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イブの夜――
すべてを天野に委ねることに決めた泉は、天野宅を訪れた。
ところが、天野の巧みな言葉に誘われるうちに、泉の中の男としての本能が目覚める――。
というような内容でした。
シリーズモノ。
てっきり、泉は「総受け」なのかと思いきや、まさかの展開。
泉は女になる前に、男になってしまいました。
そうかー……リバ有りで読まないといけないのかー……という新発見。
いや、前々から、由鷹が伊達とであれば、伊達×由鷹だったりして、リバ要素は満載だったんですが、でも、実際、そのシーンを描写されるのと、伝聞形式で「そうらしい」って知るのとではわけが違いますもんね。
というわけで、ますます読む対象を限られてしまった本でした。
まず、あっちでいちゃいちゃこっちでいちゃいちゃしているのが平気で。
なおかつ、リバ要素が大丈夫な人でないと読めない本だと思います。
個人的には本当は苦手ですが、ここまで付き合ったので最後まで行きたいと思っています。
それから、再び新キャラが登場。
今度は、由鷹の従兄のライオンさん。
考古学者の母親の影響で、ブラジルに住んでいたという彼は、サッカーも上手で、おまけに由鷹に甘えを許さない唯一の存在。
だからこそ、自分に甘えてくる由鷹を奪おうとする憎き存在として泉は察知して。
おまけに、伊達とは結局うまくいかなくて、縁が切れちゃうけど――と。
付き合ってもいないのに、うまくいく、いかないの話が出てくる辺りが、このシリーズの不思議なところなんですけどね。
そんなこんなで、相変わらずバタバタ。
結局、本命は誰と誰なのか……。
というか、こんなに乱れきった男男関係があったらお目にかかってみたいです。