お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
旧版全体の感想です。
とうとう手をつけてしまった作者様の代表的シリーズ。旧版全7巻一気に読んでしまった…
1 抱きしめたい
2 ため息の日曜日
3 雨のち晴れ
4 さよならは夢の中へ
5 Replay
6 シーソーゲーム
7 Over
の順番。
けれども、旧版は完結していません、たぶん。だって、だって、、、どーなるんだよー、二人は〜〜〜!!!
ってところで終わっています。そりゃもちろん、完結編読むよね。SHYノベルスの。
シリーズ序章は、リーマン&元高校同級生の7年愛からはじまります。
舞台は関西資本の某有名企業。歴也(ゆきや)の就職先に、もともと財閥系商社に就職した彰が歴也を追って転職してきます。女性社員のネタにされながら、部署違いの二人がイチャイチャしてるみたいな感じのお話なんですけれども。
同時収録の「AND I CLOSE TO YOU」に二人の馴れ初めが描かれています。私立一貫校の内部生、歴也は愛され系天然ピュアっ子。彰は高校からの外部入学生で、ハイスペイケメン遊び人。この二人が惹かれ合う縁起といっていいと思いますが、この彰がもー、どーしよーもない傲慢の極致なんですよね。おそらく、作者様オレ様攻めの原点。
イケてればわがままは許されるのか?
まぁ、BLというフィクションだしなぁと思いつつ、こんな攻めは嫌だな…ってチラと思っていました。
受けあっての攻めです。攻め単体ならただのクズ。しかし、そんな攻めに振り回されているように見える受けも、実は攻めを振り回している。シリーズを読み進めていくとよくわかります。二人の間に生じる恋の力学は、二人が同等のものを持っているから生じるのだと。破れ鍋に綴じ蓋ってやつです笑
本シリーズを読んでいると、恋と愛って別ものなのよね……と地味に抉ってきて考えさせれるんですよね…。合間合間に挟まれるDK時代のアオハルエピソードも学園ものとして楽しめるんですけど、攻めは浮気者だし、受けは恋愛オンチだし、全体的な流れとしては、ハピエンに逆行する一筋縄ではいかないタイプのストーリー展開です。うーん、意外とシリアスな名作シリーズなのではないかなと思いました。完結編読みます!!
脇キャラがいいです。歴也の同僚、藤井美奈子サン、めっちゃ好き笑。司も好きだし、でもメインカプ以上に1番好きなのは、やっぱり羽鳥さんかな…。
あ〜、色々と懐かしい時代のお話だなぁ。
ちなみに、タイトルは某人気バンドの楽曲名からだそうです。歌詞の一節にギューンってなります…
抱きしめたいシリーズの、旧版の第一作目です。
受けは人好きのする可愛いタイプ、攻めは遊び人で焼きもちやきで傲岸不遜で金持ちで頭がよくてイケメンです。
高校時代からもう七年つきあってるリーマンの二人。そこに、新人の社員がきて、受けにラブビームを出しまくります。
攻めは誰にでも優しい受けに苛立っており。
受けは傲岸不遜な性格の攻めにいい加減にしてくれよとの思いもあり。
日頃の不安や不満がじわじわと高まっていったなかでタイミングよくふいた波風が、二人の七年の絆をゆるがします。
続編の『CLOSE TO YOU』は、二人の高校時代の話。
なかなかハードな出会いでしたw
面白いシリーズですねぇ。
この一巻ではまだまだ生ぬるいんですが、ほんと攻めがアホアホでイヤなヤツなんですよねぇ。
受けのことを好きで好きで仕方がないのに、浮気したり。
傲岸不遜で性格の悪い攻めの『ほのかにしか見えない可愛げ』に萌える方にオススメのシリーズです。
この作者さんの小説、実はかなり好きなので、楽しみにしていたんですが……。
何だか、ちょっとだけ、期待外れ。
まぁ、あれです。
荒削りだなー……と、思うのが本当の気持ち。
内容としては、歴也が上領という恋人がいながら、ほんの少しだけ、執行の方に気持ちが揺れてしまうお話……
でも、その揺れた理由を最後に聞いて、「なーんだ」って思って、歴也と上領の間の揺るがなさを感じたんですが。
それでも、一つ思ったのが。
理由として、それは全然、問題ないとは思うんですが、それを言うなら、もっと、そう思えるような前振り……じゃないですけど、そういうもの、ちゃんとほしかったなー……と、思うんです。
なんか、急にそれを言われて、「あぁ、そう」とがっくり来ました。
何かつかみどころのない話に、全体としてはなってしまったかなー……と。
でも、作家さんもやっぱり、人間なんだなー……と思えたりもしました。
えらそうかもしれませんが、成長を感じられます(苦笑)