野獣なボスに誘惑されてます

yaju na boss ni yuwakusareteimasu

野獣なボスに誘惑されてます
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×224
  • 萌7
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
180
評価数
47
平均
3.9 / 5
神率
25.5%
著者
野原滋 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784344837867

あらすじ

入江は24時間365日ボスの要望に全力で応えるプライベートアシスト。新しい雇い主、財閥御曹司・樋口の奔放さに振り回されるが?

表題作野獣なボスに誘惑されてます

34歳,樋口グループ次男で会社社長
29歳,人材派遣企業プライベートアシスト部

その他の収録作品

  • 愛してるにしか聞こえない
  • あとがき

レビュー投稿数7

最後まで強気な受けがいい

初読み作家さんでした!文章が読みやすく、特に会話のテンポが良くてスルスル読めました。

金持ち喧嘩せずと言いますが、攻めは御曹司の次男坊で大らかでリーダーシップがあり茶目っけのある年上社長。一方受けは美人なツンツン強気秘書。ということで大変美味しい組み合わせでした。
受けが絆されつつも、最後の最後まで強気なのが良かったですね。攻めとの会話が面白く、手綱を引いている感じがして良いパワーバランスだなと思いました。
お話の展開的に、このキャラが裏切って旨みがあるのかなぁ?と思ったりしなくも無いのですが、概ね違和感なく、最後まで楽しめる作品でした。

0

攻めと受けとの懲りないやり取りが楽しい

財閥企業の御曹司社長である攻めの元へ「プライベートアシスト」として派遣された受け。
「プライベートアシスト」というのがトップレベルの企業人にしか仕えないスペシャル秘書みたいなもんで、仕事のサポートどころか片腕となり、ときには人には言えないお世話までしちゃうとかいうなんかすごいやつ。

攻めはボンボンだけど、型破りというか自由奔放というか、自らどんどん企画して現場に突っ込んでいくような現場大好き人間なんですね。

そんな破天荒男に振り回されまくる受け。
おまけに、尻を揉もうとしてくるわ、口説いてくるわ、と隙あれば何かとちょっかいを出してくるんです。

最初は「それはいたしかねます」だの「けっこうです」だの答えてるんだけど、ちっともやめようとしない攻めの態度に堪忍袋の尾が切れて「いい加減にしないと、殴るぞ」だのドスを効かせてしまう受け。
そんな受けの様子を見て「出た!黒ツトム」と喜んでしまう攻め。
と、ここまでがワンセット。

漫才のようで笑えます。
生き生きとしたお仕事描写もよかったです。

2

白ツトムと黒ツトムが楽しめる

お仕事しっかり物でこちらまで仕事に打ち込んだり成功した達成感を共感することができました。

樋口と入江のコンビは色んな意味で最強ですね!
白ツトムと黒ツトム(笑)

樋口は入江をずっと口説き続けながら仕事も全力投球で面白そうなことには首を突っ込み、社員は大変そうでしたね。

そして入江は樋口を支える使命に喜びを感じ口説かれては罵倒し、だんだん樋口にひかれていき。

入江をいたぶり入江がきっちり復讐して辞めさせた因縁の元上司兼松が怪しげな会社を立ち上げ樋口の会社の客となり断られ、入江を脅すような言動があり後半どんな手をと思っていたらひっそり片付けられましたね。

入江はこれまでの性体験から情緒がないとか機械みたいと言われて女性もセックスも苦手になりましたが、樋口となら相性抜群で楽しくイチャイチャ、仕事もバッチリ生涯のパートナーとして上手くやっていけそうですね。

このお話はお仕事描写も読みごたえがありましたが、攻め受けの魅力もとても良かったです。
精力的で懐が深くて少年みたいな攻めと、氷の女王と言われるほど本当は辛辣で、でも恐ろしく仕事が出来誇りをもって働く受け。攻めを全力で毎日24時間考え支え尽くすのは読んでいて良かったです。

ただ山場的な所がどこ?というかちょっと退屈してしまいました。

1

想定内の展開過ぎて。。

出だしのワクワク感は良かったのですが、どこまでも予想を裏切ることがない想定内の展開で、やや拍子抜けでした。
辛口ですいません。。
些末なことですが、一緒に頑張ってきたはずの若手社員の扱いが雑なのが気になりました。
ちょっと心を痛めたけど、若いし仕方ないよね、みたいな扱いで可哀想でした。
一緒に苦楽を乗り越えてきた仲間なら、はめるようなことをせずに、事前に説得するなり何なり助け舟を出すことができなかったのかと。
分かりやすい悪役の小者っぷりも、攻めにヤキモチ妬かせるためだけに出てくる昔の友人も、もう少し工夫してくれたらなーと思わざるをえません。

2

掛け合いが最高です(*´ω`*)

限られたトップクラスの者だけが顧客となれる「プライベート・アシスト」をしている受けと、その受けが派遣されている先の社長が攻めです。受け視点で進みます。
バリバリに仕事が出来る二人なので、お仕事描写が中心なのですが、社長とプライベート・アシストという関係上、常に一緒にいてラブの面でも大変満足が行きます。

このプライベート・アシストとは秘書とバトラーを掛け合わせたような職業という設定で、外国には実際にこのような仕事があるそうです。もうこの時点でかなり妄想がふくらみます。( ´艸`)

受けは自分の仕事に誇りと自信を持つ、一見クールビューティですが、実はかなり強気で口が悪いです。
そして攻めはだらしなくいいかげんな感じの初登場から一転、社長としての器の大きさを感じさせる、おおらかで出来る人物です。

