インディゴの気分【BLCD】

indigo no kibun

インディゴの気分
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神50
  • 萌×28
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
285
評価数
59
平均
4.8 / 5
神率
84.7%
著者
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
鈴木潤一郎
脚本
小早川淳平
原画・イラスト
丸木戸マキ
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
CROWN WORKS
シリーズ
ポルノグラファー
収録時間
140 分
枚数
2 枚
ふろく
フリートーク
あり
発売日
JANコード
456031778942

あらすじ

純文学作家として行き詰まり困窮していた木島に、城戸は自分が担当している官能小説のレーベルでの執筆を提案するが……。
『ポルノグラファー』から遡ること十数年。凡人の憧れと天才の孤独を描いた、城戸と木島の“言えない”過去の物語。

表題作 インディゴの気分

城戸士郎 → 松田健一郎

木島理生 → 新垣樽助

その他キャラ
蒲生田郁夫[石野竜三]/ 久住春彦[古川慎]

レビュー投稿数3

素晴らしい!!!

発売を待ち焦がれておりました!!
視聴の段階でもう期待に貧乳を膨らませていましたが…。
Disc1のTrack1からしっとりした世界観に惹き込まれました!
木島役新垣さんの淡々とした喋り方がやはり木島そのもので
対して城戸役の松田さん、程良い男くさい声で
感情をのせていく様が素晴らしいです!!
城戸にポルノ小説を書けと言われた木島の、
ポルノをバカにしたような態度がツボって
さすが新垣さん……こんな序盤でメモが追いつかない……。

蒲生田先生役の石野さん!!!
アクが強すぎる蒲生田先生、一筋縄ではいかないじじい(失礼)で
後半の悲しいシーンが俄然楽しみになってしまってすみません。
決して低めのトーンではありませんが登場から凄みを感じられたので
あの切ないシーンはどう演じられるのかと……。

Disc1のTrack3、木島が書いた官能小説にダメ出しする城戸が楽しい!!
更には文学系ヤリチンのくだりもコミカルで
改めてシリアスな作品の中のこういう部分がいいなと思いました。

蒲生田先生からの無茶ぶりで、木島が城戸のをしゃぶる音は
もっと激しくても良かったかなぁ……。
でもあれですね、ノンケだから
木島のテクニックは皆無で当たり前かもしれません。
いきなり言われたんだもの、抑え目で正解ですね。
でも蒲生田先生の笑い声が本当に愉快そうで凄い…。

城戸×木島の初ベッドシーンはキス音はなかなかでしたが
喘ぎも予想していたよりおとなしめな気がします。
松田さんのセクシーボイスも新垣さんのエロさも良いですけど!
こちらの作品はエロがメインというわけでは無いですもんね。
他作品で激しめのを聴いてたりなので私が麻痺しちゃっているのかも;;

蒲生田先生の言う事に説得力がありつつ、信念が感じられました。

Disc2はキリ良く原作の第5話からです。
木島が書きあげた処女作のポルノを祝って
蒲生田先生がとても嬉しそう!!
入院後、病室での会話や散歩中も師弟愛が沁みて聴きこんでしまいます。

あああ…もう…城戸のヒトデナシ……。
実情を知ってしまった木島の怒り!
普段飄々としているのでかなり憤慨しているのが伝わります。
城戸への蔑みも痛いんですが
城戸の、悩みに悩んで出した結論であろう様子がツラい…。

そして!蒲生田先生の涙にもらい泣きしてしまいました……!!
人生の重みをどしんと感じました。そりゃ城戸もしんどくなるわ…。

仏前での初合体は、やはりいやらしかったです!!
興奮するのは実際どうなのかはわかりませんが
蒲生田先生のリクエストだったそうなのでOKでしょうww
でもTrack2は全体的に切ないです。
二人で飲んだ後の別れ際、二回繰り返す木島の「またね」が優しい……。
一度目の「またね」からの間が絶妙!!
短すぎず長すぎず、ベストの間だと思います!!
BGMのピアノがまたいい雰囲気なんですよ!
城戸のモノローグ、
最後の「多分一生消えない」がめちゃめちゃ映えますし
全体的に控え目な音だったので作品のジャマは一切していないんです。
センスいいなぁー…。

Track3で久住くん役古川さんがようやく!久しぶり!!ww
ちゃんと番外編まで収録してくれて嬉しいです…!!
しかもエッロ!!カーセッ久えっろ!!!
久住くんが若いからですかね…??どうなんだろうww
そして冷静になってあれこれ考えを巡らす久住くんが気の毒でwww
声に出して笑っちゃいましたよ!!古川さんGJ!!!
笑いからのド直球胸きゅん告白がまた甘酸っぱ!
Track4でも一瞬モヤモヤしてる久住くん……ガンバレ…ww
久住くんに対して、木島がソフトな話し方なのがいい!
単調になりがちな起伏を抑えた中で
きっちり演じ分けていらっしゃる新垣さんの喉技(?)お見事です…!!!

