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aisareru ookamiou no hanayome
現代に生きる、生まれつき耳の聞こえない、そして唯一の身寄りの祖父が亡くなった悠羽が狼王の物語が記されたタペストリーの世界へ時を超えてタイムトリップするお話。
狼王の婚淫の続編と思って読みましたが、そこまで前作の影響を受けている感じではなさそうです。前作の後のお話で、同じ世界観ではあります。
悠羽は狼王の身に起こる出来事をタペストリーを通して知っているので、過去にタイムトリップして狼王を守るために行動していきます。初めのうちはタペストリー通りに事件が起きていくのだけれど、自分の行動が狼王を守ることにつながっていくのか自問自答していきます。
単純に未来から過去へタイムトリップして過去を変えていくだけではなく、元々の時代より少し過去へ戻ったりなど、トリップする時代が変わることもあり、読んでいて少し混乱してしまいましたが、ひとまずハッピーエンドという形で収まります。
ちょっとタイムトリップがごちゃごちゃして実際に起きた事件など、分かりにくいかな…と思わなくもないですが、狼王のモフモフや溺愛の安心感は充分楽しめる内容でした。
昔から好きだった狼王の話になぞらえた、
なんともファンタジーなお話なのであります(*´▽`*)
独特の世界観がとても面白い。
過去と未来とパラレルと。
交わっているようで、交わらない。
未来でみた内容と同じようで同じではない。
主人公である受の立ち位置が不憫だっただけに、
最後に幸せな道を見つけてくれてとりあえず良かったですね。
故に、見せ場の獣姦はもう少し丁寧にいただきたかったかなとは思う。
意外とアッサリだったのが勿体ない。
独特の世界感で描かれた1作ですが、纏まりはよく
面白い作品でした。
前作未読なので、そちらも読みたい。
時空を越えた純愛物語。
かな?
プラハとボヘミア王国を、伝説の狼王のタペストリーを介在に行き来するファンタジー。
夜は狼の姿で狼の王国を治め、昼は人間の姿で王国を治めなければならないボヘミア王家の王をめぐる、呪いだの、陰謀だのに翻弄される、王国の王太子アレシュと、彼の側でなければ生きることができない予言者であり運命が定めた花嫁悠羽。
果たして悠羽は伝説のタペストリーのように、アレシュを王に導けるのか。
って感じでお話は進むのだが、最後の方は結構強引にハッピーエンドに持ち込まれちゃった感じが、、、
悠羽の華奢で健気な日本人設定も、健気を通り越してちょっと卑屈な感じがして、萌が削がれがちで、、、今回は萌一つかな。
チェコに住む、生まれつき耳が聞こえない悠羽(受け)は、伝説の狼王アレシュに憧れ、職場の美術館で彼の物語を紡いだタペストリーを見るのを楽しみに生活を送っていた。しかしある日、異世界からその狼王・アレシュ(攻め)がやって来る。大怪我をしたアレシュは悠羽を預言者だと言い、狼の姿になるためと言って悠羽を抱くが、後日火事に巻き込まれた悠羽もその異世界へと飛ばされ…。
異世界トリップものです。
個人的に異世界トリップが大好き(するのがではなく、読むのが…笑)なので、楽しみに読んだのですが、異世界トリップにタイムスリップも加わり、ちょっとわかりにくい話になっていました。
理由も根拠もない異世界トリップと、何か因縁があっての異世界トリップとに分ければ、この話は因縁があっての異世界トリップです。人狼の攻めと受けは王と預言者という関係。
この関係性が、すごくびっしり書き込まれている割には根拠が甘い気が。いろいろ引っかかるところはあるけれど、中でもタペストリーの元になる話を書いた受けの祖父の叔父の存在が一番わからない。受けと同一人物(生まれ変わりとか)なの? 違うのならなぜ叔父がその物語を書き得たのかわからないし、同じならその物語を書き得た叔父がその世界に存在していたことがおかしい。しかもクライマックスではまた都合のいいことに叔父が使われて…。
こういう言い方は語弊があるかもしれないけど、異世界トリップの設定なんて適当でいいんです。あっさりナンチャッテなファンタジーならそれでいいのに、緻密な物語にするからちょっとの綻びが許せないというか…。
受けと攻めの、仲良し夫婦みたいな関係性は好きでした。受けはもちろん、初対面以前から狼王フェチだった子なので「アレシュラブ!」なんですが、攻めも半分狼なだけあって受け一途で可愛かった。
不憫で孤独な受けが異世界の王様に愛される、というよくある王道ストーリーが大好き、また表紙絵も素敵なので迷わず購入しました。
