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toki wo kakeru kagi
随分前に購入して何度か読もうと手にはしたものの
出だしの数ページがいまいちシックリ来なくて積んでました;
スッと物語に入り込める本と入り込めない本ってありますよね…?
(たまたま気分があわなっかただけかな(。_。)?)
でも出だしを乗り越えたら面白くなって一気に読み終えました。
出会うはずのない場所で時空を越えて恋愛をする
ロマンのある素敵な恋物語でとても良かったです(;///;)
タイムスリップものなので
個人的にはネタバレなしで読むのをオススメします♪
ー以下、ネタバレ含む感想ですー
出だしで躓いた原因のひとつは多分、キャラクターの覇気のなさ。
周囲に流されるままモデル→俳優へのステップアップする場面なのですが
元々人前に出るのが苦手だとか、芝居がやりたいわけじゃないとか、
何言ってんじゃお前はーー!( `д´)⊂彡☆))Д´) パーン
やる気ないままカメラの前に立ち、その上撮影から逃げだそうとする。
ゆらゆらと芯のない感情が伝わってこちらの気持ちも削がれてしまったかな。
そしてとある現象をキッカケに12年前へーーー。
12年前といっても街中に劇的な変化はなく
タイムスリップした自覚がないまま自宅アパートに戻ると、そこには見知らぬ他人が。
インテリアも全く違う。自分の部屋のハズなのに自分の部屋ではない。
受けは何が起こったか事態が飲み込めずにいると、
部屋の住人(攻め)は深く事情を聴くことなくゆるっと部屋に居させてくれます。
新人俳優だという攻めは当時17歳。オーディションの練習中でした。
受けから見たら年下で芸能界に入りたてで知識もまだ少ない。
それなりに知識のある受けは客観的に色々アドバイスをし、徐々に距離が縮まりーーーと展開します。
萌え属性的な観点で言えば、個人的にすごく刺さったのは
【出会ったときはまだ17歳の攻め】ヾ(*´∀`*)ノ
これが萌えて萌えてしょーがなかった。
受けより幼さが残るのに"圧倒的攻め力"なんですよー!!!
少年っぽさが残る攻めが受けに欲情してるのがもぉもぉ(///Д///)
年下の可愛さ全開で有無を言わさないおねだりが可愛い。
子供だけどすでに攻めと受けの立ち位置がハッキリ見えてニヨニヨしました♪
で。ストーリー展開は現在と過去の時間差が徐々に埋まっていく形になってます。
なので同一人物相手に年下・同い年・年上と3パターン楽しめるわけですよ!!!
おっふ。なんて夢のある話なんや…(∩´///`∩)~3
あらすじでも少し触れていますが、
元の世界に戻ったあとに"現在の攻め"を調べたら既に亡くなっていました。
一体なにがあったのか。
過去から受けが消えたあとはどう過ごしていたのか。
受けは少しでも情報が欲しくて調べに調べまくるのですね。
そして攻めが受けに宛てたメッセージを偶然見つけるのです。
タイムスリップしてきた人間だとは知らず、忽然と消えた受けを探す攻め。
過去からのメッセージは切なくて涙腺が緩みました。
攻めからすれば、突然現われたり・消えたりする受けの行動は不可解だったはず。
けれどずっとずっと再会出来ると信じて想い続ける純愛さもとても良かった…!!!
