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aishiteiitowa ittenai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
スピンオフCPシリーズ2冊目。
相変わらず愛や恋といった甘さはなく、
けれど互いに執着めいた感情がある関係に惹きつけられます。
そしてクールで覆われた殻からチラッと少~し漏れる愛がめちゃくちゃ萌える!
このCP、大好きですッッ(;///;)
上質なスーツとカクテル、視線で会話するアダルトな空間。
続編でも男の色気がたっぷり楽しめました。
さてさて。
前作で抗いきれず斑目の元に戻った湯月はいまだに正しかったのか悩んでました。戻ってきて良かったと思える瞬間と戻るんじゃなかったというモヤモヤが交互に感情をざわめかせています。
そんな中、昔、行き場を失った時に出会った当時の仲間・ショーゴが接触してきました。
ショーゴの頼みを引き受けるとなると、また斑目の前から姿を消すことになります。
ショーゴと共に行くか・断るか。
答えを決められない理由の中に斑目の存在が大きくチラついきます。
一方、斑目は店をめちゃくちゃにした男を追っていました。
相手がどこの誰かはっきりしないので店は休業。
湯月は怪我をしシェイカーを振れず、湯月の作った酒が飲めない。
斑目はその鬱憤と出世の機会を目の前にしていてーーーと展開します。
斑目と湯月。
ある条件において相思相愛っぷりが伝わりました!
斑目は自分に美味しい酒を出すのは湯月じゃないと不快で、
湯月は斑目を満足させる酒を提供するのは自分でないと嫌だと思っています。
互いに思うことは口に出さず甘酸っぱい空気にはならないけれど、
なんでしょうね、何気にもう既に唯一無二な存在になりつつある感じ…!!
カクテルを間に置いたらラブラブじゃないですか…!!(∩´///`∩)
湯月がたった1人でバーカウンターに立ち、
記憶の中の斑目を思い浮かべてカクテルを作るシーンは印象的でした。
名残惜しくいつまでも後ろ髪をひかれるような切なさがグッときます。
今作では斑目が部下に慕われる理由がよくわかりました。
スピン元の兄CPを見てると斑目の良さが全ッ然理解出来なかったのですが、闇雲に全てを切り捨てて捨て駒を作って生きてきたわけでなく、「俺のモノ」と判断した相手や自分の懐にいる者には情をかけられる部分があり、少しホッとしました。
愛とか恋とかは相変わらず不器用で金にものを言わせるしか方法が思いつかないゲス男だけど、
きっと気まぐれに指示したであろう「湯月のため」の行動は、湯月に響いたようで良かったです。
斑目がとことん恋愛向きな人間じゃなくてキュンときたり笑えたり。良き良き(∩´///`∩)
湯月も愛され下手で愛し下手だから恋愛には発展しないのかも、この2人。
無自覚の相思相愛をこの先ずーーーっとやってくとしたら、それはそれで有りな気がする。
カクテルを挟んだときは極上の唯一無二な時間があるから。
「愛〜」シリーズのスピンオフ「愛しているはずがない」の続編、
斑目弟(ヤクザ)×湯月(バーテンダー)。
前作で、一度は斑目を裏切った湯月は自分の意思で斑目の元に戻った。
斑目の前で酒を作る高揚、酒を作っているときだけは対等。
その湯月が、昔の仲間ショーゴとの再会し、
またもや斑目の元を離れて事件に巻き込まれていく……。
彼の過去が明かされながら、斑目への一筋縄ではいかない思いが描かれる。
湯月の受けらしからぬ強くて(物理的に)侠気のある様も、
斑目の、頭が切れてなんでも出来るドSの悪党ぶりもいい。
とっくに惚れてしまっているくせに、認められずにもがく湯月も
己の気持ちが愛とは分からぬまま、執着し追いかける斑目も、
互いに不器用だからこそ、なかなか素直な甘さには行き着けない。
相手の心も自分の心も分からないからこそ、交わりは激しさを増す。
この微糖な感じが、なんとも萌える。
釜男の完治と復活を願いながら、
この二人の行く末まだまだ楽しみにしたい。
……評価は今後に期待を残して「萌×2」、神寄りです。
なんかもう言いたいことは先のsnowblackさんが全て書いて下さって、
その通り!というところです。
とにかく心情的にもがいている湯月が、
かわいいやら、かわいそうやら……
友情と(自覚してない)恋情に迷い、親情に癒されて
また一皮むけていく湯月。
強い執着で追いかける斑目は、鬼畜っぷりが増していますが、
端々にちらりちらりと、湯月に対する「執着」ではない「愛情」が垣間見え、
早く自覚しろよと背中を押したくなります。
基本的に甘々ラブラブが好きなのですが、
この二人に惹かれるのは何故なんだろうと考えると、
やはり作者の筆力の高さと、それぞれのキャラクター自身の魅力、
そして、なんともいえないもどかしさなんだろうなと。
今回も切ないこと満載ですが、斑目さんかっこいいのでよし!
