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shounen maiko chiyogiku ga yuku hanamikouji ni okoshiyasu
すごい面白かったー!!!
って読んだ後素直に思える作品です(*^o^*)
元々、うじうじしてたり、嫉妬しまくったり、勘繰ったり、変に積極的だったりする女主人公に好感が持てなかった私。
そんな時出会ったのがこれです!
主人公のみきやはまだ13歳で、この物語においてはほとんど舞妓さんの格好をしているので読者からしたら女主人公とほとんど変わりません。
ただし明らかに違うのがその思考。この物語はみきやの一人称で記されているので、舞妓という仕事をしながらもみきやが「男の子である」という事実は常に読者の頭にどん、と存在します。
そしてそれがなんとも言えないスパイスになります
男の子が演じる女のコって、普通の女のコより純粋で可愛いんですよねー
みきや扮する千代菊はその魅力で祇園に訪れる大人の男を次々に虜にしていくんです
たった13歳の子供に!?
っていう疑問は全く浮かんでこないぐらい、千代菊が読者の目から見ても魅力的なんですよねえ(*^o^*)
一番千代菊に入れ込んでいる楡崎がまた魅力的な男で。
実業界で恐れられているやり手で、花街でも大きな影響力を持っている。しかも外見は極上。有り余る程のオプション付きですから、多少強引でキザ(まじで笑)なところはむしろ魅力になってます
そんな楡崎が10以上も年下の千代菊には頭が上がらないところも何か可愛くて憎めないですし(^o^)/
熱烈アプローチされまくる千代菊ことみきやですが、今のところ全くのノーマルなので発展はなし☆
楡崎も千代菊が女のコだと思って口説いてますから厳密に言うとBLではないんですよね
でもとにかく可愛いし面白い!舞妓さん独特の話し方や遊びなんかも学べて京都に興味が持てるようになりますよ~
08年6月現在、27冊を数えるコバルト文庫の人気シリーズの、第一作目です。
ボーイズラブ、というよりも「ボーイズもの」といった方がしっくりきますね。
必須入力項目なので、攻め×受けの項目を記入しましたが、千代菊ちゃんのお相手はこの人!と決まっているわけではありません。
でも大体、この若社長の楡崎がレギュラーメンバーで、千代菊に積極的にアプローチかけてくるので、お相手、といっても差し支えないかもしれませんが。
どこからでも読めるシリーズですが、やっぱり第一弾は読んでいた方がすっきりすると思います。
置屋の中学生の一人息子・美希也が、舞妓さんになった成り行きがわかるお話です。
楡崎は最初からばっちり登場してます。
手の早さも最初から健在(?)です。
生まれた時から置屋育ちだから出来る離れ業なのかもしれませんが、そう急に見習い舞妓デビューできるもんなのかなーと思わなくもないですが、そこはそれ、フィクションだからってことで許容範囲ってことで……。
ほり恵利織の挿絵も可愛くて、表紙で描かれる着物も毎回美しく、それも楽しみなシリーズです。
舞妓さんのあれこれがわかるのも興味深く、ちょっとした京都観光旅行気分も味わえて、お得です(笑)
がんばり屋な千代菊が、ピンチを切り抜けつつ、舞妓さんとして成長していくのも見所ですよ~。
ばれそうでばれない「少年」舞妓の奮闘記です。
1冊読みきりシリーズなので、タイトルが気になった巻や、表紙が好きな巻など、お好きなところから読んでみるのもいいかと思います。
大体時間軸通りに進んでいるシリーズですが、雑誌掲載の短編に合わせて、多少時間が前後している場合もあります。
読む分には支障ありません~。
これ以外にどれか1冊読むなら、千代菊ちゃんとしての初恋(楡崎じゃない相手です)が描かれている、「少年舞妓・千代菊がゆく!―禁じられた初恋」をお薦めします。