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dannasama no kayoikon
こちらも攻めザマァを楽しめる1冊(☆▽☆)
受け様は、大財閥主の祖父をもつ鈴音。
攻め様は、鈴音の後見人となった東悟。
初めて出会った時、優しく相手をしてくれた東悟に淡い恋心を抱いていた鈴音。
祖父亡き後伴侶として家族なろう、と言ってくれた東悟がとても嬉しかったのに。
いつしか鈴音に対してぶっきらぼうな態度しか見せなくなった東悟ですよ(# ゚Д゚)
ホント、なにその冷淡な態度は!?と胸ぐらを掴みたくなる。
最初の方は、東悟の態度にムカムカしっぱなしでした。
東悟との関係が、愛情ではなく契約だったと言われた鈴音は家を出るのですが。
たどり着いた場所で懸命に働く鈴音はいきいきしていました。
周りの人間から庇護され、人形のように大事にしまわれてきた鈴音が、自分の力で頑張る姿、よかったです(*´ω`*)
反対に、鈴音にいなくなられて心配しまくりだったであろう東悟の姿をもうちょっとじっくり見たかったなぁლ(◕ω◕ლ)
受け攻め両視点が入れ替わりあるのですが、なんといっても攻め様である東悟視点が楽しい。
最後の方の、鈴音を手放そう、と思い切る辺りとかが私的に最高に萌えです(≧▽≦)
今頃になって、遅いんだよ!たっぷり後悔しやがれ!(✧Д✧)
2人して相手を開放しなきゃ、と思って決別を決めるすれ違いもきゅんです( ´∀`)
イラストは高星麻子先生。
優しいイラストが、お話の雰囲気ぴったりでした(^^)
再読。
作品の本質に触れるネタバレをしておりますのでご注意を。
こちらの作品、色々やらかした攻めが自分の過ちに気付き、後悔する描写にこちらの心臓もギューっと切なくなる作品です。
私、可南先生の書かれる攻めザマァ的な展開に激しく萌えます。
本編とショート「新婚夫婦のその後の話」が入っております。
本編は基本的に鈴音(受け)視点で進み、時々、東悟(攻め)視点も入ります。ショートは東悟視点。
このお話の主人公である東悟×鈴音の2人は、恋愛をすっ飛ばして、出会いからそう時間も経たぬ間に養子縁組をし、鈴音は東悟の実質的な妻となります。
相思相愛の丁寧な恋愛描写の後に、なかなか攻めに対して、ざまぁみろとはならないですしね( ´ ▽ ` )笑
最初に恋愛描写は無くても、鈴音は東悟が大好きです。大財閥の白河グループの総裁の孫であった鈴音は大事にされるあまり自由も無く育つのですが、浅草や花見に夏の花火と、鈴音の世界に新しい風を吹きこんでくれたのは東悟だったから。
それに引き替え、後に理由は色々分かってくるものの、結婚(養子縁組)をしてからの東悟の態度の悪いことっっ!ε-(´∀`; )
しかし、東悟に対して悪感情を持てば持つほど、後に、ざまぁみろ〜♡とスッキリしますからご安心を。笑
絡まった糸が解け、気持ちの通じあった2人は、あまいです!あまあまです!
なんだかんだ言ってもやっぱり、あまあまの2人を見るのが幸せ(〃ω〃)
鈴音が健気な頑張り屋なので、健気受け作品としても楽しめると思います♪
財閥の跡取りで深窓の令嬢みたいな受けと、その後見人となった攻め。
ところがいきなり「伴侶」となり、初夜も済んでいるという事後報告のような展開に呆気に取られましたが、何よりも攻めの東悟の人格の変わりっぷりにビビりました。
出会ったシーンは好印象だったのに、妻となった受けが体調を崩して1ヶ月近く寝込むことになったのをきっかけに、冷たい言葉を吐き邪険に扱うようになるんです。
不安になった受けの必死の問いかけを鼻で笑い「お前が知る必要はない」「この結婚はママゴト遊びの延長」「面倒なことをいちいち口にするな」といらただしさを隠さず突き放す。
ムカつくぅぅー!!!
