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なんでお前、俺のケツ揉んでんの?」 「だ、だってそこに先輩のお尻があるから」
kouhai ga me wo awasetekuremasen
ヘタレワンコと男前受けの小説が読みたいなぁと詳細検索で調べてヒットした作品がこちら。
タイトル通り、攻めの主税は受けの航流と目を合わせることができないんです。
航流はメデューサか?!目を合わせたら死ぬのか?レベルで避けています。
だから航流は主税から嫌われているんだと思っていたんだけど……。
勢いでうっかり告白してしまった主税。
それを男前受けならではって感じでOKし、とりあえず付き合うことになったのに、ある日を境に再び航流を避けはじめて……。
主税の態度に「もう俺のこと好きでもなんでもないのかも……」「別れてあげるべきか」と悩む航流の姿に、最初違和感を抱いたんですよね。
男前受けなら「てめーなんで避けるんだよ?」的にモノ申すべきだろ!と。
だけどそうできなくなってしまった理由に萌えました。
「男前受け」はどこまでいっても男前路線でいってほしいと思ってたんだけど、たまにはこういうのもいいなーって。
目を合わすことに慣れるためのあれこれがすっごく可愛くて、はたから見ればただのいちゃこらバカップル状態なところが良かった。
「毎日数分間見つめ合う」だの、攻めの膝に乗っかる膝抱っこが定位置とか、かわいすぎます。
後半に攻め視点が収録されていて、そこが好きなので萌萌で。
ヘタレ後輩攻めの、男前先輩受け。
見つめることと、映画を撮ることを重ね合わせた設定は面白くていいなと思った。
好きだからこそ緊張して目を合わせられなくなってしまう川崎と、好きって言われて自分も好きだって確認したはずなのに目をそらされてしまう久地のすれ違い。
お互い勝手に自己完結してすれ違っているわけだが、とってもじれったい。
川崎はヘタレすぎだし、久地は痴漢の件といい無自覚すぎ。
目に映るものとその内面にはギャップがあるのだよっていう話だと思うので、もっとはっきり絵で見たい、挿絵じゃ物足りない。
これ、たぶんコミックで読んだらもっと萌えたと思う。
ストーリーはまあまあ面白かったです。内容はかなり軽め。先の展開が容易に分かってしまうのが残念でした。
あと痴漢設定を推している理由が上手く掴めませんでした。個人的には痴漢の下りがなかったらもっとスッキリしてて面白かったんじゃないかと思います。
あと、攻めの名前がキラキラネームとは違うと思うけど、明らかなあて字という感じでモヤモヤしました。どうしても「主税(しゅぜい)」って読んでしまうので所々萎えてしまったのでこの評価です。
キャラクターそのものは2人ともとても可愛いかったので、お名前で微妙な気持ちになってしまったのはちょっと残念でした。
大学で映画研究会に所属している航流(受け)は、可愛がって懐いていた後輩・主税(攻め)にここのところずっと避けられている。他の部員とは仲良く口をきく姿に、嫌われたのかと思って悲しくなったり腹が立ったり。しかし合宿中、不慮の出来事で密着してしまった時、耳元で「好きです」と告白されてしまい…。
好きな子と目を合わせられない年下攻めと、やんちゃで元気な美少年の先輩受けの話です。
なかなか煮え切らず、本の半分くらい延々とウジウジしている攻めにイライラはしてしまいましたが、初々しく、可愛い学生ものでした。20年くらい前は割とこういうタイプの、ひたすら受けと攻めとの気持ちのすれ違いのみで話が進む学生ものBLが多かったので、ちょっと読んでて懐かしい気持ちにもなりました。
恋人として付き合うようになってからも目を合わせられないので、受けをお膝抱っこしたり(体格差が素敵)、見つめ合う練習をしたり、ひたすらデロ甘いバカップルです。
ここからはきっとずっとデロ甘、と思ったのに、いったんくっついたあとにまた同じような「目が合わず、避けられる」展開が始まり、ちょっとイラッとしました。
でも受けの尻を揉む攻めは面白かったな。
大学三年で映研に所属している航海(わたる)は
一年下の主税(ちから)と仲が良いと思っていたのに
いつしか会話もままならなくなり
自分にだけ素っ気ない態度が気に入りません。
11月の川べりのロケでふざけられた際
びしょ濡れになってしまい寒さに震える時
さっと毛布を持って来てくれ、
毛布が足りない為一緒にくるまると
抱き締められ「好きです」と告げられます。
その後アクションを起こさない主税に焦れた航海は
自ら主税のアパートにのりこみますが…。
主税がtoo shy shy boyなんだろうなとは
勿論予想していたんですが
(お若い方々は知らないかもしれない)
無口で無愛想な年下男子が攻めだと思っていたら
意外なほどにワンコだったので
勝手に驚いてしまいましたww
ムッツリも大歓迎ですし
年下ワンコ攻めが大好きなので
ラッキー!!……のはずが……。
すみません、航海が二十歳過ぎてるのに
わざとにしても「やーいやーい!」とか
「ばーかばーか!」って言っちゃうタイプなのが
ちょっと萌えられなくて……。
元気印のやんちゃ系なんでしょうし
ざっくりしていながら主税の事は特別だから
悩んでしまうというギャップが良いのかもしれません。
ただ私の好みではないというだけですごめんなさい!
