シングルファーザーとの年の差恋♥

両手いっぱいの恋

ryouteippai no koi

両手いっぱいの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×218
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
173
評価数
47
平均
3.8 / 5
神率
27.7%
著者
安曇ひかる 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
森原八鹿 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048669658

あらすじ

 高校生の秋が、保育園児の息子・冬里を連れた瀬谷と出会ったのは、シングルファーザー専用の高級シェアハウス『SAKURA』。仕事で忙しい瀬谷のかわりに冬里の面倒を見るうち、秋は瀬谷に惹かれていく。しかしどんなに恋をしても、相手は子供もいる大人の男性。行き場のない想いで胸をいっぱいにしていた矢先、ある騒動が起きて…? 
 優しくて甘くて幸せで、ほんの少し苦しい、シングルファーザーとの年の差恋♥

表題作両手いっぱいの恋

瀬谷篤彦,冬里の父
沢野秋,高校生~大学生

レビュー投稿数4

うるうるしたりキュンとしたり

シングルファザー専用シェアハウスという最高のロケーションに可愛い息子ちん、そして恋とくればもう最強です。
何度か涙腺うるうるさせられるシーンもあって夢中で読んじゃいました。
攻めはシェアハウスに入居してきた瀬谷、受けは同じシェアハウスに住む秋。
そして二人のキューピッド的役割を果たす瀬谷の息子の冬里。
瀬谷は冬里をとても大切に育てる子煩悩なイケメンで秋はちょっぴり冷め気味の可憐な男子。
二人のカップルもとても素敵なのですが、それに負けないぐらい息子ちんの冬里が可愛いのですよ。
秋にとてもよく懐いて秋がいないとグズって、逆に秋がいればすっごいご機嫌さんになる冬里が本当に可愛いすぎます。
瀬谷と秋が出会ったのは秋が中三の時でしたが、恋愛として走り出すまでに数年の時間経過を要するものでした。
離ればなれになってそして再会するわけなのですが…。
これがまたすれ違いの連続でもどかしさを覚えつつも、お互いを本当に想い合っているシーンを見る度に、たまらなくキュンキュンしてしまいました。
切なさの中にある冬里の存在はとても大きなもので、その屈託のない無邪気さに瀬谷も秋もそして読者も救われるのではないでしょうか。
物語に疑問を感じる個所がいくつか存在するのですが、それも余すことなく次第に明かされて行くので先々の展開が例え読めたとしても面白い仕上がりになっていたと感じました。
シングルファザーものが読みたいときには、また再読したいと思える心温まる物語。
大好き要素もたくさん盛り込まれていたので個人的な好みも含めて神評価にさせていただきました。
お子様が登場してくるBLお好きな方にはおススメですよ♪

8

当て馬となってしまった親友に気持ちが持っていかれた……

シングルファザー専用のシェアハウスを舞台にした作品でした。
(とはいってもシングルファザー同士ではなく、攻めは息子と住んでいて、受けは父親と住んでいる。)
シングルファザー専用シェアハウスものって初めて読んだかも。

出会った当時は受けが中学3年生ということもあり、結構な長期戦ものでしたね。
両片思いなのに誤解やすれ違いも多くて、くっつくまでに時間がかかりました。

二人の恋愛模様よりも、私は受けの親友、直道がかわいそうだなーというか、君ってまさかのゲイだったのか?とそっちに気をとられてしまいました。
受けの塩対応をものともしないサバサバとした好青年の親友ポジのままでいてほしかった。

なのに、まさか受けのことを好きだったとは……!!
なんであんな展開にしたんだろ。
受けにずーーーっと片思いしてただなんて、直道あんた、死ぬほど辛い役回りだったのね……!!と同情しちゃいました。

おまけに「恋人はさ、別れたら終わりだ。でも友達なら一生お前の傍にいられる。俺は友達でいることを選ぶよ」とか直道に言わせるなんて、酷だわ!!!!

ノンケの攻めを好きになっちゃったゲイの受けが、親友ヅラしつつも内心は苦しくて苦しくて、でも「友達なら一生あいつの傍にいられる」を呪文のようにひたすら心のうちでとなえて………みたいなやつ、嫌いではない(むしろ好き)ですが、好青年の親友に言わせるセリフじゃないよなーと思ってしまいました。

ちびっこの冬里がかわいかったので、萌萌で。





0

ぐっとくる作品でした

シングルファザー攻めの歳の差ということで
想像していた通りの部分もありましたが・・・ぐっときました!

シングルファザー専用のシェアハウスにて
攻め様は息子と受け様は父親と住んでいて
受け様は攻め様の息子を弟の様に思い一緒に生活していたわけですが

出会いは受け様が中学3年からで長いスパンの片思いから始まるのですが
これがまた けっこうなすれ違いだし
お互いの勘違いもあり、気持ちが通じるまでが長かった・・・
2人共、好き同士なんじゃないかと思う所もありましたが
なかなかくっつけない!!!(;´∀`)

部分部分で切なくて苦しい誤解もあったし
攻め様がシェアハウスから引っ越す時なんて涙ものでした
すれ違いって恐ろしいです!

攻め様が今後結婚しないと言いきったことや
どうして引っ越しをして一度も連絡がなかったこととか
引っ越した後、部屋に残された攻め様の子供のおもちゃの謎とか・・・

子供が出てくるものとしては、
泣けるシーンが多々見れて私的には新たな発見で
面白く読めました

8

ちびっ子は可愛いがほぼせつない

天国と穏やかな地獄かな?

安曇さんの作品で立て続けに兄か姉の子供を育てるシングルファザーのお話をたまたま読みました。この設定がお好きなのかな?

恋愛というかひたすら秋が叶わない恋に苦しんで。冬里の面倒をみたり3人で過ごす天国と、嫌われた?避けられた?つけこんだ?と身を焦がすような地獄と。

冬里がとっても良い子で可愛くてメロメロです。
なぜ姉の元恋人は婚約者がいるのに冬里を引き取りたいなんて言い出したのか?いくら実は自分に子供がいた!と浮かれても、これから結婚するしいくら彼女が子供好きといってもなあ…。

直道が。こんなに愛想のないらしい秋につきまとって?くれてなんて良い人なんだと思ったら…。でも親友を選んで。本当に良い人だ!

秋の父も。ホロッときます。

0

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