Track5は約11分のフリト!新垣さんが進行役です♪
皆さんお疲れ様でしたー!!
松田さん、ちょっとM宅さんのようなトーンなんですね、地声が☆
石野さんに前作をちょっと説明してあげてたりするのが微笑ましかったです。
石野さん謙虚でいらっしゃるし
役にシンパシーを感じられたとのことで…。
作品にも真摯でいらして、なんだか頭が下がる想いでした。
「モヤモヤは人生のスパイス」という名言をありがとうございますww
古川さん、個人的に元気をいただけました!ぱぁっと明るくて。
新垣さんも、理生の成長と物書きの苦悩を感じられたそうです。

ブックレットの「いろいろ台無しかもしれない蛇足まんが」と題した描き下ろしショート、
見開き2頁です。
本編の、城戸とタクシーで別れた木島を待っていた
久住くんとの抱擁シーンがありますがやっぱり“らしい”二人が愛しいです!
そりゃ久住くん心配しちゃうよねぇ…多分大丈夫だけどどこか危うい…ww
丸木戸さんの感想が細かいフォントで詰め込み感が逆に嬉しい!!
裏話もちょろっとされていて、とても楽しかったです!

はぁ……まだ言い足りないのですが相変わらず激長なのでこのへんで……。
一言で表すなら、最高のドラマでした!!!!!

23

涙なくしては聴けませんTT

原作未読。
ポルノグラファー拝聴済み。
キャスト買い。


以下ネタばれ注意です。


とあるバーで久し振りにお酒を交わす城戸と木島。
『…これは俺と木島理生という友人の昔話である』
しっとりとした響きのある低音で始まるインディゴの気分。

大学を卒業して数年、ゼミの恩師の葬儀で再会した二人。
執筆活動に行き詰ってる木島と彼女とうまくいってない城戸。
二人にとって蒲生田先生との出会いが人生の転機になる。

普通に女性経験のある男の絡みは甘さよりも湿度の高い濃厚な雰囲気。
好きだと口に出すには不確かで曖昧な関係だったとしても
そこには確実に友達以上の感情が見え隠れしています。
しかし城戸は彼女との結婚話し着々と進めていて…。

木島→城戸フェラ。
ラブホテルで兜合わせからの素股。
木島がハリガタで自らアナル開発。
蒲生田邸で未遂。
仏前で一発(先生のリクエストw)

城戸と木島の関係ももちろん興味深いのですが
それ以上に木島と蒲生田先生との交流に胸を打たれます。

余命幾ばくもない蒲生田先生ですが非常に生き生きとしていて古き良き文豪そのもの。
豪快で豪傑で下品で女好きだけど信念を持ってる魅力的な人物。
病状が悪化して蒲生田先生が入院してからは涙なくしては聴けませんTT

蒲生田先生が亡くなってから木島が官能小説家として再デビューしたこと、
城戸が結婚して木島がス再びスランプに陥る件は城戸のモノローグでさらっと。

二度目のスランプ中に久住と出会ったと言うわけですね。

バーからの帰り道、タクシーの中の二人の微妙な距離感。
でもあの頃とは違う…、そんな空気を残してお互い別の人の元へ帰ります。

ブックレットで久住の家に帰った後のお話が漫画でちょこっと楽しめます♡


久住君編は約12分程度。ポルノグラファーの特典で語られてた2年半ぶりの逢瀬の続き。
そのままカーセックスになだれ込んでたとはW
あまりにスムーズな例の場所と手慣れた動きを怪しむ久住。
後部座席にボックスティッシュがある事すら怪しいってwヤリカーってw

古川さんの登場でインディゴの気分からホッと暖かい気持ちになりました。
でもさすがにそのままFTを聴く気にはなれず、FTだけ次の日に聴きましたw
重めで正直気軽にリピートできるお話しではないですが素晴らしい作品だと思います。

新垣さんが爽やかにFTを進行してくれています。
松田さん今回セリフが増えたぞw
石野さんが蒲生田先生のキャラについて独自の見解を語ってくれています。
古川さんは振られるまでおとなしくしていますw

本編、補遺、FT、おまけ漫画と盛りだくさんの内容です。

15

重厚で切ない物語なのに、ほのかな救いも感じました。

 才能を持つ者とその才能にあこがれる者の、お互いを必要としながらも反発しあう激情は何なのか。それそれに小説と生活の間で悩みつつ2人にしかわからない関係ができていく。
 こんな複雑な物語を本当に素晴らしいCDにされています。
 まず、声優さんの演技がすごいです。絡み合ういくつもの感情が表現されている声!クライマックスシーンは切なさに泣きました。
 また背景音も違和感がなく、ストーリーに没頭できました。
 師弟関係、親子関係、結婚観なども描かれ、重厚な物語ですが、聴いて堪能できました!
(原作未読。声優さんで興味を持ちました。レビューやちるライブの紹介で、おおよそのストーリーは知っていました。)

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