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真夜中のベッドで食べるプリンは背徳の味?
mayonaka no junjo pudding
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
レビューの評価が高いので、読んだ本。 Amazonunlimited
確かに、文章に誤りがほぼない、しっかりした文法の読みやすい文章。
きっちりと組み立てたらしい、しっかりしたストーリーだから、
読んで作品の世界観に引き込まれて、ホロリとしてしまう。
気付いているのに、ツンツンする、恋愛にトラウマを持つ菓子職人
惚けた風を装う肉食系の歯医者。ペットは、九官鳥のハナ
読後感が凄く良い作品でした。
鷹揚な歯科医×頑固なプリン職人
スパダリに世話を焼かれ、1人勝手にツンツン、
絆されてあわあわ、恋愛初級すぎてぐるぐる
溺愛からくる構いっぷりなのに!なぜ気づかん!!
ってとこや、美味しく食べる姿が楽しかった。
出てくるプリンが全部おいしそう!!
グランマニエ効かせた大人のプリンに追いコニャックしてるのが
本当に本当に美味しそうで幸せそうで…
これまでだって傍からみてたら溺愛なのに通じたら容赦なく甘やかすのたまらん!!
椎崎さんが飼ってる九官鳥のハナちゃんとの会話もキレキレで楽しい!!
癒しなうえに、知らず知らずハナちゃんの前で話してた椎崎さんへの想いを
覚えられて暴露されてるの可愛かったです!!
「五嶋くんって、見た目のまんまだね。短気そうに見えてやっぱり短気」
漫画っぽいキャラクターと突飛な言葉選びが楽しかったです!狸に続き、安曇さんのヘンテコ頑固受けは面白い…
エリートな椎崎の女の影や出張に焦ったりなベタな展開でも、プリン屋と歯科医の会話が小気味よく、両片思いはバレバレなので安心して読めました。
特に集中力の99%をプリンに費やすと言う五嶋に「僕は出がらしとデートしてるんだね」と言う椎崎は最高で良いコンビです。
「焼く前に地面に落として、歪んだまま焼かれた皿」と素直になれず自嘲する五嶋と、「今夜は古傷が痛むようだから、心に麻酔をかけてあげるね」と労る椎崎がいつも優しい。
後半に五嶋と洋菓子店主だった父との和解がありますが、これが少し新鮮に感じました。BLって母との和解やシングルマザーだったりはありますが父とって余りないような気がします(その父が主人公の方が多いかも)
プリン題材にそこまで期待していなかったのですが、親との和解や椎崎の辛い気持ちからの前進、また二人の出会いも素敵なエピソードで読んで良かったです!お話に出てきたプリンがネーミングも良く全部食べたくなります。
読後プリンを買い漁り食べるようになりました。
kindle unlimitedにて(挿絵なし)
歯科医とプリン専門店のオーナーのお話。
歯科医の椎崎さんは歩のお店の常連客なのですが
毎回違う女の人を連れてきてプリンを奢る様子に
椎崎さんのことをチャラ男だと思って好かなかった歩。
そんな歩がある日歯が痛くなって、行った歯医者さんの先生が椎崎さんでー…。
椎崎さんと九官鳥のハナちゃんのお話を読んだ時に
とても悲しくて切なくて泣きそうになりました。
そんな一人と一匹が歩のプリンに出会って良かったです。
すんなりくっつくかと思いきや、祐之さんが出てきたことによって
歩は気持ちを自覚するものの、椎崎さんとのすれ違いが切なかったです。
歩が言ったハナちゃんへの言葉も切ないし
その後も自分は対象外なんだ…と考える歩の気持ちが切なかったです。
読んでるこちらとしては明らかに両思いなのに
気持ちを言葉にしないからすれ違ってて、読んでてやきもきしました。
だからこそ、歩が自分の気持ちを椎崎さん伝えた時はすごく感動したし
このまま…!と思ったけど出張なんですよね~(*´▽`*)
早く次の展開を!!!とページをめくる手が少し早くなりました。
じれじれのターンが多かった分その後は甘々でした(*´▽`*)
とても幸せな栄養を吸った気がします…(*´▽`*)
切なさもあり、温かみもある素敵なお話でした♪
プリン専門店を営む菓子職人の受けと、その店にいつも違う女性を伴って訪れる客攻めのお話です。
