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dokumiyaku shouneou ni kyukonsareru
「見た目は少年、心は大人」の謳い文句に、大好きな某アニメの主人公の子と重なり(設定は真逆ですけど)、思わず手に取った1冊。
思った以上に物語に入り込んでしまい、気付けばまだ2人のその後を想像してます。
それくらい好きになった本でした。
受けさん攻めさん交互視点で読めますが、ほぼ受けさん視点だったかな?
その受けさんで、訳あって毒味役を務める事になるジェム。
勉強家で、仕事熱心で、家族思いで、本当に非の打ち所のない受けさん。
一方、謳い文句にもなっている、攻めさんのフラン。
こちらも、見た目は子供なんですが、そんな事忘れちゃうくらい気にならないくらい
中身がイケメンすぎる立派な国王陛下で。
(見た目の)年齢差・身分差が仇となり、なかなか発展しない2人ですが、
徐々にゆっくりお互いの気持ちをお互いにバレないように育んでいく2人が愛おしくなります。
応援せずにはいられない、大好きになれる受け攻めさんてなかなか出会えないような気がするので、
本当に久しぶりにファンタジー王族ものを楽しめたように思います。
王弟殿下も可愛くて、欲を言えばもう少し気持ちが通じ合った2人のその後を読みたかったな、と。
でも、あの終わり方もあれはあれで雰囲気があっていいんですけどね。
あーでもやっぱり、らぶらぶになった2人をもうちょっと堪能したかったです(><)
是非、ネタバレなしで読まれることをオススメします(。•ㅅ•。)♡
ラノベ風のタイトルに興味を惹かれて購入しました。
魔術が存在するファンタジーの世界ですが、特に魔法だったり竜だったりが出てくるわけでは無く、城の毒味役の青年と、少年ながら威厳のある王様の、王道身分差ものです。
健気で芯の強い毒味役のジェムと、包容力があり男前な少年王の二人が、心温まるエピソードや、ちょっとしたアクシデント等を経て、距離を近付けていく様が丁寧に書かれています。
個人的に健気受けが好みなので、王様に惹かれながらも自分の気持ちを隠し、「毒味役」という危険な仕事を彼の為に真摯に頑張るジェムに、心を打たれました。とてもいい子なのですよ。
そして、少年王。「少年」という事で侮られてしまう、彼のもどかしさや悔しさなんかも共感出来ました。
しかし、残念なのが設定を生かしきれてない事。タイトルはいいとしても、あらすじでほぼほぼネタバレですよ。帯でもガッツリネタバレ。
攻めと受け、両視点で交互に話が進むので、早い段階で少年王の秘密が分かります。だからあらすじもああ書かれているのでしょうが、あそこまで書かれちゃうと、後のオチは簡単に想像がつきます。
どうせなら受けの視点で進み、ネタバレでアッと言わせて貰いたかった・・・。その方が受けの切ない気持ちも、もっと堪能出来ると思うし。
と、私は思いました。
王様が逃げ腰のジェムを、グイグイと強気で口説くのには萌えました。これぞスパダリ!!
最後の1ページではちょっとしんみりしました。二人は末永く幸せに暮らしたみたいで、なによりです(^^)