ちます。
「同じように相手にも想われたい…」
そうして2人の関係は終わるのだが…。

及川の切なさ具合が好きです。
好きなタイプなんですよ、こういうの。
好きだけど報われないんだし、それならいっそ関係だけでも…って踏み込んだら、逆に余計苦しくなって足掻いちゃうような。
うん、ステキ☆
そして、比良坂の強引さっていうか独占欲の強さってのも凄かったです。
普段はクールで知的なデキる助教授って感じなのにねー。
いやー、人間ってコワイ!

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