尊大な口の聞き方もそうだし、そもそも「お前」呼びもムカつく。
BL的お約束として、冷たい言葉の裏側を読むべきなんだろうなとわかっていても、それでもなんだこいつ!と思わずにはいられない口の利き方。
「ぶっきらぼうでそっけない」という言い訳では通用しないレベルだし、萎縮しまくりの受けの姿にモラハラ夫‥‥という単語が何度頭をチラチラしたことか。
そして根性ひん曲がった女狐まで登場して、受けに嫌がらせをするんです。
しかもその女狐は攻めの大学時代からの友達とやらで、彼女の育ちの良さと有能さを攻めは買ってるんだけど、彼女の本性を見抜けない攻めにこれまた腹がたつ。
そもそもあんな女狐を信用してる時点で、攻めの人の見る目の無さが露呈してると思うし、魑魅魍魎とした輩が蠢く財閥のトップとしてやっていけるんだろうか?と思ってしまった。
ついに受けが逃げ出してしまい……という攻めザマァ要素もあるんだけど、もっと懲らしめてやってもいいのよ!!と思ってしまったし、なんでこんな攻めの事が忘れられないんだろう、世間にはもっといい男がいっぱいいるよ!と思ってしまったのだけど、まぁ、受けがあんな男でも好きだって言うなら仕方ないよね……と己を納得させながら読みました。
でも、ようやく溺愛攻めとして覚醒した終わりのほうは良かったし、通い婚でも仕方ないな……と己を納得させようとしている姿は可愛くて良かったです。
(でも、もっと早く覚醒しやがれ!と思ってしまった。)
そしてぽやぽやしてた世間知らずな受けが、攻めの元から飛び出して逞しくなっていく姿が良くて、それがあったからこそ本を投げ出さずに読み終えることができました。
2016年刊。
年の差新婚カップルのすれ違いとはいえ、受けの健気さに救われる部分と、攻めの胸糞悪さに腹が立つ部分との振れ幅の大きさに驚いた。
鈴音は祖父が亡くなった直後に一月ほど寝込んでしまい、それを機に東悟が豹変したのを悟ってしまう。
次第に奥様とは名ばかりで全然役に立たないと打ちのめされていき、家の中で孤立しているのを感じた鈴音は遂に飛び出してしまうが、いざという時に彼を見守る的人物も存在しているのでほっとできる。
つくづく秘書の佐々木と、農家のフジおばあさん、竜平に感謝だね。
肝心の鈴音自身も、てんで未熟で世間知らず苦労知らずだったのを反省して、フジおばあさん家で住み込みで働くうちに食の好き嫌いを克服して、身の回りの事を少しずつ覚えていくといった変化が大きい。
優しい性格は変わらずで、この鈴音の健気さが、愛情表現の乏しい東悟と亡き祖父に対してのムカつき具合をカバーしていると言っても過言ではない。
しかし東悟も鈴音の祖父も、面と向かって人に優しく出来ないからって言い分では済まさないでほしい。
多分、元からの性格に意地の悪い要素があったんじゃないかな。
あれでは気の弱い家族を追い込んで委縮させるのも無理はない。
そもそも、本当に大切にしてほしい存在である鈴音を後継者候補の東悟に託すって時に、真剣に「後は宜しく頼む」と頭を下げられないなんておかしな爺さんだよ。
ともあれこの話、鈴音の成長物語として読めるのが何よりの支えだ。
作家買いで読み始めたものの、
受けの見事な深窓の令嬢っぷりに萌えられるか不安だったのですが
予想に反してめちゃくちゃ萌えました!(∩´///`∩)
というのも個人的マイブームは「受けに冷たい攻め」!
