条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
otogienya
みんな知ってる有名な昔話のキャラ達がアレンジされてて面白い。
かぐや姫、金太郎、浦島太郎、一寸法師、桃太郎、花咲か爺さんより。
平安チックでもあり、超能力SFでもあり、現代物でもある面白いつくりです。
もう、前半は輝夜に対してモヤモヤしっぱなしだった。高貴な身分だから、シロちゃんの境遇なんて理解せずに凄くわがまま。
顔が良くて身分が高くて権力あるからって私は許さんぞ!
シロちゃんは、鬼と天仙とのハーフ。
一般的な鬼のイメージの、悪い、悪戯するなんかとは、全く違って凄く良い子。
憧れの輝夜を喜ばせたいが為、庭の桜を美しく咲かせる特別な世話をしてる。(この辺り花咲か爺さんっぽい)
シロちゃんの手に掛かれば、ずーっと見事な花を咲かせ続ける事が出来たりするらしい。
シロちゃん的には、そんな毎日で満足してたのに輝夜の好奇心でちょっかい出す感じなんだもんよ。
シロちゃん側からしたら、高貴な方のお戯れとしか思えない。(本気になってしまったら後がツライ)
とにかくシロちゃんの家族(拾った子なのに我が子同然に育ててくれた義理の家族)もいい人達だし、シロちゃん自身もいい子で、凄く感情移入してしまった。
好きと言えども身分違いの関係をどうにかする行動は起こさない輝夜にうーん。。。と思って読み進めやっと私も納得いく解決にたどり着いた。
それくらい成長してくれないと可愛いシロちゃんはお前にはやらん!って気持ちになってました。
最初から惚れた弱みで輝夜にカラダを好きにされてたシロちゃん。
私は許さんかったけど、ずーっとシロちゃんは輝夜を慕い続けてたんだもんなー。
ホンマ健気だ。
地球でシロちゃんがやった死体猟奇事件、迷宮入りでテレビとか雑誌で取り上げられる不思議事件簿になるんだろーなー。
挿絵は、 笠井あゆみ先生で、可愛くてエロくて最高でした。
個人的に眼鏡男子好きなので浦島の挿絵も欲しかったところ。
再読してレビューしたくなった。
月の世界という設定の平安時代と現代との混在したお話です。
輝夜様がなんか憎めないキャラ。表向きは身分も高く能力も高く見目麗しいんですけど、残念とまではいきませんけど、大変お可愛らしい方です。
シロがまた健気でありながら一本筋の通った控えめな子です。
控えめで謙虚すぎて、ちょっとだけイラッとしました。ちょっとだけです。笑
輝夜様がなかなか素直になれない描写が笑いを誘ってくれます。
何はともあれ、最後はめでたしめでたし。
何より、ゴールドマンって…笑笑
犬飼さんの童話話シリーズ。
今回は日本の童話。
とにかく最初から最後までその世界に深く浸れる文体。
雅で優雅な夢の世界に、ホンの時折混じる腐乱した鬼の異臭。
それさえも凌駕して、最後には全て芳しいものに変えてしまう輝夜様v
基本的に悪い人はいないお話で、
物語としてはボーイミーツガールならぬ皇子ミーツ半鬼なのですが、
犬飼さんの筆力にぐいぐい世界観に引き込まれ、
気がついたら読み終わっていた感。
煌びやかで優美な美しい皇子の輝夜様と、
健気で可愛く奴隷気質な謙虚なシロが、
どうやって身分差を超え、
更に頑ななまでのシロの卑屈さを超え結ばれるのか、
美しい雅な文体で綴られています。
犬飼さんの作り出すこの世界観の勝利。
文体に酔わされました。
BL的にはこういう溺愛ものは大好物ですv
相変わらず笠井さんのイラストも素晴らしいv
強いて言うなら、もう少し毒があれば神の域にいったかも……
評価は「萌×2」で。
犬飼さんの童話や日本昔話を題材にしたストーリーが好きです。特に、第1作?の人形姫の弟が1番好きです。今回は小鬼とかぐや姫が出てくるのですが、かぐや姫がまさかの男で、かぐや姫ではなく輝夜皇子でした。今回は現在の話よりも過去話の方が長かった印象です。私は読む前にパラパラと挿絵を見るのですが、小鬼のシロが乱暴?された挿絵があり、それを現在のことだと思っていたら、過去のことでした。昔のシロは随分ひどい目にあわされてきたのだと思うと辛いですね。過去も現在も輝夜とすれ違ってばかりいて可哀想でした。なので、最後はめでたくハッピーエンドになってよかったです。
あと、シロのお兄さんが想像とは違いイケメンでびっくりしました!人間(の死体)を食べるので、もっと怖い形相をしてるのかと思ってました・・
お兄さんがシロを抱きしめるシーン(挿絵)に感動しました。
白雪姫、人魚姫では、第一ラウンド開始早々ノックアウト~♪
といった目にあい、懲りたはずなのに、
どうにもこうにも笠井先生の挿絵が見たくて購入。
学習しない私。でも!これは大丈夫でした!
