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……『雪兎』が融けてしまうまで、夜に訪ねておいで
momoiro mitsugetu
頭が良くて、スポーツ万能で、王子様のような兄史顕と実は血が繋がっていないと知った理生。以来、兄に対して今までみたいに接することができなくなる。そんなとき、史顕の祖父が生前暮らしていた家の片付けをする為、史顕と二人で長野へと向かう。そこで理生はピンク色の雪兎と出会う。
!!以下ネタバレしてます!!
メインの二人よりもぴょん太の一途さと健気さに、涙が止まりません。秀臣と言葉を交わしたのは、たった一度だけであったにも関わらず同じ場所で、ずっと彼を想い続けていたんだなぁ。自分の名前すら忘れてしまうほどに。
結局のところ彼の子孫である史顕も、秀臣のことは知らなかったようなので、ぴょん太が人間だった頃のエピソードはもっと掘り下げてほしかった〜。というか、ぴょん太が主人公の物語を一冊お願いしたいところであります。雪は融けてしまったけど、だからこそぴょん太にも春が来て欲しい。今度こそ幸せな人生を!!
あ、肝心の理生と史顕のこと忘れてました。
史顕はすごく優しくて好感が持てましたが、理生は反抗期真っ只中な感じでちと可愛げがなかったかな。最後がちょっと急ぎ足だったのも気になりました。理生は史顕に対して、兄以上の感情を抱き始めていたとはいえ、反抗期から急に恋愛へとシフトチェンジするのはちょっと無理があるような気がします。
ぴょん太の存在がなかったら、評価は萌だったのですが、ぴょん太に心打たれたので萌萌です。