また、17歳以降の攻めの成長の裏には受けの助言があり、
受けがこれから悩んでぶつかる壁はきっと攻めが手助けする。
時空を越えた出会いのおかげで生まれる成長の形もロマンがあるなと思います。
とりあえず一言。ハッピーエンドでホンット良かった…(;///;)
いわゆるタイムリープもので、滑り着いた過去で出会った少年トキオーー偶然にも自分の芸名と同じ名を持つ彼。役者志望のトキオと腰掛け俳優の主人公とが過ごす短くもお互い深く影響し合う濃密な時間。なのに何の意図か唐突に現在に引き戻され…。この話で面白かったのは実はネットで「時空を超えた」彼らの往信の数々だと思う。「あしながおじさん」の電子版 という例えがいいか?どんどん「ここには生きていないトキオ」に近づくのに決定的に関われない。生きた彼に会うために天の差配は何処でされるのか?それがキーワード「時渡りの狐の嫁入り」 雨降る梅雨時にそっと思いを巡らせて、奇跡の恋の成就を読むのは楽しかった。
雷鳴と共に12年前の過去にタイムスリップして俳優志望の少年 朱鷺尾(芸名トキオ)に出会い2日間の間に大きな影響を与えて元の世界に戻った新人俳優でモデルの良介(芸名トキオ)が主人公です。
過去の時系列で俳優として開花していこうとしている朱鷺と現在時系列で過去に若くして事故死している朱鷺を救いたいと試行錯誤する良介の足掻く姿が中心でしたが、私としては良介の今後のほうにもう少しページを割いてほしかったと思ったので、神萌に一つ足りませんでした。
顔の良さだけでモデルをバイト感覚でしていたが良介が映画の脇役出演することになります。
けれど、台本通りに演じていても違和感があって演技に集中できない。
セルフに引っ掛かりがあり自分ならこうはしないが新人の自分に何も言うことはできないという場面で、この子は脚本家とか監督になりたいんじゃないのかなと思うのになかなかそっちの方面に話が進まなくて焦れったかったです。
人前に出るのも演じるもの自分には向かない、けど何をしたいのかわからないと進路や将来について思い悩むわけです。
それがもう終盤というか残り数ページまで出てこなくて残念でした。
ラジオドラマの脚本の公募とかライバル認定された同級生の女子のからみも悪くはないけれど、学祭の舞台の脚本をトキオに書いて欲しかったな。
学祭のトークショーに出演する朱鷺尾が俳優として興味を持ってたまたま覗いた舞台を見てスタッフの中の一人にトキオをに見つけて…っという運びの方がスッキリする気がする。
そして早く自分の進みたい方向に目覚めていってほしかったです。
タイムリープものです。
雷がきっかけで、12年前にタイムリープしてしまった良介は、俳優志望の少年・トキオと出会い二日間の時を過ごします。
そして仲良くなった矢先に、再び元の世界へ戻ってしまった良介は、トキオが交通事故で死んでしまってもうこの世にはいないことを知ってショックを受ける。
「会いたい人にどうやっても会えない」という切なさが詰まってて、そこがとてもいいんですよ。
この気持ちは恋だとわかったと同時に、その相手はこの世には存在しない人だと知ったとか絶望しかないですよね。。。。
良介のアパートの天井いっぱいに貼られた星形の蛍光シールは、12年前にこのアパートに住んでいたかつてのトキオが貼ったものだったとか切なすぎる。
そして涙にくれながら、タイムリープした時に一緒に立ち上げたブログを探した良介。
すると、その後かつてのトキオがアップした記事の数々があった。
そこには大切な存在「R」が突然消えてしまい戸惑いつつも、Rのアドバイスを胸に俳優への道を進んでいくかつてのトキオのあれこれが綴られていた。
そして「今でもRに会いたい」と綴られた記事を目にした良介は、思わずそれに対するコメントを書き込んだところ、良介だとわかったトキオからコメントがきて……。
(過去のトキオと、現在の良介がブログでリアルタイムでやりとりできるとか、どういうことなんだ?と思うけど、目をつむった方がいいです。
人の生死が変わっても、完璧に整合性がとれてるとかご都合主義なタイムリープなので…。)
初対面時のトキオが17歳で、良介が20歳なんだけど、この17歳の時のトキオがめっちゃ良き年下攻めなんですよ。
将来はとんでもなく良い男になりそうな片鱗を見せつつも、やんちゃで、無邪気で、素直で、かわいくて、若さでキラキラしてるっていうんですかね。
なんかめちゃ眩しいの。
17歳のトキオが超〜印象的だったので、その後の展開には………。
超ネタバレになりますが……
まぁあれこれあって、良介の前に30歳のトキオとして現れるんですよ。
もちろん30歳のトキオも良い男ですよ。
だけど、あの17歳の若さあふれる良き年下攻めにキュンキュンしてただけに、いきなり10歳もの年上攻めへのチェンジに脳内が追いつかなくてですね……。
いや、年上攻めも好きだよ。
だけど、17歳 20歳の次は30歳と飛びすぎというか……。
少年から脱却し大人の男へ少しずつ近づいていく姿が追えていたら、30歳トキオも無理なく受け入れられていたと思うし、一人の男としての完成形を見届けることが出来た!と思えたはずなんだけど、いきなりすぎてなんか戸惑っているうちにお話が終わってしまったわ……。