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kemono kaimetsu
17歳にして、関西岩城組三代目組長の廉(表紙で曼珠沙華の刺青を背負った美人)と、若頭の九堂(表紙では廉の後ろにいる浅黒い男、刺青は唐獅子)の容赦ない極道愛、第二弾です。
この巻は表題作の「壊滅」の他に四話あり、全部で五話収録されています。巻末に初出の記載があるのは「壊滅」と「真蛸」の二つで、以外が商業未発表作かと思われます。
「獣・降臨」 廉に出会うより大分前、九堂20歳頃の話。視点はホストの一矢という、この話だけ登場の男。
九堂の非情さが際立ったホラーな短編。
九堂の過去が少し見えてきます。智司という弟がいたこと、弟に欲情を抱いていたこと、非常に不幸な事が起きた結果、智司は亡くなり、九堂は刑務所からヤクザの道に入ったこと、など。
半分ストーカーのようになった一矢の、骨壷破壊からの九堂が恐ろしい。
廉が如何に最初から特別な存在であるかが、よく分かるエピソードにもなってます。
続いて表題作の「壊滅」。
組長として、自由のない生活にうんざり気味の廉。高校に復学したい(あれ?中退してなかったかな?と思ったのはナイショ)と、全く復学にいい顔をしない九堂のやり取りから、壮絶なる話は始まります。
昔の恋人、雅也が再登場しますが・・・雅也のやろー!みたいな感じです。
これはストーリーに触れると、つまらなくなるので、もう一度「壮絶」と述べるにとどめておきましょう。
獣姦あり、痛い描写あり。
「灼熱」 前巻の「続・獣」後のアフターエピソード。
コメディ感があり、甘くもあるのでこちらは読みやすい感じですね。
熱が出た廉を看病する九堂。あくまで九堂流、洋平がいい味出してくれてます。
「真蛸」アフターエピソードのまたアフターな短編。
見どころは、廉とタコです。
とにかく、タコです。
「覚醒」 ラストは、降臨で触れた智司と九堂の哀しいストーリーです。
二巻目はさらに壮絶、劇的。読み応えがありました。