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yami no utsutsu wa
かなりダークなお話で、重いです。
自分は輪姦・強姦系は大丈夫なので、あらすじを読んでこのくらいのダークさなら大丈夫だろうと思いこんで手に取りましたが、思った以上に複雑に病んだお話で、ここまでくると苦手かもしれない・・・と感じました。
なかなかに病んだ人達が出てきます。好みがパキッと別れそうだと思いました。もともと歳の差ものが好きで、トラウマを持った子供が受けというのも好みだったのですが、受けの友季の境遇があまりに痛々しかったので、読んでる間はスッキリせず…。
ラストはちゃんと未来のあるお話ですが、ダークなお話が苦手な方は避けたほうが良いと思います。
輪姦、殺人、強姦、少年院・・・などなど、けっこうなシリアスです。
友季は輪姦されていたところをカメラマンの尋也に助けられて知り合いますが、尋也は輪姦されていた写真をネタに、友季を半分脅すようにして抱く、という、未成年相手に、私は尋也が大人としてどうなのかと思いまして、結局最後まであまり好きになれませんでした。
もちろん攻めとして友季を守ってくれるように次第になりますが、まだはっきり付き合ってないうちから他の男性と歩いてるところを見かけて激怒して、友季を淫売呼ばわりというのもあまりに大人げないのでは…
友季は昔、教師に強姦されたり、その教師を兄が刺し殺して捕まったり、SMマニアにストーカーされて犯されたりとかなり痛々しい。ここまで痛々しかったり不遇だと、萌えを感じることは出来ずただただかわいそうでした。
最終的には幸せになりますが、それまでのストーリーをどこまで許容できるかでだいぶ萌え度が変わると思います。
少し昔の作品ですので、BLというより中身は耽美Juneに近いかもしれません。この時代のものでこのくらいの暗さの内容は珍しくなかったのかも。
ただ、ダークが苦手な方は注意して読まれることをおすすめします。