この二人が困難にぶつかったりしながらも、一緒に仕事をしお互いにかけがえのない存在になっていくという展開です。
攻めは社長として常に新しい事に目を向け、現状に満足しないチャレンジ精神旺盛なタイプなので、受けが常にフォローしたりサポートしたりです。そして時には暴走しがちな攻めに厳しい言葉を掛け、違う方向からのアプローチを提案したりと、とても男前な受けなんですね。
お仕事BLだとライバル設定も萌えるんですが、このような受けが部下として攻めをサポートして、二人で同じものを目指すというのにも、かなり萌えます。「あんたは仕事の事だけ考えていればいい、他は全部俺が引き受ける」という台詞にはキュンキュンきました。

そして面白いのが二人のかけあいです。
割と最初の方で受けがキレて、地の口の悪さを出すんですね。その後は、隙ある毎に口説き文句を言ってちょっかいを出す攻めと、持ち前の口の悪さと回転のよさでバッサバッサ切って捨てる受けとの掛け合い漫才のような会話がしょっちゅう繰り広げられます。

初エッチの時もこれは健在で、攻めと繋がったとたんに「こんなもん埋め込まれて気付かない奴はいない。騙したな!」と言い出す始末です。実はお仕事初日に酔った受けをホテルに連れ込んで、朝になって気がついた彼にやっちゃったと嘘をついているんですね。ちなみに、この時の受けの乳首を押して「スイッチ・オン」には爆笑しました。
普段は強気でクールな受けが、「こういう事には自信が無い」と弱気になるのが非常に可愛いですし、グズグズにされちゃった時の「社長」と言う呼びかけにも身悶えちゃいます。(//∇//)

最後に攻め視点のショートが入っていて、こちらでは受けにメロメロの攻めと、二人の甘々ぶりが楽しめます。

3

秘書に罵られるのがうれしい社長

セレブな企業家を公私にわたってマンツーマンでお世話する、プライベートアシストという職に就いている受けと、その受けの新たな派遣先であるイベント制作会社社長の攻め、というカップリングのお仕事BLです。

受けはありとあらゆる仕事がこなせる、超有能な人。執事と秘書を兼ね備えた職務だということで、仕事の補佐から食生活の管理までお手の物にこなしています。
立派なボスに仕えるのを至上の喜びとしているのですが、新たなボスはだらしなく、受けを「気に入った」と言っては尻を揉んだりキスしてきたり、セクハラ三昧の若社長。受けを怒らせるようなことしかしないので、最初はきっちり敬語で応対していた受けもぶち切れて素が出てしまい、「お前」だの「殴るぞ」「ど阿呆」だの口の悪さ大爆発に。
それでも一応プライベートと仕事で態度を使い分けていたけど、慣れるに従って仕事中でも罵り言葉が。そして罵られるのを喜ぶ攻め。「白ツトム」(攻めが名付けた、普段のきっちりした受けの呼び名)で応対してたらわざわざいじりまくって「黒ツトム」を召喚し、罵倒されてはニコニコしてるのが何ともおかしかった。

割れ鍋にとじぶたなカップルです。有能なのに性格的にちょっと抜けたところもある受け、天才肌でゴーイングマイウェイ、受けが大好きだけど追い詰めない大人な攻め。主従関係なのに気持ちは対等なのが萌えツボです。
仕事の描写もページに過不足なく、大変楽しく読めました。

5

手堅いお仕事BL

麻々原絵里依さんの挿絵に一目惚れ。
攻め受け共に想像していたキャラとは少し違いましたが、良いお仕事BLでした。

人材派遣会社のプライベートアシスト・入江(受け)は、財閥御曹司・樋口(攻め)の祖母の依頼で、彼の仕事をアシストをすることに。
※プライベートアシストとは、24時間365日ボスをサポートする、秘書の上位互換のような仕事。

入江を「勉ちゃん」と呼び、冗談なのか本気なのかよく分からないノリで口説きまくる樋口。
優秀なプライベートアシストである入江は、樋口に振り回されつつも完璧に仕事をサポート。
ファッションショーや日本酒の試飲会など、二人で様々な仕事に取り組んでいく…というお仕事モノです。

入江は元商社勤務で、様々な資格を持つ有能な人物。
普段は敬語ですが、本来の彼は口が悪く歯に絹着せぬ性格。
ボスの樋口を「おまえ」呼ばわりする等、怒るとなかなか不躾な態度を取りますが、
彼の経営者としてのカリスマ性と熱意は認めており、怒りつつも真摯にアドバイスする姿が男前です。

樋口は、普段のお仕事モードの入江を「白ススム」、素の口の悪い入江を「黒ススム」と呼び面白がる、なかなかの大物。
自ら現場に出向いたり、専門外の分野にも積極的に進出したりと、バイタリティに溢れる人物です。
おばあちゃんっ子だったり、入江に冷たくあしらわれて拗ねたりと、ちょっと子どもっぽい一面も。
年上攻めっぽい包容力と、坊っちゃん育ちっぽい可愛さを兼ね備えた魅力的なキャラクターでした。

絡みはラストに一度だけ。
入江の口の悪さと初々しい反応が可愛く、非常にこの二人らしいやり取りを楽しめました。
ただ個人的には、入江が樋口を下の名前で呼び捨てするのはあまり好みでないかもwいつもの「社長」呼びを貫くか、さん付にしてほしかったです。
一方、樋口が入江のことを「勉」と二度ほど呼び捨てしているのには萌えました。

表紙とタイトルからイメージしていたのと違い、攻めは優しく人当たりの良いタイプで、逆に受けの方が凶暴…でちょっと驚きましたが、これはこれで面白いと思えました。
入江の二面性のある性格はちょっと手垢のついた設定で、すごく好き!という感じではありませんでしたが、仕事に対する姿勢には好感が持てました。

萌寄りですが、萌×2評価です☆

10

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