でも実際の二十歳過ぎ男子って
まだまだこれくらい子供なんでしょうか…??ww
主税を(というか同性全般を)恋愛対象と見てなかったわりには
恋人になってもまだ顔をちゃんと見てくれないからといって
いたずら心がおきて主税の顎に自分からキスとか…するかな?
主税の反応を楽しみたい気持ちはわからなくないですが
そこまで積極的になれるんだろうかと
気になってしまいました。
あと、主税が航海をめちゃくちゃにしてしまいそうで
触れるのを拒むあたりは
航海にしてみたらそりゃ傷付くから
ちゃんと話した方が良かったんじゃないかなって
私は思ってしまったんです。
これって当事者にしてみたら
「そんな事言えないから!!」なんだろうか…。
だって大好きな人を悲しませるよりは…
なんて言ってたらすれ違いも生じないかww
電車内での痴漢エピソードは身の毛もよだつ!!
ただお尻を触ったってだけじゃなくて
〝プレゼント〟を……
おぇえええあああ気持ち悪い………。
映研の皆が協力してやっつけてくれたのは良かったですが。
航海はわりと面倒見もいいし
一生懸命なところもありました。
主税視点のSSが思いの外可愛かったので
ちょっとおまけの萌えです☆
主税程のイケメンでも付き合うのが初めてとは
嬉しいようなありえないようなww
作家さん買い…ということと、表紙が可愛かったので
ポチリして予約買いしました。
内容は、前作とは打って変わって「王道」!!です。
きっと誰でも安心して読むことができるのでは
ないでしょうか。
王道過ぎて、ところどころ「えええーっ、そんな!」と
思わないでもないですが、物語は期待通りに
進むと思います。
◆◆◆
≪CP≫
体育会系で不器用な大学生 × 小さく可愛いツンデレ大学生
攻めがいつも目を合わせてくれないことにモヤモヤしていた受け。
「嫌われているんだ」と勘違いしていましたが、
いきなり告白され、受けは躊躇することなくOKします。
しかし、付き合い始めてからも、攻めは目を合わせてくれません。
やはり自分は嫌われているのではないかと
受けは落ち込みますが……?
----------
今回のカプは、攻めもカッコイイ系美形なら受けも可愛い系美形。
外見の釣つり合い具合は、文句なしです。
攻めが告白したら、受けはストレートにも関わらず、ためらいなく
付き合うことを決意。
ワンコ後輩 × ツンデレ先輩の攻め受け。
ワンコ攻め・年下攻めが好きな私としては、よだれが出ます。じゅるり。
物語は全てを裏切らず、予想通りにどんどん進むのですが、
あまりに、こっ恥ずかしい台詞や行動の数々に悶え苦しみます。
王道だろ、予想できるだろ、次の展開……!!
と、思うのに、この萌え!
結局、攻めが何故目を合わせないかと言うと、
「好きな子と目を合わせると、アワアワしてしまって、緊張するから」
という、可愛い理由で、
それが分かった後、攻めが受けと目を合わせないように、
抱っこするように座ることが日常になったり、
見つめ合って、どれだけ我慢できるか2人で練習したり……。
もう、この辺りはあまっあまです!
アイスクリームにシロップと砂糖をかけたぐらい甘い!
さすが、王道CP!
エッチシーンもあまあまです。
「部屋の明かり、暗くして」と言うのが「攻め」というのが笑えます。
それは普通、受けの台詞だろーー!!
そして! おおお、挿絵のアングルが!!
エロい!
これは一見の価値ありです。
あとがきで知ったのですが、この物語は電車での痴漢を書くというのが
発端で物語が出来上がったそうで……。
そこらへん、私は殆どスルーしてました。
あんまり印象に残らなくて…。
スンマセン。
◆◆◆
いやー、王道ってやっぱりいいなぁと再認識させられた物語でした。
王道好きには、是非ともオススメしたい作品です。
私も王道は大好きなのですが、ストーリーが笑ってしまうほど予想通りに
サクサク進むものですから、うぅむ……と唸りそうにもなります。
もうちょっとひねって欲しかったかな、というのが希望。
王道は大好きですが、あと一歩だったと思う作品でした。
最初から最後までタイトルのとおり「後輩が目を合わせてくれない」のが一貫してテーマとなっていてアッパレ。後輩が片思いしていることを示しているのかと思いきや、両想いになっても「目を合わせてくれない」状態なのに驚き。これで話が進むのかと心配するもちゃんとラブラブに落ち着くのが素晴らしい。
ワンコ後輩×天然先輩の作品。先輩の天然ぶりがかなりのレベルで社会人になって生活していけるか、ちょっと心配になってしまった。
明るく楽しく読める1冊。