どっかでBLACKな内容がくるかくるか と待ち構えていましたが、
最後まで、うぷ、吐く・・・といったシーンは無かったです~
(食べるという設定はありましたが、実際にそのシーンがリアリスティックに
記載されていなかったので、へーき でした。
1回だけ、受けさんが可哀想な目にあいますので、
ちっぴりでも嫌 という方は ご注意ください)
白雪姫、人魚姫がダメだった方でも多分大丈夫!!!
各種キャラをうまくはめこんでて、おおーと感動です!
(かぐや姫、桃太郎、一寸法師、金太郎、浦島太郎? これで全部かな?)
そして 攻めさん(かぐや)が、本当にご立派な、
「天子」といった感の人物で、あんまり悪党が出てこない。
キレイ!だなあと思う筋のお話でした。
挿絵話~ 今回はラブ♡図多い印象。
カラー口絵は肌色一色(結合部アップとかはないけど)。
全10枚のうち、結合の図 3。胸♡、とキスシーンが各々、1 でした。
5割じゃん。
おおーと思ったのは、かぐや(攻めさん) 剃髪の図!
いや、坊主が好き という訳ではないが、
イケメン剃髪 って珍しい気がして。笠井先生楽しんでるかな(笑)
その坊主図に、一寸ちゃんも描かれていて、
イケメンなのに手のひらサイズ♡超可愛いー
残念だったのは金太郎、浦島の図がなかったこと。
ちょっと見てみたかったな・・・
お話の方で好きだったのは受けさんを正々堂々迎えるために
ひたすら耐える攻めさん!りりしい!
いやー真っ向勝負でまあよく3年頑張ったなあと感動。
その苦労を感じさせないようにするところが、これまた優しい(泣)
ただただ、ひねくれもの?なせいか、整いすぎた美しいお話に
ちょっと物足りなさを(笑)それで神にいたらず・・
いやー神にかぎりなく近い萌2なんだけどな。
それと途中の挿絵に出てきた受けさんのお兄ちゃん。
お兄ちゃんサイドからみた 弟溺愛の苦しみのショート とか
あると萌えたかも~♡もしかして、どっかにあるかな?
犬飼さんの童話や日本昔話をリスペクトしたお話は、記憶が確かならこれが3冊目。ちょびっと食傷気味で手に取らなかったのですが、でも笠井さんの描かれた表紙を見たら素敵すぎて思わず購入。またしても笠井さんホイホイされてしまった。
内容はすでに書いてくださっているので感想を。
「輝夜」と書いて「かぐや」と読む。
がしかし、かぐやは女性ではなく男性で、しかも攻め。天仙(月に住む人)のトップに立つ帝(と書くが実は女性)の長男で、かつ跡取り。
受け・シロは鬼と天仙のハーフ。
鬼は奴隷的な扱いを受けているので、当然のごとくシロの身分は低い。
接点のない、身分差のある二人が出会い、そして惹かれあい…。
という、犬飼さんらしいお話だな、と。
初っ端から「遺体損壊」とか物騒な言葉が出てくるので、もしかしたらとんでもなく痛い話なんじゃないかと危惧しつつ読み始めたのですが実に甘~いお話でした。
とにかく攻めが受けを溺愛してるんです。
帝の跡取り=次期皇帝という事で、当たり前のように下々をつかう立場で、ゆえに時に不遜な態度もとる輝夜なのですが、シロを大切にしすぎててワタワタしてしまう輝夜は恋する男子で可愛いんです。
一方のシロが、これまた良い感じの薄幸・健気受けさん。
自分を卑下しているわけではないのですが、輝夜との身分差をごく当たり前に納得して、分不相応な望みは持たず、家族のために自分を犠牲にするシロがめっちゃ可愛い。
舞台は月であるとか。
登場人物たちの名前が輝夜(かぐや)とか桃とか浦島とか一寸とか。
平安貴族のような服装でありながら、現代の日本も出てくるとか。
そして様々な障害がある二人の恋のゆくえとか。
ストーリーが緻密で、複雑で、とっても面白かった。
のだけれど、ちょっと納得できない点も。
かぐやとか、浦島とか、一寸とか、鬼が出てくるとか。
日本の昔話をリスペクトしたような名前だったりするわけですが、普通にイメージする名前と立場が一致してないんですね。
ありきたりではなく、読者の意表を突くようなストーリーにしたかったのかな、とは思うのですが、それならあえてそう言った名前を付けなくてもよかったんじゃないのかなあ、と思ったりしました。
そして、シロ。
家族のために遺体を盗んでいたわけですが、それでも指名手配されてしまった彼が、そのまま地球で生活し続けるのは無理があったような気がしました。