異世界トリップとタイムトリップものなのですが、話の進め方が強引すぎる気がしました。特に最後のオチの付け方には納得できませんでした。。本編の2人はそれでハッピーエンドだけど、2人が未来を変えたことで他の時間軸の2人はどうなるの??という疑問がありました。
攻めが受けを好きになる過程も特になく、王家の呪いのくだりも私の頭が悪いせいかもしれませんが何度読んでも意味がわかりませんでした。。
雰囲気や設定はとても良かったのですが、話の進め方等が無理矢理で世界観にひたりきれなかったのが残念です。
あらすじ:
プラハの大学で臨時の清掃員をやっている悠羽(受け)は、100年前のタペストリー『ボヘミア叙事詩』を眺めるのが大好き。
ある日、そこに描かれた狼王・アレシュ(攻め)に瓜二つの男性と出会い…
チェコのプラハが物語の舞台となりますが、物語中盤からは舞台が異世界のボヘミア王国に移り、時間も過去に遡ります。
タペストリーに描かれた「叙事詩」からボヘミア王国の歴史とアレシュ王の最期を知っている悠羽が、彼の命を救うため奮闘するという健気受けモノです。
悠羽は、生まれつき耳がほとんど聞こえませんが、アレシュの側にいると突如聴力が回復してしまうという不思議な体質の持ち主。
悠羽のこの体質がストーリーにどう関わってくるのか注目していましたが、タイムトリップ後は普通に聴力が回復し、やがて会話にも不自由しなくなるので、その点は拍子抜けでした。
アレシュは、民からは暴君と恐れられていますが、実際は争いを好まない優しい性格。
先祖からの因縁で、狼に変身できない呪いをかけられていますが、真の伴侶と関係すればその呪いが解け、狼王として国を治めることができる…
そんな運命を背負った人物です。
こんな二人の甘々なやり取りが物語のメインで、全体としては非常にほのぼのした雰囲気。
アレシュは悠羽を運命の相手と早々に認めるし、
アレシュを守ろうとする悠羽の頑張りも終盤クーデターが起こってようやく発揮される感じなので、
設定の割に(良くも悪くも)切なさに欠ける展開です。
アレシュを庇って敵の銃弾に倒れた悠羽がどうやって蘇るのか?が物語のクライマックスで描かれますが、この展開はちょっと盛り上がりに欠けるかも。
悠羽の意識が100年前のご先祖様に乗り移り、ご先祖様の当時の同僚に言われるまま仕事をする(それが結果的にアレシュと悠羽の運命を変える)という展開は他力本願的だし、
そのご先祖様(東洋人)が、チェコの歴史的絵画の制作に関わった中心人物でした、という後付け設定にも無理を感じてしまいました。
メイン二人の甘い雰囲気や、華藤さんらしい外国ならではの小物使いなど、素敵なところも多かったのですが、タイムトリップモノとしては少々詰めが甘いような(すみません)印象の作品でした。
もふもふありのファンタジー。もふもふを出されると評価が高くなりがち。だって好きなんだもの。
恵まれない境遇の主人公は伝説の人狼の王に憧れている。ある出来事をきっかけに彼の存在する別世界に入り込む。このあたりはとても幻想的で素敵。その世界では悪魔と疑われたりもするが、主人公は憧れの王の為にとても献身的で健気で可愛い。子狼も出てきてそれは可愛いに決まっている。
ただちょっと現代と別世界の関係が御都合主義過ぎかな、とも感じた。最後の解決に引っかかるものがあるけれど十分満足。
銀狼の婚淫のスピンオフ?裏世界的なものらしく、発売をすごく楽しみにしていました。
(※かなり物語の内容を端折ります)
アレシュの世界のお話が悠羽の世界ではタペストリーとして描かれているため、アレシュのいる別世界へ急に飛ばされた悠羽はその国の未来がわかる預言者としてアレシュ王を支えていくのですが、前作の銀狼の婚淫同じく暗めの物語が淡々ととまでは言いませんが…進んでいきます。
未来が見えているだけにタペストリーに描かれているままに世界が進んでいくのですが、未来がわかっていても中々にドキドキしました。
この話の良いところは悠羽が健気で可愛くてアレシュに対して何の疑いもなく誠心誠意尽くしているところですかね…。アレシュもかなり優しい方なので二人の関係が落ち着いていて…というか落ち着きすぎてる気もします。お互いに信頼し合っていてかけがえのない存在で絆が深い…出会ってそんなに経っていなくてもここまでの信頼が生まれるのはやっぱり運命なのでしょうか。
アレシュも悠羽もキャラ的にはとても好きな感じなのですが、話が盛り上がりに欠けているので読後に何も感じませんでした。内容とページ数の割にさらっとしている気がします。
もうすこしハラハラさせて欲しかったです…あと狼の話も見たかったなぁ。
狼の王様シリーズもっと続いて欲しいですね。