攻めが(愛情の裏返しミエミエの)酷い態度を取る度に激しく萌えるし、
受けがそのたびに深く傷つくのが傷つき萌え属性にドスドス刺さるし、
泣けるシーンでもないのに涙ダバダバさせながら読んでました(;///;)
冷静に考えると萌えで泣けるって完全に変なスイッチ入ってましたね;
でもそんなハイ状態まで上げてくれた作品になりました♪
ーーーというわけで。
受けは大財閥の直系唯一の跡取り。
けれど世間から隔離された状態で純真無垢に育てられ大財閥のトップを仕切る器はありません。
ワンマンで財閥を築いた祖父は他界する前、世間知らずの孫のために後見人を付けていました。
後見人が攻めになります。
受けにとっては初恋の人であり、祖父の死を癒やしてくれた頼りになる人です。
けれど実際は弱みにつけ込まれた取引によって財閥と孫の面倒を引き受けていました。
そのことを受けは知りません。
ただ純粋に片想いが通じたのだと、自分を生涯の伴侶に選んでくれたのだと、信じています。
入籍後は優しく接してくれた旦那様。
その態度は次第に変化し、受けにだけ冷たい態度を取るようになってーーーと展開します。
いや~~序盤は攻めが酷い!(激萌)
世間知らずを小馬鹿にしたようにもみえるし、
子供扱いするのも小馬鹿にしてるようにみえるし、
ただ黙ってニコニコと家に居ればいいってなんじゃそりゃーーー!?!?(怒)なんですよ。
そして受けが話しかけてもウンザリした風にため息ついて、突き放した態度ばかりとって。
ムカツクの極みなんだけど、愛情の裏返しが感じ取れるのですね。
ただの不器用で、臆病で、素直になれないがゆえの冷たい態度が萌える///
受けは愛情の裏返しに気付かず。(そりゃそーだ)
攻めの態度に心を痛めながらもなんとか一緒に生活を続けている状態です。
そして祖父との「取引」を知って現実に打ちのめされたのがトリガーとなり家を飛び出します。
深窓の令嬢が世間へ飛び出し、痛みを知り。
優しく厳しい人と出会い助けられグングン成長するのに涙・涙。
攻めの重荷にならないよう自立を目指す健気受けにキュンキュンしました(;///;)
で、受けに逃げられた攻めの焦燥たるや…w
顔には出さないですけどね、相当こたえたのが言動の端々にチラチラとw
これがめっちゃ萌えるのですよ~~~~!!!
逃げた受けを家に連れ戻したあとがホンマもう萌えのオンパレードでした///
家出の件がトラウマなのか一緒じゃないとよく眠れない状態になり、
受けと接する人間全方位に嫉妬しだす始末w
素直になれないくせにダダ漏れてる攻めがなんか可愛いです(∩´///`∩)
そしてようやく大切にする余り人形扱いしたことを反省し、
受けを自由にさせてタイトルの"通い婚"が始まります。
これがまぁ一緒に暮らしてた頃よりも仲の良い夫婦にみえるのですね。
けれど気持ちの上ではまだすれ違ってる状態。
夫婦なのに両片思いのようでキュンキュンしまくりでした(;///;)
最初は不器用で冷たい態度しか取れなかった攻めが
素直になるとめちゃくちゃ甘くて溺愛が溢れ出したのも最高…!!!
深窓の令嬢だった受けの成長も好感が持てて良かったです。
時系列の飛び具合は"ん?"と引っかかる部分は正直ありました。
評価は萌え×2と悩むとこですが自分でも意味分からず萌え泣きしたのを加味して神評価です。
東悟のぶっきらぼうさと栞の意地悪と敵意に前半は何度も読むのをくじけそうになりました。
東悟はぶっきらぼうで不器用すぎるでしょ!
もう鈴音が不憫で可哀想で。
東悟から伴侶にと言ってもらえたのに実は取引だったの契約だったの言われて、でもきちんと説明もしてくれず。
顔を合わせば不機嫌になり邪険にされ鈴音が可哀想で可哀想で。
フジさんの家で生き生きと農作業したり生きる術を身につけていくのは良かったです。
しかし後半から最後にかけてやっと東悟の想いがわかり、愛さなければ失って傷つくこともないと、鈴音に対する気持ちをおさえ、鈴音が風邪で寝付けば弟の事を思い出して早く寝ろと怒り。
守ってあげて何不自由なく過ごせるように実は心配していて。
もうわかりにくすぎ!これで実は初めて会った時から好きだったと言われても。
栞や東悟からさんざん傷つけられ存在意義を否定され東悟は無理矢理自分と結婚させられたと思い込まされて。ただの人形でいるしかないと。
最後は甘々で想いも素直に通じ合わせてやっと幸せにイチャイチャ夫婦らしく過ごせます。
もう、これは読者がMを求められてるのか?と思いました。
通い婚の意味が最後にやっとわかります。
はぁ、長かった。けど最後まで読めて良かったです。
結局両思いの長いすれ違いだったんですね。長すぎるわ!
