ミルククラウンのゆううつ

milk crown no yuuutsu

ミルククラウンのゆううつ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×29
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
88
評価数
26
平均
3.5 / 5
神率
15.4%
著者
崎谷はるひ 

作家さんの新作発表
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イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ミルククラウンのためいき
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784044468026

あらすじ

こんなにどきどきしちゃうのに、なんで不安になっちゃうんだろう……恋人の高遠と一緒にいたい一心で、夏中バイトをすることにした希。だが当の高遠は仕事が入ってしまい、全く会えなくなってしまう。そのうえ不安になる希に追い打ちをかけるような事件が起こり……。

表題作ミルククラウンのゆううつ

俺サマなサックスプレイヤー・27
元アイドルタレントの高校生・17

同時収録作品ミルククラウンのゆううつ

ジャズバー「3.14」のオーナー、32歳
希の叔父、28歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

傲岸不遜攻め

は全く変わらずですねー。
なんてゆうか、子供相手にどうしてそこまで酷い事出来ちゃうのに手ェ出すんだ?

望のインナーチャイルドをこれでもかって痛めつける高遠の存在が腹立たしくてかなわない。
でもぐちゃぐちゃになった時に、高遠から逃げても望にはちゃんと帰る場所があるって事を実感できたシーンはよかったです。

ラスト付近、二人が初めて出会ったシーンが描かれてたけと、望が所属してた時はチャイドルじゃなかったっけ?
どうしてもそこが引っかかって子供の頃のシーンが入ってこなかった。


そしてこの一冊で一番地雷だった部分…
引っ掻き回してた当て馬女が、女子って部分(小さいとか弱々しいとか)で許しちゃうところ。
いやもういいじゃん!クソみたいな設定のままでいいじゃん!
女だから弱くて小さくて守ってもらう存在的な流れがほんま好かんのです。
業腹だけど、母親のがわかりやすくクズで好感がもてる

0

高遠さん…あんたって奴は。part2

ミルクラシリーズ第二弾。
前作で晴れて恋人となったふたりですが…今回もジレジレしています。

学校ももうすぐ夏休み、高遠さんともっと一緒にいられると思っていた希。
だけど高遠は八月いっぱいまで仕事でいないと告げられる。
それだけでもショックだったところに、その仕事内容がかつて希が幼い頃所属し、そして家族がバラバラになってしまった元でもあるアイドルグループ「Unbalance」のバックバンドだった。

そのことがきっかけで、希のなかに歪みと不安が襲います。
だけどいい子ちゃんの希は自分の気持ちを素直に言えないんだよぉぉ。
一番の願いは口にできないまま、ただぬくもりを欲しがる希。

そして、もうひとつ、希には言えない…聞けない不安。
自分の容姿が叔父である玲ちゃんに似てると言われること、高遠が懐かしそうに自分を見つめること。
もしかして、高遠さんは……と。

高遠からは連絡はない、不安はなくならない、とそんなぐらぐらな希に追い討ちをかえるかのように、高遠と「Unbalance」のナツミの熱愛スクープが。

信じたい。それなのに信じきれていない自分が悲しい。

過去の出来事から自分を愛してくれる人間なんていないと思い、求めることを諦めている希は、ひたすら自分を責めます。
なんだよ高遠のばかやろーーー!と変わりにわたしが叫んでしまいました。マジで。

説明もなんにもない状況で、高遠さんが好きだから、と健気に想う希。
そんなとき、何を思ったのかゴシップの相手、ナツミを連れて高遠がバイト先に現れます。
見せつけるように腕をからめ挑発的につっかかるナツミ、それを止めない高遠。

希はもうぼろぼろで、ついに吐き出します。
遊ぶなら、他にして。かまわないで、ほっといて。もう、疲れた、と。

いやぁ高遠よ。そりゃ君もショックだろうよ、希にそんなこと言われたら。
だけど全部あんたが巻いた種でしょうが!自分でキッチリ回収なさい!
言葉足んないんだよーー!

結局、スクープはもちろんガセだし、というか逆にナツミが希に惚れてたという。
高遠さん、いくら事務所から箝口令引かれてたってもね。恋人のフォローはしましょうよ。っつかしてやれ!

そして残るは目下の悩み、高遠さんは玲ちゃんを…?な高遠本人が無いと答え、そのことによって自分が幼かった頃、高遠に出会っていたことを思い出す。

やっぱりそうだったのね。小さい希に目をつけていたのか高遠よ。
執着していたのはやっぱり高遠だったか。

とりあえずは悩み解決!仲直りエッチもしておしまい♪

うん、このシリーズ。
このジレジレが醍醐味なのよね。
高遠さんも言葉足んないけど、それは希にも言えること。
だけど大きく違うのは、希は高遠さん好きー!を隠してないとこかしら。
それってとっても重要なのよ?肝に銘じなさい!高遠!