輝夜とシロは、二人の恋路をとある人物に邪魔されてしんどい目に合うわけですが、それでもその妨害に二人が屈しなかったことや、妨害していた人物が最後まで顔を見せなかった(物理的にも描写的にも)ことで、そこまで痛い話にはならず甘い話になっていたのも良かった。
あと特筆すべきは笠井さんの描かれた挿絵。
すんごい綺麗。もううっとりします。イメージにぴったりでとっても良かったです。
と検非違使の桃太郎と金太郎(ルックスは外人)
ちなみに姉は乙姫
側近の浦島太郎に友人の一寸法師
でも桃太郎・金太郎・乙姫はあまり設定が生かされなくて残念
最近笠井さんの背景が手抜きなのも残念、お忙しいんでしょうね
104P~「御張台」は、御「帳」台(みちょうだい)の間違いじゃないかな?
あと8割以上水分の桃で落雁?
でもしょうがないよね、むしろよくぞここまで古典風に挑戦したなって感じです
でも神々しすぎる「陽物」の描写には笑っちゃったよw
スカイツリーS○Xもw
一応舞台の大半は現代日本なんですけど
「其方は身分を弁え、ただ私に触れられるのを有り難がっていればよいのだ」とかいう
尊大で時代がかった攻の言い回しが楽しい
ツンデレデレ? いやクーデレかな?
でもまっとうな人です、それだけに頑固な母親との対峙にカタルシスはないんだけど
面白かったです!!
久しぶりに犬飼先生の作品でこれぞと思える作品でした!
かぐや姫(攻め)に花咲か爺さんの犬ちゃん(受け)、脇を固めるのは一寸法師に浦島太郎。。と某CMを彷彿とさせる豪華メンバーなのですが、それぞれのキャラクターがたっていて、素晴らしかったです!!
すれ違いや執着攻めが大好きなので、受けのことが気になってるのに高貴すぎるが故になかなか素直になれなかったり、意地を張ってすれ違ったりしてるのがとってもツボでした!!
半鬼で周りから迫害されてる受けが、とにかく献身的な良い子で、攻めのことや家族同然の仲間を守りたいと必死に耐える姿が、可哀想でとても切なかったです。。
そして、受けのためにも時間が掛かっても良いから母の帝に正々堂々と勝とうとする攻めの潔い姿はとても男らしく、見直しました!
色々な伏線の回収も素晴らしかったです。
桜の描写も美しく、ストーリーや世界観を堪能できました。
ゴールドマンが金太郎のこととは気付かず、あとがきで思わず笑ってしまいました。
2016/12/19発売
■御伽艶夜〜かぐや皇子と花咲か小鬼〜■
著 犬飼 のの 先生
とても暖かい…*春*のような物語でした。
痛みや出血は控えめで、いつもの…いつも以上の
読み応え、愛がたっぷりファンタジー小説です!
*・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*
身分の違いや困難を、2人それぞれが乗り越え、
見えた先にある愛は格別だと感じました///
*・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*
▼主要人物と物語と世界観(※軽くネタバレです)▼
★輝夜(24歳)攻★
月の世界に住む月軍の大将。月の女帝を母に持つ、平安期時代に出てくるような皇子です。(髪型の変化も見所!?)ある日からチラチラ見える小鬼の存在を気にするようになり、桜を見てるつもりが…美しい服を纏った者よりも美しく咲く桜よりも、小鬼であるシロへと目も心も奪われていきます。追うのは彼ばかりの輝夜はソワソワ動き出し、堪え性のない行動(game)をシロに持ち掛け………。
本当にイロイロ強弱のある不思議な性格の持ち主。(←悪い意味ではなく、とても良い性格です/)”重力”を自由自在に操ることができる能力の持ち主で、何処で能力が活かされるか…楽しめる注目部分(point)なので勿論ココでは言えませんが、この能力をどの様に使うか…頭の片隅で妄想するだけでも楽しいのではないかと思います。(私は初体験頂けました♡)
★シロ[白妙](16歳)受★
天仙と鬼の血をひく…捨て子の半鬼。とにかく可愛い。こんなに愛らしい人物はいただろうか?というくらい優しい小鬼ちゃんです。公開された情報にもある通り、2本の角と首裏に白い三日月痣があります。
綺麗な桜を咲かせたいがため、アルものを犠牲にし美しい桜を咲かせ続けようと奮闘する、尊敬すべき存在となりました。輝夜に命じられたも同然の頼み(game)にシロも挑むのですが……遥か高い木に括り付けられた謎の鍵には既に込められた2人の想いが秘められていて……!?
