抱きしめたい(3) 雨のち晴れ

抱きしめたい(3) 雨のち晴れ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
榊花月 

作家さんの新作発表
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イラスト
荻山知弘 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸ノベルズ
シリーズ
抱きしめたい
発売日
価格
¥583(税抜)  
ISBN
9784592861560

表題作抱きしめたい(3) 雨のち晴れ

彰 大学生~リーマン
歴也 大学生~リーマン

その他の収録作品

  • マーマレード・キッス
  • BLUE

レビュー投稿数1

シリーズ三作目

抱きしめたいシリーズの旧版の三冊目です。
二冊目からはググッと時間が遡ります。視点も攻めへと変わる。
付き合ってまもない大学生なりたての頃の『雨のち晴れ』、大学四回生の『マーマレード・キッス』、それから社会人となってからの『BLUE』。
すべてが攻めからの視点で、時系列でいうと、シリーズ一冊目の『抱きしめたい』はこの『BLUE』の後ですね。

攻め視点に移って分かるのは、攻めがどれだけ一途に必死に受けを愛しているかということ。受けの淡白さに、いつも物足りない思いでいるのだ。だからこそ必死で追いかけてしまうんだろうけど。
受けは受けで、攻めが浮気しまくってるのは知ってるので、自分から踏み込みすぎないように予防線を張ってるんだけど。それが上手い具合いの焦らしになって、天然の恋の駆け引きになっちゃってるんだよね。
何年付き合っても、大事な部分でずっと心はすれ違ったままなのが悲しい。それでもお互いにお互いをものすごく愛してる。
文体は軽いんだけど、中身は意外と重いです。
『好き』『俺も好き』でメデタシメデタシにはならず、何年も賭けて『愛を育てつつも、ズレている』という複雑な関係を築きあげてきたのだ。

1

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