お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
一度は、泉自ら絶とうとした伊達への想いだったが、遂に伊達と泉は想いを伝え合った。
再び結ばれた喜びに酔いしれる泉だったが、伊達と由鷹が決闘していると聞き及び、慌てて決闘場所に向かう。
そこには、決められない泉の変わりに、どちらが泉を抱くのかを決めようと伊達と由鷹が殴り合っていた。
慌てて止めに入ろうとするが、それを瑠偉に止められてしまう。
結局二人の決闘は、伊達の勝利ということになったのだけれど、伊達も無傷ではいられず、最後には瑠偉に伸されてしまう。
その伊達を家まで連れて帰り、看病をする泉だったが、時間が経てば経つほど、由鷹を裏切ったことに対する罪悪感がふつふつと沸いてくる。
そしてまた、再び、由鷹との関係がギクシャクすることを恐れた泉だったけれど……という話でした。
えーっと、相変わらず泉は欲張りで。
由鷹もほしい! 伊達もほしい! 天野もほしい! 状態で。
一個が手に入れば、「あっちも……」となって、あっちが手に入ったら手に入らなかったものを「ああ、やっぱりあれもほしい」という感じで。
なんてワガママ! なんて身勝手! と私なら怒鳴ってわめいて、お説教するレベルなんですが。
どういう訳だか、この話の登場人物の皆さんは、泉にすこぶる甘い。
泉が「どっちか選べないだろう」からって言って、勝手に伊達と由鷹は決闘を始めて。
泉が伊達に抱かれやすいように決めてくれて。
でも負けた由鷹も由鷹でちゃんと泉のところを訪ねてきてくれて、今までどおりにしやすいよう、わざわざいつもどおりにしてくれて……
なんていうか。
ここまでおんぶに抱っこなのは、最早引きますね。
個人的に、自分の言動の責任は自分でとれ! を信条に生きているので、こういうのはめちゃくちゃしょうにあいません。
ここまで書いてふと気がついたんですが。
この話って今の「BL」よりも、もしかしたら逆ハーゲームとかに近い状態なのかもしれないですね。
というわけで、BLを期待して読むと、かなり苦しい状況になると思いますが。
少女向けの逆ハー小説がお好きな方は意外と合うのかもしれません。