最後の最後に明かされるシロの言葉に輝夜だけでなく読者をも驚かせてくれることと思います。(やられました…。)
シロに鬼の血が混ざっているにも関わらず、周りから白い目で見られる存在でありながら御所内の園丁…庭師としていられる理由。そこには女帝の企み…謎の想いが関わっていて……。(何処までも奥深い物語だと感じます。)
★物語設定・世界★
作中…日本も、人気観光スポットや町も舞台として登場します。帯に大きく書いてある輝夜の言葉通り『そこで!??』という驚きもありました……。地球へ降り立つことが可能で、月の月竜門から地球の月竜門までの所要時間は歩いて約◯日。(←いつの日か、これが現実になったら…と希望を抱き想像し、自分が月に降り立った目線で読んでいました。)
様々な景色…場所…多くの人物が出てくるので、2度も3度も美味しく楽しい世界です。月では平安時代、降りれば現時代、謎の桃源郷(島)3つの不思議な体験が出来ます。
*・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*・*・*・゜゚・**・゜゚・*・*
のの先生の小説は最後まで気が抜けない緊張があり、それは御伽艶夜にもありますが、最後の最後まで…特典ペーパーまで愛に溢れているので物凄く幸せでした。これからも、のの先生の小説を読み続けたいです。
日本昔話をモチーフにしたファンタジー作品。
攻めはかぐや姫、受けは花咲か爺さんの忠犬がモデルとなっており、
攻めの側近には浦島太郎や一寸法師や金太郎が。
律令制の敷かれた世界観と、現代ノリの小ネタとのミスマッチ感が大変楽しい一冊です。
あらすじ:
半鬼のシロ(受け)は、地球で遺体遺棄の疑いで指名手配犯に。
月の皇子・輝夜(攻め)はシロの身を案じ、自ら地球に赴くが…
天然ツンデレ皇子な輝夜が大変良いキャラ。
絶世の美男で高貴な生まれなのに、突飛な行動を度々側近にツッコまれたり、いじられたりしているのが可笑しいです。
そんな輝夜が好きになったのは、半鬼のシロ。
奴隷層である鬼の血を引くシロは、高貴で美しい輝夜に恐縮しまくりで、なかなか打ち解けられず。
今まで散々チヤホヤされてきた輝夜は、自分に全く食いついてこないシロの返答に傷つき、その度プライドからちょっと高飛車な態度をとってしまう…というすれ違い。
シロは自分が傷つくのも構わず輝夜に尽くす健気なキャラで、
輝夜もそんなシロのためなら怪我も厭わないほど一途なのですが、
お互い言葉の意味を取り違え、なかなか両想いになれない…
そんなすれ違い展開に萌えます。
やがて身体の関係を持ち、蜜月を過ごす二人ですが、シロは自分の親兄弟(純粋な鬼)と共に、地球へ渡ることに。
桃源郷と呼ばれる鬼ヶ島を目指しますが…
なぜシロは指名手配犯になったのか?
桃源郷・鬼ヶ島の実態とは?
といった点が物語の核で、その背景には鬼に対して発令したある法令の存在が。
謎が明らかになる物語後半では、身分制社会において搾取される鬼たちの悲劇や、そんな社会を変えることの難しさが描かれており、シリアスな展開に引き込まれます。
物語前半は、ドラマティックすぎてややシュールさも醸す輝夜とシロのすれ違い愛がある種シリアスな笑いを生んでおり、主に二人のやり取りを堪能しましたが、
舞台設定が掘り下げられていくにつれこの世界観自体にも惹きつけられ、最初から最後まで楽しめる一冊でした。
犬飼ののさんと言えば、設定が倒錯的だったり、受けが痛い目に遭ったり…といったちょっとクセの強い作風が持ち味ですが、
今回はそうしたクセが控えめで、攻めが受けにベタ惚れで攻め視点が多いため、全体的に雰囲気が甘め。
かなり読みやすい作品となっている印象です。
笠井あゆみさんの挿絵もいつもながら美麗で、耽美な世界観を一層盛り上げて下さっていました。