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koushakukakka no shinjuhime
不憫キャラの主人公を苛めきれない著者は、優しい人なのかもしれない。
同じように、恋愛に至るまでの筋書きも、イマイチ萌えきれなかった。静かに流れる小川のよう。
親を失いやしない親に虐待される少年玲於奈と、離婚歴ある富裕な貴族オリヴィエ。
著者の他の作品の紹介を読むと、同性の恋愛で終わらせず、法的に認められる形に拘った筋書きが多いような。同性婚へのこだわりを潜めた恋愛ものの王道パターン。
家族を事故で亡くした玲於奈は、父の弟に引き取られるが、使用人以下の扱いを受け、常に叔父から虐待(暴力)を受けていた。衣食は、真冬でも薄着で、食事もまともに与えられていない。事故の怪我のリハビリもできなかった。叔父は、玲於奈が相続する筈の遺産を横領しているのに・・。
毎週の教会の礼拝で「早く死にたい」と玲於奈は祈っている。
ある雪の日、家族の墓石に縋り死を願う玲於奈の前に、公爵家当主・オリヴィエと出会う。オリヴィエは昔、玲於奈の母が若いころに昔家庭教師をしていた人だった。
オリヴィエは、鞠子に似合う柄の振袖を玲於奈に着せて、日本製の芸術品と併せて楽しむ。
玲於奈を人形と呼び、玲於奈の母鞠子の面影を慕うオリヴィエを、玲於奈は愛してしまう。
自分は母の身替り、成長して男性らしく骨格が変るとオリヴィエに飽きられて捨てられるのではないかと、不安になる。
色々あって、相思相愛になった二人、公爵家の花嫁が継ぐ真珠の首飾りを贈られた玲於奈。
司祭の祝福を受けて、教会で二人だけの結婚式を挙げる。
・・・この物語でも、教会で同性婚は認められている。バチカンと離れたキリスト教だから。
イギリスで同性婚を認めるまでの紆余曲折。
2004年に「シビル・パートナーシップ法(同性カップルのみが対象)」が制定された後、
2014年に「同性婚」も法的に認められる認められてて、エリザベス女王の親族が同性婚をしたり、エルトンジョンの婚礼などの件は有名です。
そして、イギリスでは結婚しても10年以内に40%以上が離婚しているそう。
複雑な国。日本も数年後に、同じように変わっていくのかな。
リカコ先生が大好きっ!!!
この赤い着物を見ただけで「買いだ・・・」と固く誓った私。
やっと読めました。
なんと弓月先生のデビュー作だったそうで。
10年前の作品を大幅加筆修正されたそうです。
弓月先生何作か読ませていただいていますが
トーンはあまり変わってない気がします。
適度に甘く、適度に辛い目にあい、適度に切なく・・・・
(適度ってのが微妙なケースもある)
想定外だったのは当作品の攻めが あら あなたヘタレじゃない って
ところでしょうか。
俺様でもないし、強くもないし、かなりの美形だそうですが、うーん。
そう、攻めに惚れられなかったんです私。
それで萌どまり。
なぜ受けに着物を着せる????
いや、そりゃ可愛いよ、眼福だよ、でも意味不明。
別に、女子の格好させなくてもいいでしょー
とつい思ってしまった次第です。
まあ、受けさんともども幸せになったんならいっけどさ。
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どんな風に感じられたのか、めっちゃ気になるー