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木を燃やした匂いを嗅いでるだけなのに「道」にしちゃうのって、郷土愛激しい私としては、ひたすら日本バンザイ!な気分になりますw
香道についてのウンチクが楽しかったです。
小難しいウンチクじゃなくて、もっとフリーダムなウンチク。
本職の方にとったらどうなのかは分からないけど、素人にはこのゆるさが嬉しい。
香道、やってみたくなりますね。
白檀とか伽羅とか、どんな香りなんだろう?
古典好き源氏物語好きとか言いながら、そのあたりをさっぱり知らないというのも恥ずかしいっすね。
香道の家元のうちに生まれた男が主人公(受け)です。
双子の弟が駆け落ち気味に結婚したせいで、それまで無視されてた主人公が、急に本家に呼び戻される。
そこで香道を教えてくれる三十路のオッサン(攻め)と恋になります。
大人×ヤンチャ、という典型的な年の差カップルでした。
受けが、ほどよくヤンチャで、ほどよくワガママで、ほどよく生真面目で、可愛かったです。
ぐるぐるしてる乙女恋愛脳な受けじゃないっていう部分も私好みでした。
攻めもザ・大人で、落ち着きがあってカッコよかった。
過去の話(双子の兄弟の萌えるエピソードとか、受けと攻めが過去に遭遇してたこととか)がもうちょい丁寧に描写されてたら、もっと嬉しかったな。不満はそのくらいです。
伝統ある香道の次期宗家になる?ならない?のある意味、御家騒動。
祖父に反発して勘当中の大学生・章也(ふみや)
母親からの突然の帰宅命令で、わけもわからず帰った家に、あるはずの双子の弟が突然、結婚して婿入り。
跡継ぎの弟がいなくなり、章也が跡継ぎに?
教育係に一門の高弟・有田雅邦のスパルタで、1週間で香元ができるまでになる。
章也は今まで、弟みたいに家のことに全く興味を持たなかったのに、有田の指導で少しずつ興味を持つようになる。