義兄弟の在り方

gikyoudai no arikata

義兄弟の在り方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
43
評価数
10
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
楠田雅紀 

作家さんの新作発表
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イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

兄さん、樹。どう呼ばれたい?

貞操観念ゆるゆるな生粋のゲイ・樹は、義弟・恭太郎と久々に再会。すっかり美味しそうに成長した義弟を前に、樹の脆弱な心は揺れに揺れ!? 義弟×義兄の禁断愛!

東京のweb制作会社で働く相沢樹は、貞操観念ゆるゆるな生粋のゲイ。このたび大学受験で上京する六歳年下の義弟・恭太郎と、期間限定で同居することに。十年前に性癖を知られて以来、恭太郎には蔑まれ、距離を置かれている。針の筵を覚悟する樹だったが、すらりとした長身、甘く整った顔立ち、ふいに洩れる雄の色気――美味しそうに成長した恭太郎は「兄さんから見て、俺は魅力的な男?」と意味深なアピールを……これ、口説かれてる!? からかわれてる!? 樹の心は揺れに揺れ……。

電子書籍書き下ろし、限定配信!

表題作義兄弟の在り方

樹の義弟で大学受験を控えた高校生,18
貞操観念ゆるゆるな会社員,24

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

思いがけない方から変化球が飛んできた・・・!!

こちら、義理の兄弟もので、電子限定での書き下ろし作品となります。
義兄弟との事で、背徳感や禁断の愛みたいなのを求めると、そちらはわりと薄めだったりします。
が、弟のお兄ちゃんへの執着っぷりだったりワンコぶりだったりは存分に楽しめます。
そして、個人的に度肝を抜かれたエロ方面での展開。
いや、兄弟ものとしては王道のストーリーだなぁと読んでいた所で、こんな変化球が来るとビックリしちゃうじゃんね!!
まぁ、個人的にはとっても好きな展開で堪能しましたが。
そんな、兄弟ものとしては王道の展開+エロ方面では意外な展開と、とても楽しく読める作品でした。

ところで、この意外な展開ですが、人によっては地雷かもしれません・・・。
そんなワケで、以下その部分のネタバレあります。
ご注意下さい。








内容ですが、義理の兄弟もので、優秀な弟の恭太郎×貞操観念ゆるゆるな兄・樹になります。
幼い頃に親同士の再婚で兄弟となった二人。
弟として自分を真っ直ぐ慕う恭太郎を可愛がる樹ですが、中学生の時、初めて出来た同性の恋人と触れ合う所を見られてしまいます。
その日から恭太郎に距離を置かれるようになった樹。
気まずさから高校入学と同時に家を出て、以来恭太郎とは離れ離れに。
その後、同性にモテる樹は遊びの関係を華やかに楽しむように。
そんな折り、大学受験の為に上京した恭太郎を預かる事となり、二人は期間限定の同居生活を始めますがー・・・と言うものです。

まず兄の樹ですが、貞操観念ゆるゆるな生粋のゲイ。
コケティッシュなタイプでして、自分の魅力を熟知しており、気に入った相手を誘う方法にも長けている感じですかね。
ビッチ受けが苦手な方には微妙かもしれないですが、ただ性格的にはサバサバしていて、更に責任感なんかも強いのが個人的には好印象。
男として魅力的に成長した恭太郎にクラクラする時もあれど、キッチリ兄としての対応を貫くみたいな。

で、そんな兄を好きで好きで仕方ない弟・恭太郎。
彼が樹を避けていたのは恋愛感情の裏返しで、18才になった今、兄を手に入れようと準備万端で乗り込んで来て・・・てトコでしょうか。

そんなワケで、これまで必死に男を磨き、同居してからは様々なアプローチで樹を落としにかかる恭太郎。
また、そんな彼にクラクラしながらも、「弟なんだから!!」とあくまで兄として振る舞おうとする樹。
そんな二人の攻防戦て感じでしょうか。

で、樹には勤務先の社長兼セフレの菅野がいたりします。
彼がですね、樹と同じく軽い関係を楽しんでいるように見えて、実は結構樹に執着してるんですよね。

樹は恭太郎が来てから、何故か誰ともエッチする気が起きない・・・。
そんな樹の変化に苛立ちを見せ、弟の行動が兄弟の範疇を超えてる事を指摘する菅野。
そして恭太郎の兄への束縛ともとれる行動。
と、三者三様の心情が楽しめます。

そしてそして、そんな均衡が崩れる時が・・・!!
痺れを切らして樹のアパートを訪れ、強引にエッチに及ぼうとする菅野。
そこに予定外に帰宅した恭太郎。

普通に考えて、恭太郎が菅野を追い払い、二人は結ばれて・・・みたいなのを想像したのですよ。
が!!
なんとここで3P突入。
えぇーーー!!(゜ロ゜;ノ)ノみたいな。

こちら、二人だけでは無く、菅野の描写もしっかりされてるのです。
だからこそ!!
ここでの3P突入に驚きはするけど違和感は感じない。
まぁ、それでも苦手に感じる方は、もちろんおられるでしょうが。

で、この3Pがエロいんですよね。
ワンコ全開で一途な思いをぶつけてくる恭太郎。
対して大人の余裕で恭太郎を煽る菅野。
そして翻弄される樹と。
二人にやられまくってる樹が、気の毒ながら萌えてしまう・・・!!


一応、3Pは3Pなのですが、超変則的でして、結局は菅野は当て馬でしか無いんですよね。
わりといい男なのに。可哀想に・・・。

とりあえず、一途なワンコ攻めがお好きなら楽しく読める作品ではないでしょうか。
私はめちゃくちゃ楽しめました(*´▽`*)

あとですね、こちらPixivで連載中です。
私は続きがどうにも気になって購入にいたりましたが。
気になった方はそちらで読んでみる事もおすすめします。

4

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