次作の書影を見たら、釜男に魔の手がのびそうで、
また湯月が苦しめられそうで心配……!
冷酷ヤクザx美形バーテンダーのシリーズ2作目。
前作「愛しているはずがない」の後、一度は裏切ったが克幸の元に戻った湯月の日常から始まります。
戻った、とは言っても、克幸への愛だの恋だのが芽生えたわけではなく、あの傲慢な帝王の這いつくばる姿が見たい、という気持ちが湯月を支えているわけだけれど、そんな思考とは裏腹に躰の方は克幸の嬲り方に馴染み悦ぶ。
再び克幸への反感が膨らんだ頃、10代の頃に共に居場所のない子供たちと肩寄せ合って生きていた仲間・ショーゴと再会する…
ショーゴに誘われるまま、克幸の愛人暮らしから脱走してショーゴのビジネスに協力しようと決める湯月。
しかし、その話には裏があった……
…という、非常にハードボイルドで、エンタメで、エモーショナルな展開で、息もつかせず読ませてくれます。
湯月の決心を鮮やかに打ち砕いて克幸が追ってくる。
克幸も湯月も、これは愛ではない、と捉えています。克幸は自分のモノに手を出された怒りとして。湯月は傲慢な男の敗北を見たいため。
それでも全てが終わったあとにまた連れ戻されて抱き潰されて、自分に激しい執着を見せる克幸に心が蝕まれている事を自覚する湯月…
なんてカッコイイ物語なんだ…!
ただ、ショーゴの最期の湯月への言葉はいらなかったように思う。
このダークでビターな物語の中で、甘さを加えていいのは湯月と釜男の関係性だけ。
絶対に克幸には甘えない湯月の、とろけるような愛情表現や流す涙は釜男だけに向けられていて、克幸は釜男の存在など歯牙にもかけてないけれど、釜男との間に流れる暖かさが次巻で克幸を追い詰める流れにつながっていく。
「愛して」シリーズの斑目弟×愛人のバーテンダーのスピンオフ2作目。
今回、湯月の昔の仲間のショーゴが登場し、初めての本格的な当て馬か?と期待したのですが、彼との関係は純粋な友情のようでした。それでも、自分が斑目にとっては数いる愛人の一人、むしろその中でも一番都合のいい玩具に過ぎないと思い込んでる湯月は、自分を必要としているショーゴについて行ってしまうんですね。斑目に本気で惚れている故でもあるのですが、そこを自覚できないことに、湯月の育ちの孤独さを感じます。
一方の斑目ですが、迷いのないゲスぶりは健在でした(笑)。そして、何故それほど湯月に執着するのか、この人もまた自分では気付いてません!
今回、ショーゴの最期には、シリーズ2作目にして初めて、涙しました。
はたして、この愛に飢えた男二人の行き着く先は、地獄か天国か。二人とも、二人一緒ならどちらでもいいと思ってる気がしますが。