電子書籍版を、購入。
挿し絵なし、あとがきあり。
攻めザマァなお話を読みたくて、手に取りました。
レビューや評価が散々だったので、かなり迷いました。
花嫁ものって得意じゃないんだよなーと思いながら、あちらこちらに埋め込まれているらしいイライラポイントに備えて心の準備をしながら読み進めました。
あれ?
あれれ?
全然、イライラしない。
それどころか、萌え……??
甘々展開のため、攻めザマァは、私の求めていたレベルではなかったけど、ちょうどいい感じかな?
最近、ハードなものを読んでいたせいかイチャコラ系に飢えていたみたいで、よい感じに補給させてもらいました。
満足です。
ありがとうございます。
主人公の鈴音が自分の家と東悟の家と家出先の家を行ったり来たりします。「え?今ドコ?そこドコ?」と少々戸惑いながら読みました(笑) いつまで経っても「通い婚」な展開にならないので、旦那様は一体どこに通うのだろう…と思ったり思わなかったり。
その行ったり来たりの間に、二人は何度もイイ雰囲気になってあまつさえ自分の想いを告白している気がしたんですが…違いますかね。なのに最後の最後に「はッ…まさか、両 想 い!?」みたいな感じで描かれているのがどうにもピンと来ませんでした。まあ検証するために読み返すこともないですが。
攻の東悟のこれまでの態度は一体なんだったんでしょうね。こちとら腐女子なので察しながら読みはしましたが、ロジカルな描写はなかったように思います。
分かりやすい「イヤな女」が出てくるのが面白かったです。個人的に、彼女に★1つプラスです笑
他のお姉さまの攻めさんぼろっかすレビューで大爆笑して、
読みたかった本。
最初に「むかつくで」と聞いていたためか、
思いのほかムカつかずに無事、読了(笑)
攻めさんは確かに、あんたな、もうちょっとものは言いようやろ
と思いましたが
それよりなにより腹立ったのが、女子!
同性やと思うだけで、嘆かわしいふるまいをする女子が出てきます。
私は女子が出てきても全然平気な方ですが
今回の女子だけは嫌悪感でいっぱい。
やだやだ、こういう女子にだけはなるまい。
受けさんも最初の野菜ぎらいという部分でムカ。
食べ物を粗末にしたらあかん!ほんま子供か。
家政婦さんも家政婦さんじゃ、こら、受けさんを叱らんか!
と小姑のような私・・・
各種登場人物にいろいろムカついた本でした。
救いようない終わり方 というわけではないのですが
各種人物設定が好みじゃないもの多すぎて、中立・・・・・。
あーちゃんさま。
お読みいただけたようで、ムカつきを語り合えるのがうれしいです。(笑)
攻めの女友達、ムカつきますよねー。受けへのイケズも攻めへの媚びも、あと攻めの「彼女を信頼して任せている」的な態度が本当にムカつきました。
他のキャラも、見る目を養ったりもうちょっと成長してほしいな。
攻の東悟は、学生時代に友人と会社を立ち上げたうえ、頑固者で有名な鈴音の祖父源一郎からお墨付きをもらったほどの敏腕経営者。
かなりデキる男のはずなのですが、語彙がアレで大事な場面で鈍感だったりします。
以下、結構なネタバレですので、まだ読んでいなくてこれから読む予定の方はご注意を!
最初に二人が出会った時点で、赤い実はじけたということを理解し東悟の言葉の裏側を読み取れば、このストーリーがわりと序盤からあまあまな事に気付くかと思われます。
「先に寝ていろと言っただろ」は“また体調を崩してしまうといけないから早く休みなさい”
「あまり子供じみたことばかり言うな」は“あまり可愛いこと言われると押し倒したくなるからやめてくれ”
「今後も俺の隣でにこにこわらっていればそれでいいんだ」“可愛い鈴音が笑ってくれるだけで幸せだよ”
と、いった具合に東悟のセリフを変換できたなら、もうこっちのもんです!(どっちのもん?)
いつもはソツなく振舞っているであろう彼が、好きな相手の前ではまるで思春期の少年の様に不器用になるのはとても可愛らしいです。
鈴音も、フジのおかげで箱入り息子から脱皮したので、これから立派な社長夫人として成長していくことでしょう。
最初から最後まで、私好みのストーリーでした。