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心も、直に撫でられたらいいのに――。
little holly place
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
家族というものを知らないがゆえ、作成した建築デザイン案をがらんどうと評されてしまった綾斗。
そんなとき、偶然出会った親子のおかげで......
美しく聖なるものに優しく触れるような気持ちで読んでいたのが、読み終わる頃にはすっかり包み込まれている、そんなお話でした。
綾斗は立派な人材になりそうだし、都倉さんも益々素敵なドクターになりそうです。
ひたすら可愛かった凜くんがどう成長するのか、15年後くらいのお話が読みたいなと思いました。
『ディアレスト』がすごく良くてこちらも購入しました。
施設育ちで父も母も祖父も祖母も居ない綾斗。
そんな綾斗が幸せを掴むお話なのですが
がとにかく健気で何度泣いたかわかりません。
綾斗が学生と言うこともあり、都倉さんと初めて出会った時から
どうやったらこの二人は恋愛に発展するんだろう?と思ったのですが
まさかの方向に話が流れていき、作家様すごいなぁ…と思いました。
都倉さんはバツイチ子持ちなのですが、
その都倉さんの子供の凛くんがまた可愛くて…!
切ない部分も多くあるこの作品ですが、凛くんという癒しもあり
凛くんには何度も心を救われました。
上手く文章に出来ないのがもどかしいのですが
ほんとにとても素晴らしい作品だったので
子育てモノが好きだったり、不憫健気受けが好きな方には是非読んで欲しいなぁと思いました。
不憫健気受けが幸せになるのを見届けたい私には、たまらなく最高な作品でした。
都倉さんも感情表現が乏しかったのですが、綾斗と出会ったことにより
色々な感情が目覚めていくのがわかるので
そちらにも胸きゅんが止まりませんでした。
ドストレートに口にする都倉さん…とても良かったです…!!!
電子で購入したのですが、コミコミさんの特典も読みたくて仕方ないです。
電子、イラストなし。
電子限定SSあり。
大学の建築科にいる綾斗は小さな時から建物を作ることを夢見ていました。
提出した課題の評価は良かったけれど、君の作るものは人の姿が見えない、がらんどうのようだ、と教授に言われてしまう。
綾斗は養護施設で育ち、身寄りが一人もいません。
自分に足りないものに気づかされたけれど、それはどうしたって補えないものでした。
そんな中、バイト帰りに気分が悪くなった綾斗。
声を掛けてくれたのが攻め様の修一郎でした。
近所の保育園に子供を迎えに行く修一郎と凛とのやり取りを見て、自分に埋められない光を見つけた気がした綾斗はインターンシップで保育園に就業体験にいくことになります。
4歳になる凛はいつも教室の隅に一人でおり、殻に閉じこもっているような子で、周囲と馴染もうとしないその姿が、幼かった綾斗自身と重なります。
父親である修一郎は凛には愛情深い顔を見せる一方、周囲には冷たい表情を向ける。
綾斗は次第にこの親子から目が離せなくなっていくんです。
子育てものや、子供が登場するお話を読むとたび、ん?と引っかかることがままあるんですが、中庭先生はお子さんいらっしゃるのかな?と思ってしまうほど、すんなりと入っていけました。
生活も雰囲気も説得力があった。
また、三人の心が近づいていく過程に無理がなくとても自然で良かったです。
派手さはありませんが静かに流れていくような。
じっくりと読ませていただきました。
綾斗が聴診器を使って、凛に心臓のしくみのお話をするくだりがあるのですが、もう涙がこぼれてしまいましたね。
親からもらったのは命だけ、という綾斗の孤独と寂しさ、だけど本当にいい子なんですよね。
攻めの修一郎はというと、感情表現が乏しく、不完全な父親だと自分を表していましたが、綾斗と凛の存在を得て豊かになっていく様子も良かったです。
エッチは少なめなんですが、いつも冷静で真面目な「お父さん」が欲情を表す場面にはついニヨニヨとしてしまいました。
エッチの補完はコミコミ小冊子にあるようですよ!
電子だったのでイラストは収録されてなかったんですが、表紙を見る限り、凛くんが4歳に見えない…。
小学生に見えてしまう…。
子持ちの脳外科医×施設育ちで家庭を知らない大学生の物語です。
建築に携わりたいと思っていながらも家庭を知らないせいで「家ではない」と言われてしまい落ち込んでいた時に出会った親子が攻めである都倉親子でした。
彼らを見て自分の目的と光を手に入れた受けの綾人。
その目的の為に建築科なのに都倉の息子である凛のいる保育園に実習へ行き、凛と関わっていくうちに父親である攻めともどんどん仲が深まっていきます。
最初こそ神経をとがらせていた都倉によりちょっと落ち込み気味ではありましたが、自分よりも他人という性格故か都倉親子が幸せならそれでいいという事でした。
凛くん可愛いです。大人しい子ではありましたが「あや先生」と綾人を慕っているのを見ると可愛さが増します。更に綾人と関わっていくことでただ大人しいというだけでなく明るさもでてくるので、凛くんの成長を読んでいて感じられました。
施設育ちなのに、凛くんを励ます為とはいえ父親がいるという凛と同じ環境だと嘘をついた事により、嘘に嘘を塗り固めていきどんどん自己嫌悪に陥っていく綾人がうじうじしていて、本当の事を言わないのに都倉の想いに答えたのがちょっと謎でした。
大きな事件らしい事件は無く、強いて言えば熱中症くらいで、特にこれという展開はありません。
凛くんの母親もそんなに目立たないです。凛くんのトラウマを引き出す為に、なぜ父親である攻めが引き取っているのかなどありますが、凛くんを取り返しに来るという事もなかったです。
お互いが惹かれあった理由がちょっと単純かなというのが残念です。ページ数の割にお互いそんな簡単で良いのと思ってしまいました。都倉も元妻には愛が無く凛くんが生まれたことにより家庭を築いていくという気持ちになったというくらい、鈍感というか恋には不適切です。綾人の人柄や凛くんに話した心臓の話しなど惹かれる要素もあるとは思いますが、もうちょっと何か欲しかったです。
作者があとがきで地味といっていましたが、地味かもしれないですが3人の関係が徐々に深まっていくというのは良かったです。ただ、ちょっとページ数の割にこれだけかなという印象もあります。
表紙・口絵はとても温かみがあり良かったのですが、挿絵がちょっと寂しいと感じさせるイラストが数枚あったのも残念でした。悪くはないけど良くも無くという感じです。
温かく幸せな気持ちになりたい時にオススメの本です。