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ousama ni kouhakushitara kyukonsaremashita
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
タイトルまんまのストーリー。スーパードクター攻めが病気の受けの姪を救うためにオズマーン王国に招かれ、受けを好きになったので告白したら、大量の貢ぎ物(油田とか)とともにプロポーズされてめでたく両思いに。
しかし相手は一国の王であり、その上同性愛は禁止というお国柄。数々の困難がありながらも、どうにかふたりで乗り越えてハッピーエンドという、ロマンス小説の王道で、楽しく読めるお話だった。
受けのイスハークが、純情可憐なだけでなく、意外と情熱的なところもあったりと魅力的なキャラクター。
アラブものなので、成人男性はみな髭が生えていて、攻めにも受けにも物語の序盤では髭が…。イラストにもしっかりと髭が描かれているので、「上級者向けか?」と身構えたが、ふたりとも物語の流れの中で自然に剃ることになってひと安心。こういうところは作家さんの巧さを感じる。
他にも、お世継ぎ問題とか、日本人男性と恋愛なんかして、その後は大丈夫なの?と引っかかりそうなところも、諸々うまいことクリアーされててすごい。
終盤では受けが生命の危機に瀕してしまい、ハラハラさせられたが、あの奇跡のような回復は愛のパワーかな。ラストシーンは、本当によかったね…と思うような、幸せな余韻に浸れる。
内容には特に不満はないのだが、タイトルについて一言。
編集の方がつけたタイトルということでしたが、こういうラノベ風ネタバレタイトル、正直砂床先生の作風には合ってないように思えるので、もう少し考えていただきたかったです。
物語のなかには「砂漠の薔薇」とか、アラブらしいロマンチックな小道具も登場するし、受けの魅力も、見た目だけでなく身にまとう香りなんかでも表現されていて、そういうのを使えばもっと素敵なタイトルにできそうなのに…(まあ、だからって私は浮かばないけど)。
このタイトルがこの作品のロマンや情緒を台無しにしてる…とまでは言わないけど、もうちょっとどうにかならなかったのかというのが正直な感想です。
アラブモノですが定番のスパー攻め様主導のアラブモノではありませんでした。
攻めは日本人で脳外科医。受けはオズマーン王国の国王。
いわゆるアラブ受けのお話になります。
この受け童貞というか処女なのですが、積極的な所もあって可愛いです。普段とエロシーンとのギャップもよく応援したくなる受けでした。
攻めはもう最初から国王様に一途で、告白後ラブラブになります。
この展開が微笑ましい。
すれ違いがありつつ、徐々に二人の心が近づいていく感じがよかったです。
途中色々ありつつ、定番の王族の争いもあり、最後はハッピーエンドでした。
少し変わったアラブモノ、甘いストーリーをお好みの方にオススメします。
ハレムとか人身売買的なものが多い印象があってアラブものは読んだことがなかったのですが、今回は異邦人が攻めで受けがアラブの王様という見ないカップリングが気になって読んでみました。
境遇のこともありずっと孤独だった王が初めて成就した恋に夢中になり冷静になれなくなっている姿はとてもよかったです。
遠野鷹臣(攻め)はゴッドハンドと呼ばれる脳神経外科医です。
今回、先王の娘で現王の姪の脳腫瘍の手術の執刀のためオズマーン王国へと招聘され、術後は王女の容体が安定するまで同国に滞在し、若い医師たちへの指導をすることになります。そんな中、姪を心配する現王・イスハークに信頼され親しく会話するようになります。イスハークを王として人として好ましく思った鷹臣はイスハークに恋する気持ちを抑えきれず思わず告白してしまうのです。
はじめの初恋同士の学生の恋愛のようなすれ違いには笑いました。
恋のおまじないをするイスハークを誤解したり、告白した直後の行動に振られたと勘違いしたり、いきなり山のような贈り物(油田含む)にびっくりしたり、返品したら求婚拒否にあたることを忘れて豪奢な贈り物を返上してイスハークが断られたと誤解したり、いい大人なのに初々しくほほえましかったです。
二人がきちんと両想いになってからの蜜月は本当に幸せそうで、ずっとこのまま続くわけはないと思いつつも二人の幸せが少しでも長く続くことを願いました。
王として民に必要とされるイスハークと凄腕脳神経外科医として世界中の患者から必要とされている鷹臣。
オズマーンの教義は同性愛は禁止されているのでこれが公になることの危険性。
先王、先先王と暗殺が続いているため、イスハークはじめ王族にとって国内は決して安全ではないこと。
心配事がたくさんある中で、どうなっていくのかとドキドキしながら読みました。解決が難しいと思われるこの問題そのすべてが、二人の間に降りかかってくることになるのです。
離れたくないイスハークは鷹臣を後宮に監禁したり、媚薬を使ったり、自分から乗ったりと読んでるほうとしてはおいしい展開に‥
なんの解決にもならないとわかっていながらそれを抑えることのできないイスハークが切ないです。
クライマックスに以降はずっとどきどきしっぱなしで、最後の最後のエピローグでやっとほっとすることができました。
ただ、最後の展開はもう少し違う展開にはできなかったのかなと思いました。
わざわざ招聘した鷹臣への宰相の態度は最初からどうかと思っていいましたが、結局愚直であるが聡明ではないこの宰相が道化になっただけだったように思いました。
常々、こういう話では王や社長の側近と言われる人物が二人の問題に首を突っ込み主人公一人が悪いと主人公にくってかかることが多いことにうんざりするのですが、今回の宰相もそれに近い人物でした。
鷹臣が気に入らなかったからの行動だとしたらわからないでもないですが、冷静に考えておかしいと一度も思わなかったとしたら本当にぼんくらだと思いました。
最後の展開に必要だったとしてもも一国の宰相がこれではイスハークの苦労がしのばれます。
もう少し自然な展開にできたらもっとよかったのではないかと思いました。
そして、政争の犠牲になった鷹臣の世話係のアリのその後も気になりました。もう少し詳しく事の顛末を教えて欲しかった。
障害の多い二人だったけれどお互いを想う気持ちは純粋ですごく良かったと思いました。
余韻があってとてもいい終わりだったと思いました。
攻め主人公のお話しです。
天才脳外科医の攻めが、国王である受けの姪を手術しに、オズマーン王国を訪れたのが2人の出会いです。
受けは、国王としての立場を自覚した凛とした一面と、ベッドの上では激しく乱れるなどの二面性が堪らなくそそられます。また、攻めが姪の手術が済み、国を去ることになれば、引き留めるためにハレム(後宮)に監禁し、騎乗位で自ら攻めを奉仕するなど行動力もあります。
初夜は、受けがキスも初めての処女なので、恥じらいながらも感じる姿が凄く可愛いです。小麦色の肌に、白銀の髪、乾いた唇を舐める受けの色気溢れるp.145の挿絵(北沢きょう先生)も合わせて楽しめるかと思います。
恋に一途な受けがお好きな方におススメしたい作品です。