0

年齢差カップル

前作で恋人同士となったサックスプレーヤー高遠〔攻〕と高校生の希〔受〕
基本的に攻が年上の年齢差カップルって好きなんですが、このカップルって攻の高遠が完璧じゃなくて言葉が足りなかったり不器用だったりする所が、まあそこが誤解を招いたりしちゃう訳でもあるんだけど高遠のそういう面と、希のややネガティブなんだけど真っ直ぐな部分との噛み合わせがいい匙加減だなあと思う。
今回で、実は高遠と希はずっと以前に出会っていてそれを高遠は覚えていたっていう所が萌えました!
そんな子供の頃から目を付けていたのかーー高遠!!
アイドルグループ「Unbalance」の女の子が最初はちょっと嫌な奴と思わせておいて実は結構良い娘だったっていうのもお約束っぽいけど読後感が良かったです。
好きだなー、この年の差カップル。

0

スキャンダル編

なんだかんだで高遠と両思いになって初めての夏休みに心を躍らせる希。
しかし高遠は仕事が入っているらしい。
それも、かつて希が所属していて、声変わりと共に使い捨てられたグループ、アンバランスのバックメンバー。
必要なことすら言ってくれない高遠に落ち込む希だったが、そんな彼に追い打ちをかけるように高遠とメンバーの恋愛スキャンダルがすっぱぬかれて……

シリーズ2冊目はスキャンダル編。
肝心なことを何も言わない高遠のせいで希は色々大変そうです。
辛い過去持ちのネガティブっ子なんだからもうちょっと優しくしてやれよと思わなくもない。けれど、希は芯の強い子だから大丈夫、かな。
一方で玲ちゃんの叔父バカが炸裂しております。

過去の二人のなれそめがわかってあーなるほどねと色々腑に落ちた感じ。
そうかあなたも執着攻だったのかと(笑)
いえ、大好物ですが。

0

基本的に高遠は絶対的に言葉が足らないw

シリーズ2
崎谷はるひさんはじめてのシリーズものが
このミルククラウンシリーズなのですね☆

夏休みに入る希だけど
高遠は、希の所属していたアイドルグループUnbalanceの
ツアーに参加しちゃって会えないは、浮気騒動だわ・・・
のお話です。

痴話喧嘩といった感じですが
思わぬ新情報もあって、にやにやが止まりませんでした。

希の乱れっぷりも素晴らしくよかった。
基本的に高遠は絶対的に言葉が足らないです。
希も高遠も、どちらも大人っぽい部分と子供っぽい部分を合わせ持ち
そこがギクシャクするのがこの作品の魅力なのかもしれない。


0

高遠っ!

今回は、希が過去に『Unbalance』という人気アイドルグループの一員だったことが、高遠との別れの危機を呼びます。

せっかくの夏休みなのに、恋人でサックスプレイヤーの高遠は、よりにもよって自分が元いたアイドルグループのツアーのバックが仕事で、電話もない状態に。
不安が募る中、週刊誌に高遠がそのアイドルグループの一人とホテルに入る所の写真を撮られた!

結局はガセネタで、大人の裏事情もあり写真が掲載されたのですが、ホントもう…高遠もいいわけぐらいすればいいのに。
今回は完全に高遠が悪いと思います。いくら誤解だったとは言え、ちゃんと話せばこじれることはなかったのに!高遠を信じきれていなかった希が悪いとは私は思えません。

久しぶりに顔を合わせた二人ですが、希は高遠に対し他人行儀な態度をとってしまいます。そんな希に苛立った高遠は、バイト中の希を拉致!強引に宿泊中のホテルに連れ込みます。

自分が引きずって来たくせに部屋につくなり「言いたいことがあるなら言え」ってなんじゃそれは!確かに浮気はしてないし、希の誤解もあるだろうけど誤解されても仕方ないだろ今回は!…で、それに対して希は言います。


「遊ばれててもいいって、思ってたけど、やっぱりやだから…っ」

「……他のひとにして」

「遊ぶなら、他の人にして下さい。俺のことはもう……もう、かまわないで。ほっといて!」


[iLPjこれは高遠にダメージを与える台詞だったと思います。大事にしていた相手に、心のどこかでは自分は高遠にとって遊びだと思い込まれていた上、全く高遠のことを信じていないと言われたようなものですからね。そしてトドメの一言。


「もう、……疲れた」


『疲れた』と言われたらもう終わりのような気がする…。それでも高遠は希を手放したくはなかった。だからこの直後、希を強引にでも抱いて溶かして、身体で誤魔化すようなことをしたんでしょう。
何故高遠は希に執着するのか?実は二人は過去に一度出会っていました(希は忘れていた)。当時希は10才。高遠は20才そこら。
もちろん高遠もその頃は恋愛感情などではなく、当時くさっていた自分の音を、素直に気持ちがいいくらいに褒めてくれた希をずっと忘れられなかったのでしょう。

…で、ラストにはお約束の仲直りHが。
高遠の余裕が無い態度に「萌え」です。そりゃ久しぶりだもの。攻が受の身体に夢中になってるのが好きなんです私は。

「まるでこの身体をつかって、自身のそれを扱き上げるような動きは…」

という表現が一番余裕の無さを感じる所でした。

2

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