Krovopizza
koneko no marriage
『スレイヴァーズ』の書き下ろし一篇と、『フリージングアイ』の同人誌四篇(加筆修正あり)をまとめた同人誌。
出来れば『フリージングアイ』にも完全書き下ろしのエピソードが欲しかったですが、内容としてはラブラブな二人を堪能できて満足です♪
■「マリアージュ」
南フランスのアルルで結婚式を挙げることになった冴木と柊一。
柊一の母親にも祝福され、ホテルで永遠の愛を誓い合い…という幸せに満ちた一篇(絡みはありません)。
舞台が南仏ということで、闘牛ネタも登場。
皆で闘牛を見に行くこととなり、出場する闘牛士として、闘牛シリーズの面々(サタナス、フェルナンド、ユベール、ロサリオ)が名前だけ登場しています。
彼らはクラハシ自動車のCMにも出ていて…と、二シリーズの思わぬ繋がりが判明しました☆
柊一の母がロサリオの横にいるイケメンの付き人(レジェス)に萌えているのも、お母さん分かってんな〜って感じでしたw
■「黒猫の秘密」
情事の後、早瀬の寝顔を見つめ、初めて
彼と出会った頃のことを思い出す若宮。
司法修習生として京都に住んでいた頃、旅館全焼事件があり、その犯人とされる早瀬(少年A)に出会っており…
若宮が早瀬を愛する理由、その愛の深さが丁寧に描かれた一篇。
意地っぱりな早瀬の本心もちゃんと分かっている若宮は、本当に出来すぎなくらい良い恋人だと思います♪
■「メルティング・キス」
若宮に恋人ができたかもしれないと誤解した早瀬。
若宮の出張先・北海道を訪れるが、あやうく遭難しかけ…。
早瀬の思い込みの激しさに笑いつつも、その自己評価の低さにちょっとしんみりしてしまう話。
自分のような人間は若宮に相応しくないと思っているところが切ないです。
若宮と会い誤解が解けたあとは、いつものツン早瀬に戻るところもご愛嬌。
クリスマスプレゼントが身体でいいなんて安上がりだと、現実的に考えているところに笑いました。
繊細さと図太さを併せ持つところが早瀬のキャラとしての面白さだと思います。
■「パリからのラブレター」
柊一と仕事でフランスにやって来た早瀬。
ケンカ別れした若宮のことが気にかかり…
ケンカ中なのに若宮にメールを送ろうとしたり、若宮の好きなマカロン店のことを思い出したり…と、何だかんだ若宮のことを意識しまくっている早瀬に萌♪
若宮も、付き合う前の契約通り、ケンカしたら必ず負けてくれる(電話で謝ってくる)ところに早瀬への愛を感じました。
■「子猫のマリアージュ」
早瀬と若宮が、京都の町家で新年を迎える話。
大雪の中、歩いて町家までやって来た若宮。
その愛に感動し、
「今年からはもっと優しくしなければ」
と決意する早瀬に笑いました。
お互いの親に挨拶しに行くことも決まり(このエピソードは同人誌についてきたSSペーパーにて読めます)、何だかんだとてもラブラブな二人。
『フリージングアイ』がお好きな方にはぜひ読んでいただきたい内容です♪