人見知りでツンデレな受けは、毎回違う女性を連れて来る攻めのことを心の中で「チャラ男」だの「ゲス男」だの呼んで、何となく面白くなく思っている状態。攻めは、どうやらそう思われているのに気づいていて、それを面白がっているオトナな人です。
そんな2人は、受けの歯が痛くなり、駆け込んだ近所の歯科医で、患者と歯科医師として再会します。
受けはツンデレ設定。どちらかといえば子供っぽいキャラで、もうちょっと大人になればいいのに…と思ってしまうことしばしばでした。情緒面の成熟が今ひとつな設定なのは分かりますが、それにしては頭の中で考えていることが結構まともで、その差異に戸惑ってしまいました。コミュ障というよりあまのじゃくなだけに思えてしまった。
それに引き替え攻めの方は、人の悪いところはあるけれど、基本は鷹揚な大人。受けがひたすら1人でテンパっているので、攻めももっと焦ってあげてほしい気がしました。受けが誤解や勘違いしていることを分かっていて楽しんだりしてるのは、人としてあまり好きになれない。
基本的なアドバンテージがずっと攻めにあり、もうちょっと攻めザマァというか、攻めが振り回される展開が見たかったです。
プリン好きとしては、作中に出てくるプリンが食べたくて仕方なかったです。
もちろん、固く焼き上げた固焼きプリン。
こんなプリン専門店が近くにあったら通うのにな。
と、思います。解釈が間違ってるだけだったらすみません(^^ゞ
歯科医×プリン専門店のパティシエです。
望(受け)が歯痛で駆け込んだ先の歯科医が、いつも女連れでプリンを買いに来るチャラ男・椎崎だったというのが序章です。
望が頑固で意地っぱり、そして色々拗らせている面倒くさいタイプなのですが、椎崎は野生動物でも手懐けるようにジリジリとなつかせていきます。主に餌付けで。
このあたりが丁寧に書かれているのでとてもほのぼのするし、望が椎崎に惹かれていくのが自然に感じます。
そして椎崎が何故そんなに望を構い倒すのかも、なるほどとニヤリとするエピソードがあって納得がいきます。
望がここまで拗らせているのにはちゃんとした理由があって、これにはちょっと切ない気持ちになりました( ノω-、)
そしてぜひ注目していただきたいのが、ペットのハナちゃん。九官鳥です。彼(彼女?)と望の会話がすっごく可愛い上に面白くて笑えます。こんなペット、私も欲しいよ!!とジタバタしたくなるほど!
そんなアホは私だけかも知れませんが、表紙の受けが変わった帽子を被ってるなと思っていたら、帽子じゃなくてハナちゃんでした(-""-;)
甘くて可愛い、そしてちょっとほろ苦いといったお話でしょうか。
ただ、望が微妙に引っかかるんですよね。高校生とかなら納得がいくのですが、25才という年齢にしては、やっている事が子どもっぽすぎる気がする。作中でちょっとした勘違いでのすれ違いがありますが、この時の態度があからさま過ぎて不自然に感じるし、何とも違和感があります。椎崎もおかしいと感じないのか?と、そっちも気になる。瑣末事でゴチャゴチャとすみません。
絡みとその後のイチャイチャはとても萌えました。この事後が口絵カラーになってます!甘いです!!
プリン専門店を営む受けと、常連客である攻めのお話。
「毎日のように違う女性を連れてきてはニヤけた表情でプリンを奢る男」とあらすじにあるけど、超常連客なんですよね。
で、そのお得意さんに対して勝手に「クソチャラいゲス男」認定をして、仏頂面で対応する受けにムカムカしちゃいまして。
客商売でしょうーがっ!!と頭をパコーンとはたきたい衝動にかられてしまいました。
で、読み進めるのが苦痛になり一度挫折。
気をとりなおして、冒頭部分はすっ飛ばして再読してみると、なんでこんな頑固でクソ面倒な拗れた男になってしまったのか……というのもわかる仕様になってて、仕方ないとは思うような気もするけど……。
攻めはクソチャラいゲス男どころか、誠実かつ懐の深い人でそこが良かった。
表紙は、なんでカラスが頭の上に乗ってるんだ?と思ったけど、九官鳥です。
カラスは嘴が黄色くないですよね……。
プリンを食べたい衝動よりも、九官鳥とお話してみたい衝動にかられました。