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kindan no kando
西野花先生の安定のエロ作品です。
受けの三冬は愛人の子で、美人さんです。
読んでると容姿の良さで男にも女にも寄ってこられていたようです。
ただBLなので、周りにいるのは男ばかり。
5Pですが、みんながみんな周りに嫉妬して争う事なく、丸く収まってしまいます。
襲ってくるのは勿論攻め様達ですが、受け様が誘って呼びあつめているかのような感じです。
血縁という禁忌を犯してますが、全然悲壮感などなくむしろ受け様は、禁忌を犯す前よりも生活が潤っています。
何よりエッチを一番楽しんでるのは受け様です。
頭ではいけない事だと思っているようで、抵抗もしますが始めだけで、あとは快楽で訳が分からなくなってしまいます。
禁断の感度という通りとにかく敏感なので、受け様がすごく気持ち良さそうです。
なので全然暗くもなく禁忌おかしてる感はあまりありません。
受け様は攻め様に奉仕される無意識の女王様のようだと思いました。
安定!
表紙見て、5人?でしたが読んでいても、混乱する事もなく読めました。
(複数の攻めがでる話しでは、誰が誰なのか分からなくなる作品ありますよね)
今回の作品では、ハッキリとわかります。
そして、冒頭から全力疾走!始まります!
近親なので、シリアス?と思いましたがど~んとシリアス感(暗い)はさほど感じませんでした。
最後まで、一気に読めます!
そして、かわいそうとか、痛いとか無い。
だらだらと、長い説明文みたいなところもなく全てがラブ要素たっぷり(#^.^#)
さて、今回は親子兄弟入り乱れての5Pですよみなさん。
受のお尻がユルユルになりそうな見事なハーレムなのであります(*´∀`*)ノシ
受の母親は父の愛人という立場にいた。
そんな母が亡くなり高校生だった受は実の父親に犯されてしまう。
心では拒否しても感じてしまった身体。
逃げ出してからも敏感になりすぎた身体を受は持て余していた。
それから数年。
偶然再開した兄に引きずられるようにして実家に戻った受は
めくるめく~という流れですな。
最後には、優しかった従兄弟まで加わってのww
イヤダイヤダと言いながらほぼ抵抗もせず
嫌だ嫌だといいながら感じまくり
イヤダイヤダと言いながら逃げる素振りもなく。
結局いつものエロ展開でした。
どんなエンドでも受がいいならいいんだけどさ。
あんまり萌えは無かったかなという雑感。
エロ読みたいときにはおすすめデス。
ラヴァーズ文庫で、西野さんで、この表紙。エロいんだろうなとは思ってましたが想像をはるかに超えるエロさでした。というかエチシーンがかなりの分量占めてます。
という事で内容を。すみません、ネタバレしてます。
主人公は三冬。表紙真ん中のほぼ全裸の彼です。
彼の母親は大きな総合病院の院長・政親の愛人。政親の自宅の敷地内に住まわせてもらっています。
愛人が正妻と同じ敷地内に住んでいるという一見異常な状態ですが、政親や政親の息子の衛・颯介兄弟は意に介していない状況。けれど正妻さんは思うところがあるようで。
そんなある日、三冬の母親が急死したことで状況は一変。
政親に寝室に連れ込まれ、そのまま抱かれてしまった三冬は…。
というお話。
と、ここまで書くと何やらシリアスムード満載かな、と思いきや、そんな雰囲気は一切なし。
三冬が実父に抱かれ性的に開眼してしまったこと。
実父、腹違いの兄弟たちが三冬に固執し、性行為をすることになんのタブーも感じていないこと。
が主な理由かと思われます。
この作品は5P。
三冬+実父、兄弟に、母方の従兄弟の理人が混ざります。
理人は従兄弟というだけではなく、学生時代からの親友であり、仕事仲間でもある。性的に奔放な政親親子とは異なり、この作品の中で唯一の常識人。けれど、彼もまた三冬に恋い焦がれてきたという過去を持つ。
4人の男たちに愛され、性的に追い詰められる三冬がメインに描かれたストーリーで、二輪挿しあり、尿道攻めあり、5Pありと濡れ場はかなり濃厚。
なんですが。
まあはっきり言っちゃうと、ただそれだけ、というか。
三冬がなぜそこまで固執されるのか、理由が分からない。
母親似の美形、だという事は読み取れても、彼の内面とか魅力とか、そういうものはすっぱり抜け落ちている。彼に感情移入できないのと、彼の魅力が分からないからかな、と思ったりしました。
そして攻め4人も。
ひたすらヤッてるだけなので、彼らのバックボーンやらそういうものはほぼほぼ見えてこない。三冬に固執した理由、お互い嫉妬せずに男4人で三冬を共有できる理由。そういうものに触れられていない。
なのでぶっちぎったエロは堪能できるものの、うん、読後に心に残るものがない、というか…。
政親さんが三冬にかける言葉で、
近親相姦がタブーなのは子どもができたときに問題になるから。
男同士の自分たちには関係ない。
という趣旨のセリフを言い切るシーンがありますが、それにもう~ん、というか納得できないというか。せめて近親相姦という事に対する禁忌な感情を彼らが抱いていたらなあ…。
反対に言うと、近親相姦が地雷な方でも、さほど嫌悪感なく読める作品なのかもしれません。
三冬を愛しているから抱きたい、というのは理人だけで、政親親子にそういう感情が見えてこなかったのも萎えた理由かも。
痛いことはされませんし、ひたすら快楽を与えられ続ける三冬なので、甘々なエロ満載の作品が読みたいと思ったときにはお勧めなのですが、個人的にはおなか一杯。
彼らの感情の機微がもう少し書き込まれていたら感想はまた違ったかな、と思います。
相変わらずエロい西野作品ですが、今回はちょっとインパクトに欠けるかなと。
初っ端から全力で桃色なのには驚きましたが、西野作品読んでる感はたっぷり。
ただやはり、先の方が書いていらっしゃるように、
内面的な動機付けがいまいち薄いとでも言いましょうか。
攻め様達の執着の動機が見えないし、
受け様の流されっぱなしなのも気になる。
それでも大きな破綻なくまとめてしまうのは、流石としか………
エロだけと言われてしまうとそれまでなのですが、
西野さんのお話はいつもどこか幸福感が漂っていて
悲壮感や精神的痛さが全くないので、安心して読めます。
同じような話でもバリエーションが豊富というか、
飾り付けが上手いというか。
今回はちょっとその飾り付けが薄かったかなと。
もう少し攻め様それぞれの心の中が覗いて見たかった。
メインは理人と三冬なのだと思うのですが、
絡んでるのはもっぱら一ノ塚一家という。
確かにエロかったけど、萌なかった。
でも相変わらず受け様が気持ちよさそうで、幸せそうなので「萌×1」で!
1ページ目から濡れ場という、さすが西野先生エロッエロです。
父親+異母兄弟+従兄弟という5Pですが、従兄弟は終盤のみだからほぼ4Pかな。
犯される訳なんだけど、拉致監禁とか調教とか痛々しいのはありません。
とにかく快楽のみを三冬(受け)に与えるんです。
特殊っぽいプレイは、尿道攻めと二輪挿しぐらい。
二輪挿しってお尻大丈夫なんだろうか…と、そういう描写を見る度心配になります(笑)
萌えたかというと萌えなかったんだけど、エロ補給したって感じかな。
お腹いっぱいどころか胃もたれレベルなエロっぷりでした。