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iro no midare
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「艶悪」「艶恋」に続く3作目。
艶恋から2年ほど経過した話で、今回は東原が893になるきっかけとなった過去が明らかになります。
そしてその過去の因縁から命を狙われるのですが、今回は事件よりも、東原の過去にスポットが充てられていて東原という人間の人となりが分かる作品でした。
(やはり東原は魅力的!)
また、遠野さんが艶シリーズのテーマは「変化」とおっしゃっているとおり、
二人の関係はどんどん深いものに変化してました。
ちょっとしたことでは動じないほど貴史は成長しているし、
東原も貴史に対して素直になってます(笑)
本当にお似合いの二人です。
スナイパーとして初登場した武藤も味があって良かったです。
情熱シリーズ『艶』編の第三弾。
『ひそやかな情熱』シリーズの佳人もたびたび登場します。
あらすじ:
体だけの関係に始まり、最近ようやく心を通わせつつある弁護士の貴史(受け)と、香西組若頭の東原(攻め)。
ある日、東原が何者かに襲われる事件が発生。
首謀者は、東原が過去に潰した組織の組長の息子のようで…
東原と貴史の両視点ありますが、より読者に目線が近いのは貴史。
兄の死をきっかけに極道の道に進んだという東原に一体どんな過去があるのか?
今回東原を狙ったスナイパーの正体は?
そんな謎に迫る展開です。
東原を殺そうとする人物やスナイパー自身の視点のエピソードもあり、群像劇風の展開が◎
先が読める部分もありますが、彼らがどうやって東原を殺すのか、東原がどう彼らに対処するか、といった駆け引きがスリリングに描かれていてなかなか読ませます。
東原に代わり組長の香西が撃たれたことで、佳人が香西を見舞うという場面も。
直接の会話こそありませんが、
自分を長年弄んだ香西を恨まない佳人の懐の深さや、
佳人を手放したあと誰とも長続きしなかった香西の孤独が描かれており、
長い年月を経ての和解にちょっとグッとくるものがありました。
既刊に出ていたその他のキャラもチラホラ登場。
「His Secret Affection」(『夜天の情事 -情熱シリーズ番外編集-』)に出てきた正宗が香西組の若頭補佐になっていたり、
「艶縁」(『ついの絆―芝蘭の交わり―』)に出てきた千羽が貴史の事務所で働いていたりと、
過去キャラとの人間関係もさりげなく描かれているところが良かったです。
新キャラの武藤もなかなか魅力的。
あとがきにあったように、このシリーズとは関係ないところで彼メインのお話が読んでみたくなりました。
絡みは前半と後半に1回ずつで、そこまでエロエロではありませんが、お互いに心を許した二人の甘いやり取りに萌があります。
既刊の彼らを思うと、よくここまで落ち着いたなぁと感慨深い気持ちに。
東原が、
「俺にはお前が必要だ。俺の傍にいることで俺を守ってくれ」
などとかなり貴史に対し素直になっているところに萌えました。
東原×貴史も遥×佳人もどちらも関係は安定してしまいましたが、このシリーズはまだまだ続くことを願います。
遥×佳人と違って、東原さん×貴史は本当に気になって、
いつも「大丈夫かしら?」とはらはら見守る気持ちで読んでます。
今回は東原さんが危ない目にあうお話でした。勘弁してよ。。。。
東原さん、貴史、佳人以外には下記の方々が。(今回遥さんはお休み)
なんだかいっぱい・・・増えたなあ。
武藤:貴史に妙に絡んでくる、東原を狙うスナイパー。
樺島:東原の同級生、警察庁官僚。エリート街道を歩いている模様。
納楚さん、芝垣さん:東原さんの側役の方々♡シブい!
千羽:ついの絆で登場した超ド級ツンツン美人。
貴史のところで順調に働いているようで安心~
香西:香西組組長、東原についてる。今回受難。
正宗:香西さんとこの若頭補佐。
挿絵話を少し。
カラー口絵は、バスローブ姿の貴史。強気に東原さんを煽ってます(笑)
やるー。結局、その後やられまくってますけど。
武藤の挿絵も2か所あり。愛嬌ある顔をしていて、うーん、これは
まだ出てくる?と気になるところです。
お話は。
ヤさんものなので、刃傷沙汰はしょうがないんですが
お互い大切にするものの優先順位を間違えないようになったようで
少し安心できた巻でした。一蓮托生とでも言えばよいのか?
でもでも、ほんと どっかから優秀な人材が出てきて
東原さんを引退させてくんないかなあ。(シリーズ終わっちゃうからダメ?)
でもそしたら安心できちゃうので、何してもOK!って思います~
病院でもどこでもイタしていただいて結構ですから!