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fukushu no kase
元いじめられっ子(攻め)が、元いじめっ子(受け)に復讐する再会モノ&サスペンス。
アンビバレントな心理描写に注目です。
日本人とアメリカ人のハーフで、13歳のとき日本の小学校に転入したアーサー(攻め)。
3歳年下の同級生たちと打ち解けられない中、唯一仲良くしてくれたのが臨(受け)でした。
しかしある日を境に、なぜか臨はクラスメイトと共にアーサーをいじめるように。
その後、大人になったアーサーは、ペットシッターとなった臨と偶然再会。
愛犬の世話を依頼し、接点ができたことを利用し復讐を開始するという展開です。
子どもの頃、臨ら同級生に性器や肛門にいたずらされたり、音楽室に閉じ込められ失禁させられたり…と、なかなか酷いいじめを受けていたアーサー。
そのトラウマを原動力に、臨に対して行う復讐内容も(性的に)なかなか過激。
ネットで男たちを雇い、臨を電車内で痴漢させたり、
臨をワゴン車に連れ込んで強姦したり、
自慰を強要し、その姿をネットで配信したり……
もっともインパクトがあったのは、
臨に首輪とアナルプラグをつけ、全裸で外を這わせるというペットプレイ。
トイレを我慢させられた臨が失禁してしまうシーンに、アーサーが子供の頃受けたいじめの回想がリンクして、復讐モノならではのカタルシスが感じられました。
受けザマァ展開なので可哀想とは思いませんが、妙に反応の良い臨は元からゲイなのか?当時のいじめは、何か事情があってのことなのか?アーサーの正体に気づいているのか?等の謎がポイント。
アーサーが臨に正体を明かしてからの展開には特に注目です。
ネタバレは避けますが、二転三転する心理描写に読み応えがあり、一筋縄ではいかない関係性の変化が興味深いです。
予想がつく部分もありますが、いじめを扱った作品として、ありがちな和解パターンに持っていかなかった点は好み。
ちょっとやそっとでは変われない人間のどうしようもない部分がありのまま描かれており、屈折した愛の形が読後に強いインパクトを残す一冊でした。
好きな作家さまなので読みました!
いじめられた側が、攻めさまに。
で、いじめた側がなぜだ?!受けだよ!
ん~~~。
かなりな、エロい復讐なんだけどごめんなさい!
中立へポチリ。
何故か?
何故なんだろうか?共感や、愛が・・・。