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ougon no tsugai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
小説ですがオメガバースです。オメガバースでいうαがインペリアル、Ωがコンセプションという名前で呼ばれています。
コンセプション(Ω)のワスレナ(受け)は、親に捨てられ死にかけていたところを拾ってくれたディンゴを神と崇めている。しかしディンゴはインペリアル(α)を害するテロ組織の長で、コンセプションであるワスレナは実験道具として拾われたに過ぎなかった。実験名目でディンゴや組織の構成員たちに犯される毎日だったが、ある日組織はインペリアルの頂点に立つ一族の捜査により敗走。その際ディンゴに見捨てられ、放置されたワスレナは、一族の総帥三兄弟の三男、シメオン(攻め)に捕らえられる。ディンゴに忠誠を誓っているワスレナは、実験の一環のようにシメオンと無理やり半身誓約を結ばされ…。
いや、すごく楽しめました。読みごたえがあってとても面白かったです。
オメガバース好きな方にはもちろん、間の楔とかがお好きな方はきっと楽しめそうです。
最下層の「孕む存在」である、犯罪組織の構成員だった受け。その受けが、支配者階級のインペリアルの中でも頂点に立つ一族の、そのまたトップ3である攻めのものになるストーリーです。
攻めは研究者で、研究のことしか頭にない朴念仁。インペリアルはコンセプションの発情には逆らえないのですが、なぜかこの攻めはコンセプションのフェロモンは効かない体質です。受けのことも研究対象としか思っていません。
なのに受けを抱き、無理やり半身誓約という契りを結んでしまいます。もちろん受けは激怒。でも攻めは朴念仁なため、なぜ受けが怒るのかもわからない。そこから受けと攻めの丁々発止のバトルが始まります。
権力と頭脳と美貌を兼ね備えているのに、天然で寡黙で、自分の感情さえわからない攻めと、元の主人に操立てしているのに無理やり攻めのものにされちゃった受け。なのにだんだんと近づいていく2人の距離。攻めの兄とその片翼(オメガバースでいうつがい)との2カプでの絡みやエロもすごく楽しかったです。
そこから事件が起こるのですが、ちょっと事件が駆け足だったのと、ラストの「実は片翼だった云々」の設定がよくわからなくて、そこだけが少し残念でした。
でもそれ以外はすごく面白かった。エロもいいし、受けと攻めのエロ未満のやり取り、「お前を抱きたい」「…嫌だ」「…」(攻めショボーン)は萌えの極致。BLとしてだけでなく作品のレベルはとても高かった。
個人的には迷わず神評価です。
はるぽん様の間の楔が好きなら楽しめる、というレビューに惹かれて手に取りました。
ありがとうございます。私にはとても好きな作品でした。
ほぼオメガバース設定だけど、つがいを解除できたり、ちょっと変えてるんですね。
この解除できるっていうのが、今回の大事なところだし。
無理やりつがいにさせられて、受け様のワスレナは初めはやげやりだったのに、根が真面目でいい子だから、真面目というか四角四面で真正直なシメオンに少しずつ情がわいてくる。
シメオンはどうみてもワスレナに惚れてるんだろ、という言動をとっているのに、自分の気持ちに気付かないであくまで研究のため、というなんてことをほざいてて。
俺様なくせに、抱きたいと言って嫌がられたら大人しく引き下がってるし、大事にしてるって事だろ、とシメオンの兄カップルから見れば丸分かりの事なのに、自分じゃ全然気付いてなくて。
一度失ってから、ワスレナの覚悟とかを知って、ようやく自分の気持ちと向き合うことができて。
もう一度、今度はつがいになることを受け入れてもらってよかったねぇ、でした。
ただ、このメインカップルの2人のえちシーン、最初の無理やり、お兄ちゃん達にあてられて、解除する際の無理やりの3回あったのですが、本当の恋人、思いを通じ合ってからのえちシーンがなかったんですよね。
最後、らぶらぶえちシーンがほしかったー。それだけ残念でした。
はじめまして。
レビュー読んでくださってありがとうございます。この本、面白いのに他の方のレビューが入らなくてうずうずしてたので、読んで気に入っていただけて本っ当にうれしかったです。
最後のラブラブエッチ、読みたかったですよね! 最後が駆け足だったのがもったいなくて。あと50ページくらいあったらよかったのにな〜と思いました。
予備知識なしで読んだので似てる設定だなぁと思っていたら、挨拶やあとがきで「オメガバースがベース」とあって納得でした。言い換えただけのそのまんま設定です。
最高級のインペリアル(α)であるシメオン(攻)が、コンセプション(Ω)のワスレナ(受)に一目ぼれの自覚がないまま独占欲とか示すのがお約束ではありますが、私は読んでいて楽しかったです。敵味方同士というのも良いし。実は片翼(運命の番)なんだけど、思っていたほどドラマチックじゃなくてあれ?みたいになるのも面白かったです。
ただ、ワスレナがディンゴという攻め以外の男に、切望して抱かれる場面があるので、そういうのが苦手な方には向きません。私も最初はともかく、別れたとはいえシメオンに出会った後も抱かれているのはちょっとなぁって思ってしまいました。
オメガバースは色々読んでみたのですが、もっぱら漫画派で
しかも神評価のものはほぼ漁ってみたのですがイマイチはまらず……
設定は好きなんだけどなー、残念だなぁと悶々してたんですがどうやら小説のがいいらしい……
てか合うらしい……
なのでこちらを選んで読んでみました
初読み作家さんです
読みながら、ちょいちょい気になる文章がある……
なーんかピタッと嵌らない……
なんか、どこがと言いづらい……
例えるなら出来上がった作品に別の人が書いた文章が1行混じったみたいな違和感……
なんか、微妙に外される感じ
なので中々感情移入出来なかった
受けが、攻めの気持ちを分かっていながら恩人のディンゴを助けるとことか『うわぁ!やっちゃったよ!』ってハラハラしたのに、攻めから一方的にされた半身誓約の解除で受けたであろう切なさとかが、ぜんっぜん伝わってこない
攻めも受けを手放した後の後悔や葛藤の描写が圧倒的に足りなさすぎる
そこはもっとすれ違ってお互い苦悩してって言う切なさが盛られないと萌えないだろーが!と吠えてしまった
そう、設定もキャラもいいけど圧倒的にすれ違いや苦悩と言った切なさとか苦しさの萌えが足りない
なんの為に盛り上げたんだよガッカリだわ!と思いました
あと、攻めのお兄ちゃんセブラン、うるさい……
ギャンギャンうるさい……
セブランの番、カイはガラ悪すぎる……
偶に昔の口調が出るのはいいと思うけど出し過ぎ……カーストトップの番なら、もう少し品が欲しい……
エチシーンもね、もう少し淫猥に描いて欲しかったー
ちょいちょい不満の残る作品でした
続刊買ってるけど読まないかも……
後、表紙と中の挿絵の違いスゴイ
挿絵のクオリティ低すぎる